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カテゴリ:大連うまいもの探検隊
インドに来て4日目の今朝、現地時間午前3時頃、ホテルのベッドで寝ていた時、突然、激しい頭痛に襲われました。それも、両側から万力で締め付けられるような、激しい痛みでした。
頭痛は、一進一退を繰り返しました。折りしも便意をもよおし、トイレに立とうとしましたが、全身、力が入らず、起き上がって歩き出すのがやっと。 そのあと、日本から持参した風邪薬を飲みました。すると今度は、激しい吐き気と腹痛に襲われました。頭痛と腹痛の、ダブルパンチ。しかも、吐こうとしても、全然力が入らないから、手も足も出ない! 苦しい吐息をしながら、ベッド脇の室内電話から、保険会社に電話をかける。私の勤め先はインド企業なのに、なぜか、今回の出張で入った旅行保険は、インド国内にコールセンターを持っておらず、結局、シンガポールまでの国際電話となりました。 保険会社によると、私の滞在先・ハイデラバードには提携病院が皆無!だもんで、まず実費を払って、後日清算、ということになりました。インドの医療費って、いくらかかるんだろう?と、不安が頭をよぎる。 ですが、お金を心配する前に、この頭痛をなんとかしなくちゃならない。やっとの思いで、フロントに下り、近くの救急病院に連絡してもらいました。幸い、日本からの同行者が、同じホテルに泊まっていたので、彼に付き添いをお願いしました。時に朝4時過ぎでした。 ホテル前から、インドの三輪車タクシー(オートリクシャー)を頼み、3キロほど離れた、KIMS(Krishna Institute of Medical Sciences)病院へ直行する。なかなか大きな病院で、24時間救急体制があります。 車中10分余りで、病院に着く。だだっ広い待合室の照明は薄暗く、そこに、10名ほどの患者が、椅子に座っていました。そして、それに数倍する数の従業員が(何の仕事をしているか分からないけど・・・)、ヒマそうに座っていました。 しかし私は、救急患者。待合室で待つ必要はなく、何も手続きもせず、いきなり、緊急病棟に通されました。そこには、自動車事故に遭ったと思われる、足を怪我した人が何人かいました。 そして、いよいよ私の診察が始まりました。血圧を測り、血糖値を測り、心電図をとり・・・10分ほどで、すぐ結果が出ました。 診断結果:腹痛(食あたり)による頭痛 (血圧、血糖値、心電図・・・すべて異常なし) 処方:腹痛用の薬(5日分)と、頭痛時の痛み止め 大した病気ではありませんでした。朝食後に、腹痛薬を飲んで、頭痛がひどければ痛み止めを飲みながら、しばらく、ゆっくり休めば自然に回復する、という話でした。 さて、気になる治療費ですが、 緊急診察料:310ルピー 薬代:62ルピー 合計:372ルピー (1000円弱) 結局、日本の街医者にかかるより、安かったんですね。ま、入院したわけじゃないからねえ・・・ すでに、頭痛はずいぶん治まってきました。腹痛もなく、病のピークはもう過ぎたという感じです。 ここハイデラバードは、日本の真夏の暑さ。気候・環境の変化と、時差と、睡眠不足、そして食べ物の変化・・・知らず知らずのうちに、疲労がたまり、抵抗力が弱くなっていたのでしょうね。ま、結果的には、この程度で済んで、よかったのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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