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カテゴリ:東京下町の暮らし
我が家では今日から、ミミズコンポストをはじめました。
コンポスト(Composting)とは、家庭から出る生ゴミ(野菜クズなど)や庭ゴミなどの有機物を、ゴミとして捨てる代わりに、微生物などを使って堆肥化することを指します。日本では以前から、ゴミ減量やエコライフの側面から注目され、家庭や産業で広く実践されてきました。 私自身も十数年前から、落ち葉と生ゴミを混ぜるとか、EMボカシを使うとか、いろんなコンポストを試してきましたが、なかでも一番素晴らしい手法だと思うのが、ミミズコンポストです。これは、文字通り、コンポスト容器のなかでミミズを飼うことで、堆肥化を促進する方法です。 なぜ、ミミズコンポストが素晴らしいのかというと、 ・ミミズは、生ゴミならほぼ何でも食べてくれる(野菜クズが一番いいけどね) ・ミミズの糞は、大変良質な肥料となる ・ミミズコンポストから出る液肥も素晴らしい ・そして何より、環境さえ整えてやれば、ミミズは何倍、何十倍にも増えてくれるから、堆肥の大量生産さえ夢ではない! 私は以前住んでいたオーストラリアで、ミミズコンポストを1年ほど、やっていました。同国では、ミミズコンポストが盛んで、どのホームセンターでも大抵、「キャノワーム」(Can-O-Worm)という、コンポスト容器を売っていますし、ミミズも近所の代理店で簡単に買えます。 これが、なかなかスグレモノなんですね。丸いトレーが何層にも重なり、それぞれに穴が開いているので、ミミズはトレー間を自由に移動できる。ミミズの糞や液肥は、自動的に下のトレーに溜まり、上のトレーに生ゴミを入れてやると、ミミズが食物を求めて、上ってきてくれる・・・メンテナンスがラクだし、それに、ミミズが面白いように増えてくれる。一週間で2倍、3倍増など、当たり前でした。 オーストラリアの家では、庭でささやかな家庭菜園をやっていたのですが、ミミズの糞や液肥のおかげで、素晴らしい収穫になりました。本当に、良いことづくめで、ミミズがペットのように、いとおしくなったものです。 そんな私たちが、日本に引っ越してきました。日本の暮らしでも、やはり生ゴミは出ますし、それにプランターで、いろいろ植物を育てていますので、ミミズコンポストを、やらない理由はない!ということで、今日からはじめてみました。 まず、容器ですが、オーストラリア製のキャノワームを日本で買うと、2万円近くします。そんなにお金をかけたくないので、手作りしました。かつ、できるだけキャノワームと同じ構造にしようと試みました。 1.容器 近所のホームセンターで、手ごろな大きさ工具箱を3つ買ってきて、工具箱の底に、キリで穴を開け、写真のように、二層式にしました(上は、生ゴミを入れる容器で、下は肥料がたまる容器。もう一つは予備です・・・ミミズが増えた時に備えて♪) 2.ミミズ コンポストには、「太めのシマミミズ」が最適とされています。が、東京ではこの種のミミズの入手がなかなか難しかったです。ホームセンターには、ミミズは売っておらず、近所の釣具屋に問い合わせても、コンポストに最適なミミズがない!散々聞きまわった結果、錦糸町の釣具屋「上州屋」で取り扱っていることを知り、早速、自転車を飛ばして買いにいきました(さすが錦糸町・・・この街で手に入らないものはない!)。 お店に行くと、コンポストに最適とされる「ミミズちゃん熊太郎」があるではありませんか!! 一箱610円のミミズを、6箱。在庫があるだけ、全て買い取りました(お店の人も、なぜこんなに買うのかと、驚いてました)。 出費ですが、容器代と小物類(テープなど)が約1500円、ミミズ代が3660円、しめて5000円強といったところ。キャノワーム買うのに比べて、4分の1くらいで済みました。 これで、素晴らしきミミズコンポストライフが、スタートします。楽しみだなあ♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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