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カテゴリ:試行錯誤の跡
カリタやメリタの台形状のペーパーフィルターは、使い方に書いてある通りに折り曲げてドリッパーに合うように広げてセットすれば良いのですが、形が台形のため、カドができてしまいます。
カドのところはお湯を注いでもお湯の流れができにくいため、ちょうどカドのところに入ってしまったコーヒーの粉は、成分が十分に抽出されなくなってしまいます。 そこで、ペーパーフィルターを折って広げたら、フィルタの台形のカドの部分を内側と外側から指で押してカドをつぶして丸めておくと、カドが無くなって無駄になるコーヒーの粉が少なくなります。また、カドをつぶすことでペーパーフィルターがドリッパーになじみ易くなる効果もあります。 実際は、お湯を注ぐとカドを丸めてあっても元に戻ってしまいますから、どれぐらい効果があるのかわかりませんし、これでコーヒーが急に美味しくなるというわけではありません。 それよりも、ドリップ方式では、コーヒーの粉の一粒一粒に均等にお湯が行き渡るように意識して抽出することの方が重要です。ペーパーフィルターのカドを丸めるのは、そのための工夫の一つです。このような意識を持って丁寧に抽出したコーヒーは、確実にワンランクアップしていることでしょう。 追記:厳密には、ペーパーフィルターと接触しているコーヒーの粉は、コーヒーの粉自体がフィルターの役目をしているようなので、ペーパーとコーヒーの粉の境界部分には、直接お湯をかけないで、内側からお湯が浸透するように注いだ方が良いです。 10年以上前になりますが、本で紹介されているコーヒー専門の喫茶店を飲み歩いていた頃の話です。本に書かれているお店の住所を頼りに歩いていくと、普通の住宅地に出てしまい、喫茶店らしきものは見当たりません。同じ所を何回かぐるぐる回った後、ここではないかと思われる所に入ってみました。 そこは、普通の住宅を改造したような小さなお店になっていました。コーヒーを注文すると、上品なおばあさんが丁寧にペーパードリップで淹れてくれました。 ふとカウンターの横の方を見ると、ペーパーフィルターがすぐに使えるようにドリッパーの形に広げた状態で、逆さまに重ねて置かれていました。そのフィルターは、みんな角を丸めてありました。 コーヒーの味は良く覚えていませんが、時間が止まったような落ち着いた空間で、ゆったりとした時間を過ごすことができた記憶だけが残っています。 おいしゅうございました。 コーヒーとは関係ありませんが、岸朝子さんの手みやげガイドブックが良く売れているそうです。 この本を読むと東京には隠れた名品がたくさんあることがわかります。 東京に行ったときに手みやげを買うのが楽しくなります。 [続]東京 五つ星の手みやげ (著者: 岸朝子) 東京 五つ星の手みやげ (著者: 岸朝子) 見たい地域の分だけダウンロードもできます。 東京 五つ星の手みやげ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Feb 13, 2005 06:11:36 PM
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