カテゴリ:保育園( ̄皿 ̄+)ゞ
この日、公文とことばの教室の日なので2時お迎えでした。
2時にいってもぼんちゃんが教室から出てこない あちゃ?何かあったかな ハイ、案の定、大泣きぼんちゃんです 母はアホか?こいつ状態・・・ さすがにクラス加配の先生もお手上げのようなので、しゃ~ないな?といった感じで手を出すことに・・・ 理由・・・ 今日、今年の絵画(絵?)の展覧会?の表彰があったらしい クラスから5名選ばれ、一人が飾られたらしい。 ぼんちゃん、昨年、実は選ばれたんですよね。あの絵がなぜ?とか思うけど、幾何学模様というか?ぼんちゃん曰く、数字と英語と音符なんだとか 個性的ゆえに選ばれたんですよね。 で、発達障害児 一度選ばれると次も選ばれると思っているのはぼんちゃんだけか 今回は選ばれなくて大泣きしちゃったらしいです 賞状って、そんなにいいか?母は賞状で一度も喜んだことはないが 一番喜んだのは、やはり自分の受験番号を見つけた時だろうか そんなアホな昔話はさておき・・・ 何がどうなってそういう思考回路になるのか 賞状がもらえないと小学校にいけない!と思ったらしい。 クラス加配の先生は賞状をもらえなかったから、選ればれなかったから、1番ではなかったからパニックになっていると思っていた いえいえ、よ~く、本人の話を聞いていればわかること・・・ 母の顔を見るなり、第一声は・・・「ぼく、もう一回H組しなくちゃいけないの」だもん 母ははあ???状態ですわ でもね、よ~く言葉を聞くとわかるんですわ。ここは、発達障害児を育てている母の豊かな想像力と発想がものをいいます ”賞状=卒園証書”だと思ったアホちん何をどう勘違いしたのか 5人がもらった賞状がなければ、卒園できないと思ったみたいです ここをピンポイントで”大丈夫!”とわかるように説明しない限りは、大泣きパニックは止まりませんよ!T先生!です でもね、まさか、そんなところに思考回路が飛んでいるとは思いもしない先生達 だ・か・ら・・・ 自閉症とは脳の回路の障害なんですわ!と馬鹿笑いの母です 母・・・市からきた入学許可書の話をする。 「小学校からちゃんと入学できますよ!ってはがきが来たでしょ」母 「保育園、卒業できなかったらいけないもん。卒業できないもん」と大泣きのぼんちゃん 「今度、園長先生にぼんちゃんは卒園できますか?って聞いてみよう」母 「だめだって言われるよ。僕は後、何をどれだけ頑張ればいいの」と大泣き そう、ぼんちゃんって、人生を1分1秒を必死に頑張って生きているんです。 自閉症の子ってそうなんだと思います。それは軽度の子でも重度の子でも一緒で、毎日、毎日、神経張り詰めて頑張って生きてるんですわ 見た目には、自由勝手にしてるように見えるんだけどね。 だからこそ、一つ一つ達成感を積み重ね、自己否定しないように育てないといけないのです。 「ぼんちゃん、いっぱい頑張ってるやん。公文だってもうすぐC教材終わるよ。国語も2A教材のテストでしょ?A1になったやん?いっぱい頑張って、ここまでやってきたでしょ?」と・・・ 「でも、賞状もらえなかったもん。もっと頑張らなくちゃだめなんだよ~~~」って。 そう、ぼんちゃんはいつか頑張りすぎてプッツンいってしまうタイプかな?と思います 根がまじめですからね ASの子もそうですが、発達障害を抱えている子にとって、どのような声かけが心の中に響くのか?というのをちゃんと見極める必要があります。ポイントを得ていないと、何をいっても無駄だし余計にパニックを増幅させてしまいます ここが難しいところなんですけどね。 ハイ、ぼんちゃんは・・・ 賞状がもらえなかった=否定された。云々ではなく、 そこから思考回路が別のところとつながり、小学校にいけないんだ~という考えに陥ったわけです でも、それが保育園の先生達にわからなくて当たり前です。 だからこそ、ASの子の心の中は複雑なんですわ 公文、言葉の教室が終わり、弟はるちゃんを迎えにいった時、丁度、担任の先生が5時以降からの未満児保育に入っていました。ぼんちゃんの心の状況をクラス加配の先生に伝えていたので、その事がちゃんと担任の先生にも伝わっていました。この連携が今のクラスの先生達のいいところなのです 担任だけで抱え込まない!クラス加配の先生だけで抱え込まない!上手に2人で連携をとりながら、クラス全体を見てくれています。 「その後、ぼんくん、大丈夫でしたか」と担任のH先生・・・ 「ハイ、あの場で本人的に気持ちの整理ができて納得できたので、その後の公文もことばの教室も大丈夫でした」母 「本当に申し訳ありません。私達がいたらないばかりに・・・」と謝るH先生です。 H先生もクラス加配のT先生と同じ考えだったので、まさかぼんちゃんの思考回路が自分達の思いとは違うところにいっているとは考えも及ばなかったようです。 でも、それは仕方がないことだと思っています。 発達障害の子の気持ちをすべてわかるわけではない。と思いますので・・・ 「いえいえ、まさか先生達も”賞状がもらえなかった=卒園できない”という発想になっているとは思えなかったでしょうし・・・」と伝えると、「私達もいけないんです。賞状がもらえないとパニックになるのは想像できていたんですが、その時のぼんくんの気持ちをもっと聞いてあげていたら長引かせずにすんだのではないか?と・・・もっと適切な対応ができるようにしなくては・・・と思います」と。 本当に勉強熱心の先生だこと・・・です でもね、母はそこまで考えてくれるのは、この園ではこの先生しかいないと思っています。 昨年秋に結婚退職したM先生も、子供の心の中までよく考えてくれた先生でしたけど・・・ やはり、問題なのは”発達障害=1番になりたいとか勝ち負けにこだわる”という、固定観念をなくしていかなくてはいけないのではないかな?と思います今回、ぼんちゃんのパニックを長引かせてしまったのは、先生達のそこに固定観念があるからなんです。 M先生もそこを謝罪していました。 「お母さんはぼんくんのパニックをたった数分でおさめることができました。私達は15分以上、ぼんくんの話を聞いていたのに、ぼんくんの心に納得できる言葉を届けることができませんでした。ぼんくんの言葉から、今、何に怒っているのか?悲しんでいるのか?パニックになっているのか?を理解してあげられなかったんです」と・・・ ちょっと落ち込んでいたH先生でした。 自閉症は脳の回路構造の障害です。 障害ではなく、他の人の脳と伝達回路の構造がちょっと違うだけなのかもしれません 右利きや左利きの人がいるような感覚と同じことなのだと思います。 昨今、本当に発達障害の講習会や本などが出てきました。 発達障害とはこんな障害のことを言うんだ!という本が多くなっているような気がしています でも、根本的なところを忘れてはいけないのだと思います。 自閉症児100人いれば100通りの症状(症例)があるのだということを・・・ でも、それは自閉症児だけではなく、人が人間が100人いれば100通りの考え方があるのだということを、やはり忘れてはいけないような気がする母です 100人、人がいれば100通りの考え方や感じ方があって当然なのです。 みんなが同じ考え方、感じ方をしなくたっていい 母はずっとそれをぼんちゃんに伝え続けていくのが役目だと思っています お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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