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Feb 3, 2006
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カテゴリ:トルコの旅
さてさて。本日も・・・トルコの旅の続きをば。

普通、旅の初日の朝というのは・・・
清々しくそして、気力に溢れているものだと思っておりましたが・・・
トルコでの第一日目は違っておりました。
前日にホテルについたのが、10時半過ぎ。眠りについたのは12時。
そして・・・出発は6半。
モーニングコールは・・・5時半です。
機内での待ち時間を含め、前日の飛行機に乗っていた時間は約14時間弱。
疲れていないわけはございませんわ。

しかし・・・本日はトロイへ向かわねばなりません。(問答無用のパック旅行なのですわ)
降りしきる雪のため、少し早めにホテルを出ることとなったのです。
ちなみに、予定されていたブルーモスクの観光は最終日に変更。
(最終日にイスタンブールに戻ってくるのですわ)

本日はイスタンブール近郊の街から、フェリーに乗りマルマラ海峡を渡ってトロイに向かうのです。
ある日の朝食
*↑朝食です。画像は無いですが、手帳に落書きがあったのでそれをアップ。食事の詳しい内容については、後日日記で書きますね。*

眠い目をこすりながら慌てて朝食を流し込むと、バスは降りしきる雪の中、凍り付いた道路の上を軽快に走り出しました。
いや~~~それにしても・・・雪。
美しい雪。しかも・・・今まで見たことがない程のサラサラの粉雪でございます~。(九州に降る雪はベタベタの雪なのじゃ)

民家
*↑船着き場近くの民家*

イスタンブール近郊の船着き場まで移動したのは良いのですが・・・何故か静か。。。。。
多くの車が列をなしておりまする。
「割り込みます。」という現地ガイドのCさんの一言で
車列の前方にナナメ付けした我々のバス。 
しかしどうやら・・・フェリーは天候不良の為、動いておらぬ模様。

「30分待って動かない場合は・・・予定を変更します。」とのアナウンスを残して
現地ガイドのやり手の女子Cさんは旅行会社との交渉に入りました。
(この交渉が早かったのがよかったのですわ。
 ここでまごまごしていたツアーは同じホテルに3連泊も缶詰にされたところがあったみたい)
その間ひたすらぼ~~~~っと車窓を眺めていると・・・バスのすぐワキで雪にはまる車が一台

「はまっているわね。。。」無感動に眺めるジャスミン。
しかし・・・この後・・・無関心では居られない一瞬を目撃したのでございます。
一人のオヤジが車のエンジンをかけ・・・それを若い兄ちゃんが後ろから押していたのですけども・・・
なかなか・・・脱出出来ませぬ。
「ちゅうか・・・こんな大雪のなか、チェーンをつけている車が居ないっちゅうのは どういうこっちゃ・・・」・・・呆れますわ。

しかし・・・オヤジ達頑張りました。イチニのサン!で車は動きましたのよ!
見ているこちらも若干力が入りますわ。
ところが・・・イチニのサン!で脱出したその車・・・当然というか・・・スル~~リ~と滑りながら・・・

ナント!バスに向かってくるではありませんかっっっっ!!!!!!!
「おうっっっっっっっ!!!!!!!」
見ていた私は静かな車内で変な雄叫びを挙げてしまいましたわよ。。。
おっちゃんが急いでハンドルを切ったので、車はすれすれのところで停止。。。
kuruma
*この車が突っ込んできたのですわ。。。*

ふ~~~~~~~。冷や汗。。。

しかしそれでもにこやかに笑っていられるトルコ人ってば・・・超人的でございます。
伊達に難しい顔してないわ。
(彫りが深く眉毛が濃いので皆、難しいことを考えているように見えますわ。八百屋のオヤジでさえ政治家みたいな顔をしております。)

「よ・・・よかった・・・」胸をなで下ろしていると・・・
「フェリーは動きませんので、私たちはトロイを諦めイズミールへ向かいます。」とガイドさんが宣言致しました。

何やら、どこもかしこも交通が麻痺している様子です。
イズミールならばエーゲ海沿いの暖かい街なので大丈夫だろう・・・という
判断だったらしいのです。
(宿泊地のアイヴァリクもイズミールに変更。ホテルも緊急に手配したらしいです。良いホテルでしたよ。)
「ま・・・トロイは特に行きたかったわけでもないしね。」
それにイズミールは私が憧れるタイルの街!!!
イズミールの方が私にとっては断然魅力的な街なのですわ。
「わ~~い!イズミールだ~~~!」
思えばこのときまでは・・・私も元気だったわねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ。

とにかく・・・走ります。
ひたすら・・・走ります。

昼食でちょっと小さな街に立ち寄っただけで・・・あとはひたすらバスの中。
「暗くなる前に、イズミールへ行きたいのです!」
ガイドさんのむずかしい顔にただならぬ気配を感じたのは・・・日が傾きはじめてからでした。
「山賊でも出るんじゃろうかい?」なんて笑っていたのもここまで。

山道に入ると誰もが一言も口をきかなくなっておりました。
朝6時半にホテルを出発してからすでに9時間
しかも前日にトルコに着いたばかりです。
まだ・・・何の観光もしていない。ただひたすらバスの中。

車窓には・・・・・雪雪雪。

とても綺麗ですけども・・・さすがに9時間も見続けると・・・若干飽き始めるというもの。
更に・・・山道にさしかかると・・・まさにドカ雪!!!!!!!!!
車窓
*山道・・・。もう何も見えませぬ。加えて・・・吹雪はやまず・・・*

日本でならば即刻「通行禁止」と言われるに違いないほどの、大雪でございます。
そんな大雪の対面通行の雪道を、バスは追い越しをしながらビュンビュンと飛ばし続けます。
たまに対向車がやってきて「ひえ~~~~~~~~!!!!!」と思うのですけども・・・
ドライバーのおっちゃんは全く気にしない。
鼻歌交じりですっ飛ばしますのです。

「し・・・尻の形が変わったかもしれん・・・」
9時間もバスのシートに座り続けて腰も痛いし・・・膝も痛い・・・。
なのに、誰も文句を言うものはありませんでしたわ。
皆・・・オトナでいらっしゃいました。

しばらく進むと・・・何やら渋滞がはじまりました。のろのろとしか進まないので更にイライラいたします。

すると・・・「ちょっと止まります。」バスが急に停車。
「な・・・何???故障????」一気にざわつき出す車内。
不運は重なるといいますが・・・

しかし・・・さにはあらず。。。
「さすがに限界なので・・・チェーンをつけます~。」

!!!!!!!!!

つうか・・・今までチェーン無しで走っとったんかい!!!!
あのときばかりは・・・総突っ込みでしたわね。笑
今まで、チェーンもないタイヤで凍った路面をビュンビュン飛ばしておったんですばい。
スゴイ。トルコの車は根性あるわね。。。。。(いや・・・人もね。。。)
あまりのことに笑いが溢れる車内でございます。
チェーンをつけるのに・・・30分程度かかり・・・動き出したのは良いのですがスゴイ音!!!
ガッチャン!ガタガタ!ガッチャン!ガタガタ!・・・
こりゃ・・・ちゃんとついてんのか???
けたたましい音と共に・・・バスはのろのろと渋滞の車列を進みました。
ええ・・・もちろん・・・割り込みしつつ・・・追い抜きしつつ・・・ね。。。。。

バスに乗って14時間を経過したあたりから、バスの車内は火が消えたように静かでございました。
皆、口をきくのもイヤなくらい疲れていたのですわ。
足も痛い・・・腰も痛い・・・でも・・・きっと・・・運転手のおっちゃんが一番キツイのよね。。。

15時間半が経過し、渋滞を抜け・・・ホテルが近づいて来た時には、拍手喝采!でございました。
「ありがと~~~!ヤルチュンさん!(運転手さん)お疲れ様~~~~~~~!!!」

16時間とちょっとでバスは無事にホテルに到着致しましたよ。
16時間もバスの缶詰だった私たち。
赤の他人であったのに・・・バスを降りたころには何やら妙な連帯感が生まれていたのでした。。。
やはり・・・辛いことを一緒に乗り越えたからでしょうかね?笑。
しかし・・・16時間。
成田~イスタンブール間の飛行時間より長いのでした・・・。涙


ホテルについたのが9時半過ぎ。
食事にありついたのは10時近くでございました。

ハードです。。。
ぐったりです。。。
しかしね・・・しょうがありませぬ。誰も悪くないのですわ。
すべては雪のせい。
いや・・・悪いといえば・・・私の日頃の素行くらいかな~~~~~~~~~~~~~。涙。
トルコでのはじめての夕食をゆっくり味わう間もなく・・・食事を流し込み・・・
ホテルのベッドに倒れ込んだ私たちなのです。。。

そしてモーニングコールは・・・5時45分。
どこまでも過酷な旅なのでございます。。。。修行じゃ。。。
続く。
雪・・・・・
*途中トイレ休憩で立ち寄ったドライブインにて撮影。
 ココのトイレ・・・灯りもつかず・・・便座が凍っていて怖かったわ。*





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最終更新日  Dec 14, 2006 01:54:59 PM
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