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19日にこちらを発ち、神奈川の茅ケ崎にある義母宅にひとまず身をよせ、前日は一度藤沢にある本部オフィスに挨拶をかねて、援助物資で用意したものを届け、出発前に、百均で必要物品を買い揃えたりしました。 出発当日・・・出かける前に、しばし入れなくなるであろうお風呂に入り、集合時間の30分ほど前に到着するように大きな荷物を抱えて電車でオフィスへ。 Cannus号はボランティアスタッフと一緒に、本部に集まってきた援助物資も陸送するので、その荷物の積み込みが最初の仕事でした。 殆どの皆さんが集合時間前に集まっていたので、結構な人数がいたのですが、荷物の運び出しに小一時間ほど・・・それでしっかりと汗をかいてしまいました。 その汗の乾く間もなく、キャンナス号と書かれた札を掲げたマイクロバスに13人、夜の10時過ぎに北へと目指して出発しました。 途中何度かサービスエリアへ寄ったのですが、停まっていた殆どの車が災害支援の札をつけた車でした。 目的地に着くまで極力眠ろうとしたのですが、若干緊張していたのと時差ボケで4時頃には目が覚めて眠れなくなりました。 被災地に近くなると、高速道路なのに、凹凸が結構あって、激震地に近づいているのが分かりました。 振動が首と腰に堪えましたが、いよいよ現地到着となり、テレビで見ていた惨状を実際に目の当たりにし、画面からは伝わってこなかった強烈な匂いに気付いてからは、マイクロバスに乗っていた全員が眠れなくなっていました。 瓦礫の山、道路を整備して車の交通整理をする自衛隊の姿を見た石巻の下町を通り過ぎ、上り坂の中腹で下ろされたのは、なんと私一人。 写真は私が活動する事になった石巻市にある石巻中央公民館。 ここでは約130人の被災者が避難されていました。 この一つ下に建っている小学校が、指定された避難所だったのですが、そこまで津波が来て浸水してしまい、皆さんずぶ濡れで公民館まで避難してこられた経緯があったようです。 早速前任者からオリエンテーションを受け、活動開始。 一応、看護師として登録してこの活動に入ったのですが、NGOでも日本政府が承認していない団体なので、医療行為は一切出来ない事になっています。 なので仕事は、避難所での生活改善のお手伝いと、衛生状態の保持が主な仕事です。 先人のキャンナススタッフが、お手洗いのスリッパと内履きを使い分けるようにして、嗽水とそれに使うカップの消毒システムを廃品を利用してセットアップしてありました。 午前中に3つの災害派遣医療チーム Disaster Medical Assistance Teamの往診があり、避難所の中は大混乱。 どうやって対応したらいいのか分からないままあっという間にお昼過ぎになりました。 つづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
May 14, 2011 05:06:19 PM
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