カテゴリ:Maria's Lilyでのできごと♪
もうひとつ目からうろこだったのは、ブレンドオイルの濃度
私自身はかなり鈍感な方なので、ブレンドオイルの濃度が薄いとなかなか塗った気がしなくて、 つい濃い濃度にしがちでした。 しかし、三上先生のお話では精油は薄い濃度の方が効果が発揮されやすいらしいのです。 カモマイルジャーマンなどはとくに作用が強いらしく、 私が使用するときにはキャリアオイル10mlに対して一滴というのが常でしたが、それでも多い位だそう。 ティートリーに多く含まれているテルピネン-4-olもアメリカの皮膚科関係の学会誌のin vitroのデータで *活性化された単球からの炎症性サイトカインの放出を抑制、また活性化された単球からの活性酸素の放出は抑制しない ⇒抗炎症作用を示唆 このような抗炎症作用のデータが出ているそうですが、これも低濃度での効果らしい。 (何%がよいのかはわからないのですが。。。) 高濃度だと逆に皮膚を刺激して、炎症を引き起こす可能性が高くなるらしいのです。 それに古くなり酸化して、パラサイメン型が増えてくると、皮膚刺激が強くなるそうです。 また精油の分子は人の体に吸収されると、タンパク質、アルブミンなどの受容体と結合した状態で、 有効成分として働くので、 タンパク、アルブミンの血清濃度が低い方の体の中では、結合できなかった分子が副作用をもたらす可能性があるというのです。 三上先生もある看護婦さんから、 ターミナル(末期)の患者さんにアロマを使用しているが、時に変な副作用がでることがあると 聞いたことがあるということです。 きっとそういう患者さんは低タンパク状態なので、体が余分な精油の分子を代謝しきれないのではないでしょうか。。。 よくMIYA先生には「お年寄りや病気の方にはブレンド濃度を低くするように。。。」 と言われていたのですが、その理由のひとつがわかったような気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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