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カテゴリ:インク
最近、購入したインクのうち、ロイヤルブルー系をまとめて比較してみます。
「ヨーロッパ規格?のインク」で書いた「ウォーターマン フロリダブルー」、「パイロットのP式万年筆」で書いた「モンブラン ロイヤルブルー」、「ちょっとしたインク祭り?」で書いた「ONLINE KOMBI PATRONE ロイヤルブルー」の3種と「ペリカン 4001 ロイヤルブルー」を比較してみます。 ![]() ![]() ![]() 最近、一気にロイヤルブルー系のインクが一気に増えてしまいました。 この中から、常用するインクを絞ろうと思っています 「ONLINE」のカートリッジインクは、ヨーロッパ規格とラミーの両方に対応しているという面白さで買っただけですので、常用するつもりはありませんが・・・。 では、インクの比較してゆきましょう。 4種とも、赤みを帯びた紫寄りの色調で、補正が下手なので分かり難いと思いますが、微妙に色調が異なります。 ![]() モンブランが一番、赤みが強く紫寄りの色調です。 ウォータマンのフロリダブルーとペリカンのロイヤルブルーは、良く似た色合いですが、ウォーターマンの方が、僅かに青が強く、鮮やかかもしれません。 ONLINEは、一番、濃紺色に近いロイヤルブルーです。 最初に書いておきますが、この中でも「ウォーターマン フロリダブルー」が劣っていると言う意味ではありませんので。 たまたま、「ペリカン 4001 ブラウン」から「ウォーターマン フロリダーブルー」に入れ替えた万年筆があったので感じたのですが、「ペリカン 4001 ブラウン」より、書き味が劣りますね。 粘度は、ほとんど変わらないようなのですが、「ペリカン 4001 ブラウン」は溶媒が蒸発しやすいのか、粘度が高いように感じます。 書き味が劣るように感じるせいかもしれませんが、「ウォーターマン フロリダーブルー」は、「ペリカン 4001 ブラウン」と比較して、水っぽく感じる割りには、インクフローが悪いようにも思います。 続いて耐水性のテストです。 水を張った洗面器を用意し、字を書いた面を下にして水面に浮かせ、30秒待ってみました。 ![]() 水性染料インクなので予想はしていましたが、見事に流れてしまいました。 やはり、目だった耐水性はありませんね。 ペーパークロマトグラフィーも試してみましたが、以前、実施した「ペリカン ロイヤルブルー」と同様に、面白くない結果に終わっています。 結果からは、1色の染料で構成されているように見えます。 ![]() ペーパークロマトグラフィーについては、昔の記事を参照して下さい。 万年筆のインクを消せる「ペリカン スーパーシェリフ」の「ロイヤルブルー」版があったので、試しに消してみました。 ![]() 「ペリカン ロイヤルブルー」が消えるのは当たり前ですが、他の3種も良く消えます。 「ペリカン スーパーシェリフ」は、ペリカンのインク以外にも、他社の良く似た色調のインクなら消せる場合があります。 ![]() ![]() ちなみにロイヤルブルー系ではなく、青系といも言い難い「ウォーターマン ブルーブラック」で「ペリカン スーパーシェリフ」を試すとどうなるでしょうか? ![]() 答えは、グリーン色になります。 ![]() 「ウォーターマン ブルーブラック」は、青と緑の染料で構成されており、青が消える事で、緑に変化したと言うわけです。 ちなみに「パーカー クインク ブルーブラック」も、同じように緑に変化します。 一応、常用するインクは「モンブラン ロイヤルブルー」になりそうです。 ペリカンなどと比較すると赤味が強いですが、中々、綺麗な色です。 耐光性については、まだ結果が出ていませんが、どうも、過度に期待しない方が良さそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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