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中高年にとって意外に利用しずらいのが大学の図書館。その大学に入学してないし、若い人ばかりで恥ずかしい。しかし一旦利用すれば、これがかなり快適であることがわかる。公立の図書館でも十分という考えもあるが、大学図書館の閲覧室に入ってみれば、本の種類が違うことがすぐわかる。大学が高等教育機関であることから、学習本、研究書、貴重本の宝庫であることは間違いない。本当に勉強したい、研究したいと思ったら、公立図書館に置いてない本がたくさんあることに気づくだろう。書店でも見つからない本が結構ある。そんなとき、あなたは諦めてしまうのだろうか。
普通は大学図書館はその大学に通っている学生が利用するところである。しかし最近は地域開放がすすみ、行政と連携して居住地域の住民が利用できるようになっている。貸し出しや閲覧に条件がつくこともあるが、その条件内なら十分利用できる。 かつて大学を卒業された方は、大学OBとして普通はその大学図書館を利用できる。これには卒業証明書をもってくるとか面倒なこともあるが、かつて通っていたという経験があるので、周辺の事情も知っている。40年以上経過してたらゼロから探索スタートであるが。大学時代は授業を聞くだけで精いっぱいで図書館など目に入らなかったという人にも生涯学習という問題意識をもつと、まさに図書館こそ本命の大学であることを実感する。 大学図書館は蔵書数がけた違いに多い。70万から80万の単行本を取りそろえる。例えば源氏物語関係の本でも10段くらいの棚が4~5個くらいある。もちろん日本文学の学部のある大学で、学部のあるなしによって専門書の蔵書数は変わる。 公立図書館は閲覧席が満員で座席が見つからない場合がほとんどだが、大学図書館は座席はガラガラである。コンピュータ席は満員だが、本を読むための座席に学生がいないという実態は、昔も今も変わらない。情報の宝庫がインターネットにあると洗脳されているせいで、図書館の本質がわからないせいだ。図書館に行ったら、「図書館の使い方、使いこなし方」などの図書館関連の本をまず読んでみることで、インターネットより目玉の飛び出る機能があることがわかるだろう。 卒業した大学が遠距離なら、自宅から一番近い大学はどこか探してみる。男性は、もちろん女子大には行きづらいが、大学主催のカルチャーセンター受講者は図書館利用ができるという場合もあるので、事務局に問い合わせてみるといい。電車で10分以内なら利用範囲である。ただし大学は駅から結構歩く場合が多い。鶴見大学図書館などは山の上にある。車いすユーザーには利用不可能に見えるが、学生有志がアクセシブルマップを作っていて、山の上に行くルートマップがある。これも図書館事務局に電話をかけて送ってもらうと安心して利用できる。鶴見区住民利用可能といっても、利用月が限定されている。ホームページで利用条件をチェックしてから実際に見学してみよう。 大学図書館といっても荷物管理は自己責任である。荷物を置いて席を離れるなどは禁物である。本を探すとき席を開けるが、これも危険と考えよう。貴重品はロッカーにあずけるのが原則である。食事もできないところが大半なので、近所の食堂、学生食堂(一般利用が可かも確認)、休憩室の場所は確認しておくことが肝心だ。筑波大学はパン屋が10点出店してるというニュースがあった。外国留学生が多くいるということだ。その大学のユニークな点もぜひ経験したい。 図書館利用は無料である。ただし利用カード発行に料金を取ることもある。外部利用者なので仕方ないが、この料金以上の価値があると判断されれば、格安だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.06.11 13:16:05
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