カテゴリ:アート
3月はなんだかあっという間に過ぎてしまった。 いきなり時間が消失してしまったように。 しかし思い返せばむしろ盛りだくさんだったから 時間が消失したように感じたのかも。 4月には芝居のちらしデザインと、昨年の走墨作品展の作品集作成がある。 本決まりではないが製本作業の依頼の話もある。 だから3月に自分の絵本をやっておかなければ、 5月のデザイン・フェスタに間に合わない!と思っていたのに・・ サイズや製本方法や作画の手法など悩んでいて進められなかった。 この土日、やっと着手した。 先日うさきょん絵本のモデルの友人からたまたま電話があり 話したのが、よかったみたい。1つ迷いが吹っ切れた。 またちらしデザインの件で調べていたことから、 絵本のほうにもヒントを得ることができた。 昨日はラフ原稿をつくり、ページ割りを決めた。 原案のときにはなかったアイデアが出てきて、よかった。 今日は製本方法を改めて検討し、使う道具も調べたり考えたりした。 後でサイズ展開しやすいようにサイズを決め、解像度を決めた。 また、相当悩んでいた作画方法を決めた。 以前の、うさきょん絵本1は鉛筆で下書きし、 マーカーペンで清書したものをスキャンしてPCで彩色、 うさきょん絵本2はPC上でタブレットにより筆状のラインを描き、彩色した。 マーカーで清書するとスキャンも加工もしやすいけれど 線が"死ぬ"ことが多い。 PC上で直接タブレットで書くのは 1本1本のラインを描いては消し、描いては消して 多大な時間がかかるけれど、線はそれなりに生きる。 しかしその作業は本当に大変だったので、今回は迷ってしまっていた。 今回、うさきょん絵本3の作画方法は、 鉛筆の下書きをいったん別紙にやはり鉛筆で写し、 それを走墨で使っている小筆で輪郭を清書し、 スキャニングし、PCで彩色する、というもの。 これだと筆でさらっと描く分、ラインは死なないし、 比較的最初に出てきたラインのニュアンスが生かされるし、 PCでのラインの修正もそんなには大変じゃなくてスムーズに進む。 以前より楽に作画できるのは、手法の変更のおかげもあるけれど 走墨を4年続けてきて、筆で線を描くことにずいぶん慣れたことが大きい。 走墨が絵本づくりに生かされるなんて! 我ながら驚いた。 このために私は走墨をやっていたのか!と思ってしまうくらい。 しかし逆に走墨を今度は絵本にしてみようかと想像が広がったり、 また、今回紆余曲折して考えている製本方法も 依頼されている仕事でも使うことだから、1つ突き抜けると 全体が割と一気に進んでいく。 すべてがこうしてつながっていく。 それが不思議でもあり、当たり前なのかもとも思ったりする。 決してばらばらではない。 絵本製作はまだ始まったばかりだけど、 やっとブレイクスルーできた気がして気分が高揚した。 可能性の扉が開き、いいイメージがわき、楽しい気持ちで前進できる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.04.17 00:49:07
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