ボス=ナスはナブーのエイリアン種族、グンガン人の支配者である。彼は威厳と強力な指導力を持ち、短気な一面もあるものの水中都市オート・グンガで絶大な支持の元グンガンを治めていた。
彼の姿が他のグンガンとかなり違うのは、彼がグンガンの中でも珍しいアンクラ族だからである。ボス=ナスも他のグンガン同様勇気あるものには敬意を持っており、たとえグンガン人でなくとも勇気あるものを讃えた。彼もグンガンの戦士祭で優勝しており、グンガンで尊敬されていたのだ。
ナブーの原住民であるグンガンは、後から入植してきたシードの人間達と何世代も前から反目していた。もともと孤立主義の強いグンガン人だが、ナブーシードの人間種族が彼らを低文化な野蛮人とみると両者の反目は決定的なものになってしまったのだ。
しかし通商連合のナブー侵略は全てを変えることになった。はじめジェダイの協力要請に人間種族の援助を断って孤立主義を通したボス=ナスであったが、通商連合の侵略にあってグンガン人はオート・グンガを離れ聖域へと避難した。そしてそこに
ジャージャー=ビンクスの案内でシードを失った人間種族の
アミダラ女王が援助を求めてきたのだ。アミダラが膝をついてボス=ナスに同盟を嘆願すると、これに感動したボス=ナスは即座に同盟を快諾したのである。
ナブーとグンガンの同盟軍は共同戦線をはって通商連合と戦った。ボス=ナスはグンガンの偉大なる軍隊によって通商連合のバトルドロイド軍を陽動することを提案。この間にアミダラら人間部隊がシードに侵入して通商連合の
ガンレイ総督を拘束するのである。
この作戦は見事に成功し、通商連合はナブーから撤退することとなる。そして長年の反目を越えて人間とグンガンは平和と協力関係を誓ったのである。