スターウォーズ魂！！

ジェダイ騎士のアイラ＝セキュラと言えば共和国末期におけるジェダイ騎士団でも非常に有名な存在であった。トワイレックの女性であるアイラは、その容姿は非常に美しく、多くの知識と、感情を持つ行動的なジェダイナイトであった。彼女はアクロバティックなライトセーバー術を使い、その技も一流であったが、防御的な戦いを好んだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

彼女はジェダイ・マスタークインラン＝ヴォスによって訓練されたが、グリッタライルという違法ドラッグをマスターとともに調べていたときに、このドラッグを扱っていたアイラの実の叔父ポル＝セキュラによってマスター共々罠にはまって記憶を奪われてしまう。
クインラン＝ヴォスは記憶喪失と戦いながらもなんとかアイラを見つけ出し、彼女を助け出した。だがこの時アイラは彼女の中にある凶暴なまでのフォースを抑えられず、ポル＝セキュラを殺してしまうのだった。アイラはライロスへと逃げてジェダイから身を隠すのである。

アイラは記憶喪失になったことについてマスターのクインラン＝ヴォスを怨み、キフェックスの囚人衛星に収監されていたアンザーティのダーク・ジェダイ、ボルフ＝カーコを解放してダークサイドの力を得ようとした。そしてクインラン＝ヴォスに襲い掛かったが、この戦いの中アイラは記憶を取り戻し、ジェダイにその身をゆだねた。

ジェダイ評議会はアイラの措置について話し合い、ダークサイドから彼女が脱するまでクインランから引き離してクインランのマスターでもあったマスターソルムの指導下におかれた。そして彼の元で彼女はライトサイドへと完全に戻り、ジェダイ騎士となるのである。

その後ドゥークー伯爵率いる分離主義独立星系連合がジオノーシスでジェダイ騎士のオビ＝ワンらを処刑しようとした時に彼女はメイス＝ウィンドウ率いる２００人のジェダイ救出部隊に参加した。そして独立星系連合のドロイド軍とジェダイ騎士団は激突、激しい戦闘の中数に押されてジェダイは倒れていき、アイラもメイスらと共にドロイドに囲まれて絶体絶命となった。だがこの時マスターヨーダ率いる共和国クローン軍が到着。


戦況は逆転し、ジェダイ率いるクローン軍は独立星系連合のドロイド軍を蹴散らすのである。アイラもクローンの部隊を率いて最前線で戦い、コルサントに帰還している。


クローン大戦が勃発するとアイラは諜報活動を中心に行動した。この中でアイラはかつての彼女の師であるクインラン＝ヴォスを探し出した。だがコート＝ヴォスと名乗り、雇われの殺し屋になっていたクインランをみてアイラは衝撃をうけた。クインランにはかつての偉大なジェダイ・マスターの面影はなかったのだ。クインランは情報屋としてジオノーシスの罠に気づけなかったこと、その結果多くのジェダイが殺されたことに自分にも責任があると考えていたのだ。そしてクローン大戦で戦いに集中する共和国を見て共和国の存在意義についても疑問をもつようになっていたのだ。
　
クインランとアイラの情報はジェダイ評議会に報告され、これにより独立星系連合がカミーノのクローン施設攻撃を企画しているのが判明、アイラはカミーノ防衛戦に参加することとなる。

そしてクローン大戦が４ヶ月を過ぎた頃、ジェダイ・マスターダクマン＝バレックが惑星ハイポリで独立星系連合のドロイド工場を発見、これを破壊するためアイラもジェダイ部隊に参加してハイポリに降下した。だがここの独立星系連合を指揮していたのは独立星系連合最強最悪の指揮官、。グリーバス将軍だったのだグリーバスの指揮のもとドロイド軍はクローン軍を壊滅させ、ジェダイ達も追い詰められる。マスターバレックも数人のジェダイと共にグリーバスに殺され、アイラもグリーバスと戦ったが圧倒されて重症を負うもののＡＲＣトルーパーの救出部隊に助けられてなんとか脱出できたのだった。

アイラはジェダイ・マスターキット＝フィストーと強い絆で結ばれていた。もちろんジェダイ規範で結婚は禁止されていたが、この二人の関係は限りなくそれに近い愛であったという。

その後アイラはコレリアン交易を襲撃する独立星系連合の部隊を調査することとなる。アイラはこの任務の中ジェダイを狙う賞金稼ぎのオーラ＝シングと戦い、勝利する。そしてオーラ＝シングを地元当局に引渡し、独立星系連合の部隊の根拠地を共和国機動艦隊に報告、独立星系連合軍はジェダイとクローンの奇襲攻撃の前にあっけなく壊滅したのだ。

アイラは惑星ホノガーに墜ちた独立星系連合の戦艦を調査にクローン・コマンダーのブライと共に向かった。そしてそこで凶暴な原住民ノーグリが独立星系連合のＳＩＰ（科学機器パッケージ）を回収したのを知る。彼女はここで再び出会ったかつての師、クインランと共にノーグリからＳＰＩと回収した。だがクインランは彼女を裏切った。クインランはジェダイのスパイをやっているうちにダークサイドに捕らわれ、ドゥークー伯爵と交渉し、二重スパイになっていたのだ。クインランが堕ちたことにショックを受けたアイラは武器を捨てて自分の身を彼に預ける。クインランはかつての無防備な弟子を殺すことに混乱し、その隙にコマンダー・ブライがクインランを狙撃した。クインランは傷を負って逃走した。

サルーカマイ包囲作戦ではアイラはジェダイスターファイターに乗って戦った。ジェダイ・マスターオポー＝ランシセス将軍と、ジェダイに戻ったクインラン＝ヴォス将軍の部隊が地上部隊を指揮し、独立星系連合が作り始めた強力なクローン兵士の施設を攻撃した。

クローン大戦末期、サルーカマイ包囲戦が共和国の優勢になるとアイラの部隊は今度はフェルーシアに派遣された。アイラとブライは度重なる転戦に疲れていた。ここで彼女はパダワンのエクリアと合流、独立星系連合の捕虜収容所からジェダイ騎士のゾンダーとバリス＝オフィーを救出したのだった。コマース・ギルドはフェルーシアを失うと判断、この惑星を毒で汚染させようとした。アイラはこれをなんとか防ぎ、独立星系連合の残敵掃討を行っていた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

まさにこの時、皇帝となったパルパティーンからオーダー６６が発動された。皇帝からの命令を受け取ったクローン・コマンダーのブライとクローン部隊は、先頭を行くアイラを後ろから撃ち殺したのである。