ホークばか一代
『ロード・ウォリアーズ 破滅と絶頂(原題:THE ROAD WARRIORS:DANGER,DEATH,AND THE RUSH OF WRESTLING)』(アニマル・ウォリアー 著、アンドリュー・ウィリアム・ライト 協力、児島修 訳/東邦出版)読了。
ワタクシめといたしましては、ホーク・ウォリアーのあのデカいながらもキュッとまとまった体が好きだったんですよ。だから、きっとあんな振る舞いだけどストイックなのはホークの方で、アニマルは見た目どおりの乱暴者なんだろーなって勝手に思い込んでいたのだが、本書を読む限りじゃまるで逆だったことに衝撃を受ける。
ホークの生き様、まるっきり藝人ではないか!
一方、著者でもあるアニマルは冷静で至極プロフェッショナル、つまんない言い方しちゃえば割り切ってコトにあたってるといいますか、とにかく大人なのである。
これはやっぱ、自分の家族をもっているか否かの違いだったんだと思いますよ。
嫁と子供が待ってると思ったら、そりゃ無茶できませんよ、アニマル。
そもそもビッグマネー手にして、しばらく現状を貫いてりゃあそいつを維持できるとなれば無茶する必要なんかないんだもん。
その点ホーク、ぶっちぎったねえ。彼はホント、破天荒な藝人ですよ。
秋葉原のプロレスショップ「バックドロップ」で以前売ってたアニマル・ウォリアー使用済みサイン入りタイツ、今になって考えりゃ買っときゃよかった。
ホークな生き方しかできなくて、正直スマン。