日々行政書士　也

最近、いろいろと書くことがあり、新聞掲載からは多少のタイムラグがありますが、気になる記事がありましたので、書いてみようと思います。

それは、消費者金融問題に取り組む弁護士・司法書士らで作る「アイフル被害対策全国会議」がアイフルに対して、今のテレビＣＭについて中止及び適正化を求める苦情を行ったということです。

確かに、最近の消費者金融系のＣＭには驚かされますね。
必ず、さわやかな笑顔やソフトなイメージを持たせる演出はつきものですから。
消費者金融の設定している金利で借金をすることの抵抗感を微塵も感じさせないですよね。

確かに、世の中には、消費者金融の金利でもいいから借りたいと藁をもすがる思いで資金を調達する人には必要なものでしょうが、ほとんどの場合には、不要に感じます。
何せ、一回消費者金融系の借金をしてしまうと、まず、手軽に銀行の引き出しと同じような感覚で自由にお金を引き出せるために、自分のお金と錯覚してしまい、そしてどんどんまあいいやと借りてしまい、気が付くとどうにもならないような月々の利子になり、借金を借金で返すという悪循環に陥るのに時間はそんなにかからないわけですから。

消費者金融のＣＭでつきものの「ご利用は計画的に」というフレーズも計画的に出来る人は、借金をしないか、銀行等のもっと低金利のところで借りるようにするわけですから、あのフレーズもおかしな話です。

この消費者金融にまつわる問題は、プラス・マイナス、白・黒と簡単には結論が出ないでしょうが、消費者金融に借金をしてどうなるのかということはしっかり認識してもらえるように情報発信はしていきたいですね。

お金は、本当にその人の人格を破壊しますから。