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カテゴリ:小説感想
『探偵はバーにいる』『バーにかかってきた電話』と続く、ススキノ便利屋探偵シリーズ?第3弾。
積み上げてて、他のばっか読んでいる時に、 読書とジャンプのむらきかずはさんが銀魂感想で銀さんと”俺”をリンクさせて下さってるし、しかも素敵絵でコラボさせて下さってたのでそんな素敵妄想で読めるというおいしい第3作目でありました ありがとうございました~~~ 学校では問題児だが映画が大好きな中学生、翔一と知り合い、意気投合した俺。 ところが、翔一の親友が惨殺死体で発見され、一緒にいた彼も行方不明になってしまった。 懸命の捜索を始めた俺、札幌の酔いどれ探偵、懸命に走る。 前にも増して、妄想が無いに等しいのは、”俺”が大人になった証なのだろうか(笑) そんな記述よりも、方言がほとんど無くなっているってのが、読み易くありがたく思い、 ちょびっと残念でもある... ”俺”、ただ今30歳。 やる気無さで危うく違法でしょっ引かれるようなことばかりしている”俺”からでも、人間臭いところが滲み出ておりました。 まるっきしヒーローって柄ではないのに、ヒーローとして惹かれてしまう何かを思えるのは、 キャラを濃密に描いてくれる東先生こそなのかもしんないなぁ。 ラストの犯人とのバトルなどでの活躍の高田、 ある意味ヒーローとしてのかっこよさがプンプンしてましたっけ 松尾の、バイ設定がもうちょっと役立っていればなお面白くなるんだろうな~と期待を込めて文字にしてみましょうかっっ 前2作での動機などに比べて、随分とミステリー色が濃くなった気がしました。 評価が高い!と言われるのも納得。 南が丘である福祉センター絡みが、本当の事件の因果関係が明らかになる過程にはドキドキしまくりでした。ハードボイルドだからといって読むのではなく、普通に推理小説として楽しめる下りが嬉しかったよ~~。 必ず思ってしまうのが、女性の描写。 春子がヒロインという立場なのかどうなのか分かんないけど、毎度女性が適当すぎる気がしてならないんです。 「美人であればあるほど、圧倒されてしまう」と犯人が思うという一文に、驚いた位でした まぁ、その分、男どもが色濃く映っているのが面白い限りなんですけどね。 ”俺”が美人と言ってましたが、 中々伝わってこないものがあったんだろうねぇ、私にはさ...((((((_´Д`) でも、今後続いていきそうな春子との淡い恋物語も応援してあげたいなと思わせてくれる、ピュアなハードボイルドな30歳のオトコなんですよね。 こんだけハードボイってたら、大人の恋愛なんてイケイケGOGOなんじゃないかと思ってしまうのですが、もしかしたら東先生もオクテな部類に入るのかしらん( ̄▽ ̄)ノ_彡☆? 中学生が殺されるという設定自体、テレビなどでは受け入れられるものではないだろう。 犯人の凶暴というか、狂暴性なども。 そして札幌から離れられない(今んとこ...)本シリーズ。←札幌以外にも舞台を広げるって仰っておいでですがっ。 東先生はマイペース!!というよりも、妥協を許す方なんじゃない!と思えてきます。 ~”俺”妄想~ むらきかずはさんのおかげで、いざという時はキラめく銀さんを思い浮かべさせて頂きました。 かぶき町の便利屋さん...はぅ~~ホレボレ 素敵な感想拝読しました~~。どうもありがとうございます!! 読書とジャンプさま お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年01月07日 19時35分26秒
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