嵐を越えて
金曜夜の豪雨の後、日曜は久々に陽の光それだけに、いつものさえずりが聞こえない朝に不安を感じましたが、8時も過ぎたころ、見上げた電線に4羽のツバメグジュピーグジュピー、にぎやかに鳴きかわしている様子は、まるで「雨、すごかったね」「やっと晴れたね」「よかったね」とおしゃべりしているようです。先日巣立った若鳥4羽?それとも?ツバメは巣立つと、河原のあし原で集団生活をします。あの晩、下は渦巻く茶色の濁流、上からはいつやむともしれぬ石つぶてのような雨打たれ流されてしまったものも多かったのでは、というのが不安の正体でした。車庫ではすでに2回目の子育てが始まっています。(卵からかえったばかりのヒナとその母鳥は、あの雨を知らない笑)巣からまだ顔も出せないヒナたちのために、4羽、5羽もの仲間が入れ替わり立ち代わりやってきます。頼もしいヘルパーがいるんですね~(ニンゲンヘルパーはちっとも信用されてない。家主はだれよ?)嵐を越え、ツバメたちの日常がまた始まりました。小さな小さないのちがこうしてつながっていきます。 *ツバメのねぐら入り 日本野鳥の会では「消えゆくツバメを守ろう」と各地で「ねぐら入り観察会」 を行っています。(愛媛ではなし)