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カテゴリ:映像
TV映画「フランダースの犬」ケビン・ブロディ監督
98年米。 8月23日放映。 粗筋はgooより。 ネロ(ジェレミー・ジェームズ・キスナー、ジェシー・ジェイムズ)はおじいさん(ジャック・ウォーデン)と二人で牛乳配達をしながら貧しく暮していた。画家を目指していた亡き母親の血を受け、絵を描くのが好きなネロの夢は地元出身のルーベンスの絵を一目見ることだった。ある日、ネロは傷だらけになって捨てられた犬を見つける。彼はパトラッシュと名づけ、飼うことにした。兄弟のように仲良しのネロとパトラッシュは、おじいさんが仕事に出られなくなってから二人で配達に行くようになる。また、町で知り合った画家ミシェル(ジョン・ヴォイト)に才能を見出され、少年絵画コンクールに出品するよう勧められる。一方ネロは幼なじみアロア(ファレン・モネット)ども仲良しだが、小麦粉の取引で財をなした彼女の父親は二人の仲をよしとしない。そんな中、アロアの家の納屋が火事になり、ネロに放火の濡れ衣が着せられてしまう。その上おじいさんも亡くなり、家賃が払えず住む家も追われる。ネロに残された一縷の望みは絵画コンクールで優勝することだけだったが、それすら有力者の息子に奪われてしまう。失意に打ちひしがれ、雪の中を歩いていると、アロアの父親が落とした財布を拾う。アロアの家に届け、家族から感謝されるネロ。だが彼はクリスマスのもてなしを断り、吹雪の中ルーベンスの絵のある教会へ。憧れの画家の絵を前に、ネロはパトラッシュとともに絵の中の天使に迎えられるのだった。 少年ネロと愛犬パトラッシュを襲う過酷な運命を実写で描いた感動作。監督は『ガンクラッシヤー』のケビン・ブロディ。脚本は女流作家ウィーダの小説を基に、監督とロバート・シンガーが執筆。製作は「コンゴ」のフランク・ヤブランス。製作総指揮はマーク・デイモン、マーティン・バラブ、ラリー・モートルフ。撮影は「八日目」のウォルター・ヴァン・デン・エンデ。音楽はリチャード・フライトマン。編集は「サロゲート・マザー」のアンナマリア・スザント。衣裳は「シーズ・ソー・ラヴリー」のベアトリス・アルーナ・パストール。出演は「大いなる遺産」のジェレミー・ジェームズ・キスナー、「エネミー・オブ・アメリカ」のジョン・ヴォイトほか。 パトラッシュが黒い。しかも毛もじゃ。原作ではこういう犬らしいが、なにしろ、われわれ日本人はアニメでイメージを決定付けられているので、違和感たっぷり。 ジョン・ボイトがどうやらネロの父親らしい、良心的な画家の役なのも、違和感がある。悪人顔の彼がどれほどネロに好意を寄せても、腹に一物あるあるようにしか見えない。 ついでに書くなら、アロアが不細工。 また、音楽が古典的すぎて、緊張感に欠ける。ファゴットの音は素敵だったが。 それでも、次々と災厄に見舞われるネロが哀れで泣けてくるのだから、原作のプロットが如何に強力であるかがわかろうというもの。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/09/13 04:17:09 PM
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