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2014/07/21
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カテゴリ:活字
米軍横須賀基地で盗んだ拳銃により、行きずりの四名を射殺した連続殺人犯、永山則夫。
彼の精神鑑定には、第一次の新井鑑定と第二次の石川鑑定の二種あり、一審では新井鑑定により死刑判決、二審では石川鑑定により無期懲役判決となった。最高裁は石川鑑定にはいっさい触れることなく差し戻しとなり、最終的に永山は死刑となった。
この判決は、所謂「永山基準」として死刑判決の基準となり、現在でも援用される。

石川鑑定の石川の師は、「甘えの構造」の著者として知られる土居健郎であり、東大の医局では、後に作家となる加賀乙彦の指導を仰いだ。
石川が聴取した永山の半生は、凄まじいものがある。
永山が事件を起こすまでの彼の一家の歴史は、正に日本の戦前戦中戦後を股にかけたものであり、その舞台は利尻、樺太、シベリア、網走、青森と転々とするのだが、そこには一貫して貧困がつきまとう。
当時のマスコミの論調は、貧困が生んだ凶悪殺人犯一色で覆われていた。しかし、石川鑑定の元となった録音テープを入手した筆者は、それを否定する。

マスコミで見慣れた永山の写真といえば、20代の頃の髭面で微笑んだそれだが、これは石川の撮影したもの。これと網走時代の幼い永山の写真を見比べると、なぜか涙が出てくる。





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Last updated  2014/07/21 08:31:18 PM
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