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「劇団☆新感線 2016年春興行 いのうえ歌舞伎≪黒≫BLACK 乱鶯 （みだれうぐいす）」北九州芸術劇場大ホール

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劇団☆新感線が初めて挑む、大人のためのハードボイルド本格派時代劇！
日本エンタメ界最高峰のひとつ『劇団☆新感線』が北九州へ13年ぶりに到来！神話や史実をモチーフとした大人気時代活劇シリーズ“いのうえ歌舞伎”の最新作『乱鶯』をお贈りします。
演出は福岡県出身・劇団主宰のいのうえひでのり。脚本はペンギンプルペイルパイルズ主宰・倉持裕が自身初の時代劇の書き下ろしに挑みます。
主演は劇団☆新感線の看板俳優、古田新太。客演は、稲森いずみ、大東駿介、清水くるみ、山本亨、大谷亮介の実力派を迎えるとともに、橋本じゅん、高田聖子、粟根まことなど、劇団☆新感線の劇団員も勢揃いで“いのうえ歌舞伎”に全力で挑みます。
ケレンミ溢れる大立ち回りあり、サスペンス色もあり、ちょっぴり大人の恋模様もあり。江戸の市井の人々の生きざまもリアルに描く、人情味溢れる人間ドラマ、『乱鶯』にどうぞご期待ください。
（北九州芸術劇場HPより）

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作：倉持裕
演出：いのうえひでのり
出演：
古田新太
稲森いずみ、大東駿介、清水くるみ
橋本じゅん、高田聖子、粟根まこと
山本亨、大谷亮介
右近健一、河野まさと、逆木圭一郎、村木よし子、インディ高橋、山本カナコ
礒野慎吾、吉田メタル、中谷さとみ、保坂エマ、村木 仁、川原正嗣
武田浩二、藤家 剛、加藤 学、工藤孝裕、井上象策、菊地雄人、南 誉士広、熊倉 功、藤田修平、下川真矢
縄田雄哉、永滝元太郎、関田豊枝、南口奈々絵、金田瀬奈、高嵜百花

ソワレ。前半70分、休憩25分、後半120分で、約3時間半。
パンフは1,800円。購入。Tシャツ等のグッズは軒並み売り切れていた。やはり凄い人気。
北九州だけで8日間、10ステージの公演を打てる劇団が、今現在ここ以外で存在するだろうか。

1階10数列目のかなり下手よりの席。目の前の通路が花道代わりで、すぐそばの出入り口から役者が出入りしていたので、通路を通る役者を至近距離で見ることが出来た。チケットを買うときに上手か下手かで迷ったのだが、下手で正解だった。
2階、3階はわからないが、少なくとも1階は満席。休憩時間の女子トイレは長蛇の列だった。

古田は一度だけ人名を一瞬間違った以外は完璧。滑舌が悪い悪いと言われ続けてきた粟根も完璧。高田聖子ももちろん完璧。
稲森いずみは線の細さは否めないものの、よく健闘していた。高田と同時に立つと霞んでしまったかもしれないが、それがなかったのも幸いしたか。
回り舞台を上手く使ったセットもよく出来ており、なんの不満もない、素晴らしい舞台だった。
終演後は客席総立ちで、カーテンコールが少なくとも3回。
出来れば、明日、明後日も観たいくらい。