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  KERA CROSS Vol.5「骨と軽蔑」博多座

  KERA CROSS Vol.5「骨と軽蔑」博多座異なる味わいで新たに創り上げる連続上演シリーズ「KERACROSS」。シリーズラストとなる今作はKERA自ら作・演出、女優7名と描くまさかの新作書き下ろし！手練れの女優7人と一緒に辛辣なコメディを作ってみたい。会話劇だ。会話、会話、会話。今は一応コメディと呼んでおくけれど、作品を占める笑いは苦味の強いものばかりになるかもしれない。2020年から2022年(それはコロナ禍と重なる)には原作モノひとつ含めて5本の芝居を書いた。その中には、心温まる群像劇や、家族で観て皆が笑顔で帰れるようなファンタジーもある。創りたくて創ったのだし、満足もしているが、2023年に入るとまったくそうした気分ではなくなっていた。軽いものを書こうにも己の気持ちに軽やかさが無い。それで、ズッシリと重く冷ややかな世界に美しさを探り、緊張感が支配する2本の芝居を書いた。年が変わり、2024年になったらどんなものが書けるだろうか。ピリピリしてばかりはしんどいから、そろそろ少し軽くいきたい。公表されたビジュアルの通り、「居並ぶ墓石(の絵)を前にして楽しそうに笑う女たち」がイメージだ。そんな不謹慎を笑ってしまえるような舞台になるといいなあ。今回は派手な仕掛けは使わないつもり。彼女たちの芝居が仕掛けだ。全力を注ぐ。よろしくお願い。ケラリーノ・サンドロヴィッチ演劇界での名だたる賞を立て続けに受賞し、2018 年秋には紫綬褒章を受章、2019 年には第26 回 読売演劇大賞 最優秀作品賞・優秀演出家賞を受賞するなど、その勢いがとどまるところを知らない、劇作家・演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチ（KERA）の戯曲を、才気溢れる演出家たちが異なる味わいで新たに創り上げる連続上演シリーズ。2019 年の第一弾『フローズン・ビーチ』 演出：鈴木裕美 、2020 年の第二弾『グッドバイ』演出：生瀬勝久 、 2021 年44～5 月の第三弾『カメレオンズ・リップ』（演出：河原雅彦）、2021 年1 2 月～2 022 年2 月第四弾『SLAPSTICKS 』（演出：三浦直之）と、上演を重ねてきた。（博多座HPより）作・演出：ケラリーノ・サンドロヴィッチ出演：宮沢りえ、鈴木杏、犬山イヌコ、堀内敬子、水川あさみ、峯村リエ、小池栄子第一部 12:30～14:00（90分）休憩 25分第二部 14:25～15:30（65分）小倉駅まで都市高速。新幹線と地下鉄を乗り継いで中洲川端着。博多座は中洲川端駅に直結している。休日の小倉駅は久しぶりだったが、けっこう混雑していた。1階席の最後尾から2列目か3列目で、上手側の端から3番目。お世辞にも良い席とは言い難いが、観難くはない。満席。パンフは2,000円。購入。読み応えあり。博多座は弁当やら土産やらの店がごちゃごちゃ出ていて、公演グッズ売場がどこにあるのか、探さないとわからない。KERA CROSSの掉尾を飾る第5弾は、ケラ自らの書下ろし新作。ナイロンの舞台でお馴染みの映像ギミックはほとんど使用せず、大規模なMONOとでも言おうか、圧倒的な会話劇に仕上がっている。ケチのつけようがない、素晴らしい出来。

  2024/03/30

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• MONO第51回公演「御菓子司 亀屋権太楼（ソワレ）」北九州芸術劇場小劇場

  MONO第51回公演「御菓子司 亀屋権太楼（ソワレ）」北九州芸術劇場小劇場18時1分開演。ほぼ満席。3列目の中央やや上手より。最高に見やすい席。この席で観て、マチネの席は端によりすぎていたのがよくわかった。あの位置では、部屋の中にいる感覚を得られない。水沼が娘の立川から、使い込んだ奨学金を返せと言われて、マチネでは水沼は「振り込む」と捨て台詞を残してはけたが、ソワレではこの台詞はなくなっていた。他にも、会社を継承することになった尾形が土下座するのを見た金替が、謝らないでくれと興奮する場面は、マチネでは金替は手で顔を覆っていたが、ソワレでは顔を見せていたり、マチネとソワレの間の短時間で微調整が施されている。尾形が1度だけ軽く台詞を噛んだ。

  2024/03/16

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  MONO第51回公演「御菓子司 亀屋権太楼（マチネ）」北九州芸術劇場小劇場

  MONO第51回公演「御菓子司 亀屋権太楼（マチネ）」北九州芸術劇場小劇場珠玉の会話劇で描く人間模様。ＭＯＮＯ新作公演が２年ぶりに登場！軽妙な笑いをベースに繰り広げられる珠玉の会話劇で人気の劇団ＭＯＮＯが２年ぶりに北九州に登場します。作・演出を手がけるのは、テレビドラマや脚本執筆ほか、ドラマ「半沢直樹」出演など、演出家・劇作家・俳優として多岐に活躍する土田英生。ワンシチュエーションコメディで多くの観客の心を掴んできたＭＯＮＯの新作公演「御菓子司 亀屋権太楼」どうぞご期待ください！江戸時代から続いてきたらしい和菓子屋「亀屋権太楼」が、経歴の捏造に端を発した騒ぎで存続の危機に立たされる。新しい社長は評判の人格者。彼なら道を誤らないはずだ。店、家族、そこに関わる人たちの10年間。今回のMONOは、場所も時間もとばしながら、視点を変えて人々の営みを俯瞰する新たな試み。善人と悪人の境界線はどこにあるんだろう？　私たちは誰に味方すればいいのだろうか？物語などを読んでいると、悪かった人が事件をきっかけに善人になったりする。また、別の話では仲間だった人が裏切って最後は敵になったりもする。仲の良かった兄弟が憎しみあったり、あんなに優しかった人が非道になったり。そんな時、当人はどんなことを思っているんだろう。そもそも人の性格とは変るものなのか、それとも相手との関係が変化するだけなのか。今回の話の舞台は「亀屋権太楼」。江戸時代から続く老舗和菓子屋らしい。当時から食べられていた繊細なお菓子を今でも作り続けている。働く人はプライドを持ち、お客さんも褒めてくれている。しかし状況が変化すると途端に全ては変わってしまう。ある和菓子屋の歴史を俯瞰して、人々の営みを見つめる……そんな話です。（北九州芸術劇場HPより）作・演出：土田英生出演：尾方宣久、奥村泰彦、金替康博、高橋明日香、立川 茜、土田英生、水沼 健、渡辺啓太14時1分30秒開演。上演時間はきっちり2時間。定期公演は毎年行われているが、ここ数年は、北九州に来るのは隔年が続いている。入りは9割くらいか。5列目で最も上手側の席。舞台セットは三方の壁のみで、極端にシンプルに見えたが、実は壁の中に仕込みがあって意外と複雑なものだった。とにかく場面転換が多く、暗転に次ぐ暗転。その暗転は真っ暗になるわけではなく、薄暗い中、演者たちが椅子を移動させているところを見せる。これまでのNOMOのステージにはなかった趣向。登場した瞬間から胡散臭く、最後まで胡散臭いまま終わったのはブローカー（？）の佐倉（土田）だけで、他は全員、裏表が反転して途中でイメージが変わる。最もわかりやすいのはアルバイトの北川くん（渡辺）。相変わらず、土田は人間の嫌なところを抉り取るのが上手い。大満足の2時間。パンフは500円。購入。

  2024/03/16

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  「大人の学芸会 vol.70」LIVE IN SOMETIMES

  「大人の学芸会 vol.70」LIVE IN SOMETIMES竪町のライブハウス。メンバーが新型コロナに感染した等で、急遽出演バンド2組が交代したらしい。当初のチラシがこれ。客席はこんな感じ。どう見ても年齢層が高い。平均年齢は60代後半と思われる。あおば組。トワ・エ・モワ世代。竹内ゆえ。全曲オリジナル。たまの知久が思い浮かんだ。プログラムにはない飛び入りで、モザンビークのNADJA。アコギのいい音が沁みた。松五郎 Blues bandその名のとおり、ブルース。ピアノがメチャうま。夢来人。「むらびと」と読むらしい。よくハモる、60年代フォーク。Double Stop。トリは王道ブルース。インストは素晴らしいが、女性ボーカルが趣味に合わなかった。あれなら日本語訳で歌った方がよかったような気がする。

  2023/07/22

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• MONO第49回公演「悪いのは私じゃない」（ソワレ）北九州芸術劇場小劇場

  MONO第49回公演「悪いのは私じゃない」（ソワレ）北九州芸術劇場小劇場17時開演。マチネと同じく3列目で、ほぼ中央。最高の席。さすがはMONO、短時間で修正して、誰も台詞を噛まなかった。

  2022/02/27

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  MONO第49回公演「悪いのは私じゃない」（マチネ）北九州芸術劇場小劇場

  MONO第49回公演「悪いのは私じゃない」（マチネ）北九州芸術劇場小劇場軽妙な会話の中に滲む人間模様。分断された社会の隙間を探す喜劇軽妙な笑いの中に、時に社会的な、時に個人的な問題を織り込む“会話劇”で人気の劇団MONO。作・演出の土田英生は、TVドラマ『崖っぷちホテル！』や映画『約三十の嘘』などジャンルを超えた執筆でも活躍中です。山奥の小さな会社を舞台に、社内で起こったある問題の解決を迫られる総務部本部長と、それぞれに言い分を繰り広げる社員たち。対立する意見、悪化する人間関係、先行き危うい会社の未来…。伏線のきいたスリリングな展開と絶妙な間合いの会話の応酬で演劇ファンを虜にする、ワンシチュエーションコメディの世界をご堪能ください！運転しているとふらふら歩くヤツに腹が立った車を駐めて目的地まで歩いたするとクラクションを鳴らしてくる車にムカついたいつだって私は悪くない（北九州芸術劇場HPより）作・演出：土田英生出演：水沼健、奥村泰彦、尾方宣久、金替康博、土田英生、石丸奈菜美、高橋明日香、立川茜、渡辺啓太13時開演。公演時間は2時間ちょっと。入口で検温あり。布マスクをしていたら、不織布マスクをしてくれと言われ、マスクを渡された。パンフは500円。購入。チケット購入時に席を選べなかったが、割り当てられた席はやや上手よりの3列目で、非常に見やすい。今回の公演は北九州から始まる。すなわち、昨日の公演が初日で、今日が2日目。ということもあるのか、常に完璧なMONOの団員たちが、珍しく台詞を噛む場面がちらほらあった。特に石丸奈菜美は、複数回噛んで不安定な印象。終演後の挨拶で土田英生も話していたが、2年前の第47回公演は、新型コロナが蔓延し始めたときだった。まさか2年後もコロナ禍が続いているとは、そのときは思いもよらなかった。

  2022/02/27

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  「ナイロン100℃ 47th SESSION イモンドの勝負」（ソワレ）北九州芸術劇場中劇場

  「ナイロン100℃ 47th SESSION イモンドの勝負」（ソワレ）北九州芸術劇場中劇場18時開演。マチネとソワレ、1日2公演連続観劇。1時間半程度のインターバルで2公演をこなす役者陣は、つくづく凄いと思う。1階席の上手より、やや後方。演者の表情がしっかり見えるぎりぎりの距離。思った以上に、マチネで居眠りをしていたことがよくわかった。劇場が入っているリバーウォークのクリスマス・ツリー。

  2021/12/25

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  「ナイロン100℃ 47th SESSION イモンドの勝負」（マチネ）北九州芸術劇場中劇場

  「ナイロン100℃ 47th SESSION イモンドの勝負」（マチネ）北九州芸術劇場中劇場KERA率いる劇団ナイロン100℃、約3年ぶりの新作公演！劇作家・演出家・音楽家など多彩な顔を持つケラリーノ・サンドロヴィッチ率いる劇団、ナイロン100℃の新作公演が約3年ぶりに決定！昨年末に予定していた劇団公演の中止を経てお届けする今作は、“観なくても損はない、捨て身の出鱈目芝居”。キャストにはおなじみの劇団主力メンバーのほか、赤堀雅秋、山内圭哉、池谷のぶえの3名を客演に迎えた強力な面々が集います。北九州での公演は約4年ぶり。独創性に富んだユーモア溢れるKERAワールドをぜひお楽しみください。久し振りにしっちゃかめっちゃかな舞台を創ってみたくなって、仮チラシには｢観なくても損はない、捨て身の出鱈目芝居」なんてコピーを載せてみたものの、いざ台本を書こうと思うと、若い頃のように「捨て身」になんかまったくなれなかった。劇団員たちだって、口ではなんとでも言うだろうが、「捨て身」で稽古からの三ヶ月弱を過ごせるわけがない。客演してくれる三人は尚更だ。呼んでおいて「捨て身」はないだろう。しかもコロナ禍に。ただ、ナンセンス・コメディばかりを連発していた頃の私には成し得なかった舞台にはしたいのだ。毎日どこかしらが痛む身体をなだめつつ、ナンセンスの、或いは、不条理の、と言った方がしっくりくるトーンになるかもしれないが、ともかくソレの極北に行ってみる覚悟。うっちゃることなく、ブラリと皆で出掛けてみる。そこで見るだろう景色は、まだ私にもわからない。大倉演じる男が、勝って勝って勝ちまくってると思い込むお話です。たぶん。よろしくお願い。主宰：ケラリーノ・サンドロヴィッチ作・演出：ケラリーノ・サンドロヴィッチ出演：大倉孝二／みのすけ、犬山イヌコ、三宅弘城、峯村リエ、松永玲子、長田奈麻、廣川三憲、喜安浩平、吉増裕士、猪俣三四郎／赤堀雅秋、山内圭哉、池谷のぶえ13時開演。一幕と二幕の間に15分の休憩をはさみ、上演時間は約3時間20分。昔は休憩なしのぶっ通しだったナイロンの舞台だが、演者も観客もともに高齢化して、数年前から休憩時間を設けるようになった。冬場ともなると、休憩時間にトイレに行っておかないともたない。どうやら客は女性の方が圧倒的に多いようで、女子トイレは長蛇の列。男子トイレに行列はなし。川崎クラブ・チッタのプログレのときとは逆。パンフは1,800円。購入。2階席の上手より最前列。手すりがちょうど舞台の前面の視界を遮る位置にあって、意外と見難かった。ケラがナンセンス・コメディの極北に行く覚悟と書いているが、そのとおりの内容。ナンセンスあるいは不条理の極み。時間軸が頻繁に変わるので、難解でもある。松永玲子は「娘のサナエ」役でセーラー服姿を披露。遠目には違和感はなかった。本人が羞恥心を抱いているかどうかは、わからない。途中、幾度か居眠りしてしまったが、これは難解だからというわけではなく、寄る年波の所為。10年ほど前から、演劇に限らず音楽だろうが講演だろうが、とにかく途中で睡魔に襲われて眠ってしまう時間帯が必ずある。休憩時間に劇場ロビーから撮った小倉城。窓ガラス越しなので、鮮明とは言い難い。

  2021/12/25

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  MONO 第47回公演「その鉄塔に男たちはいるという+」北九州芸術劇場小劇場

  MONO 第47回公演「その鉄塔に男たちはいるという+」北九州芸術劇場小劇場1998年初演、OMS戯曲賞を受賞した劇団代表作を同じ舞台セットを用いた新作とともに一挙上演！軽妙な笑いの中に、時に社会的な、時に個人的な問題を巧みに織り込む会話劇で結成30周年を迎える劇団ＭＯＮＯ。30周年企画シリーズとして1年間に4作品の上演を行っています。そのラストを飾る作品は、MONO結成10周年の際に主宰の土田英生が第6回OMS戯曲賞を受賞した『その鉄塔に男たちはいるという』オリジナルキャストでの上演に加え、同じ舞台セットを用いて「別の時代、同じ場所で時間を過ごした人々」を描く新作を加えた、2作品同時上演！（北九州芸術劇場HPより）作・演出：土田英生出演：水沼健、奥村泰彦、尾方宣久、金替康博、土田英生、石丸奈菜美、高橋明日香、立川茜、渡辺啓太新型コロナ感染防止のため、イベントというイベントが相次いで中止または延期を強いられている中、この公演は予定通り開催された。北九州芸術劇場のHPには、次のようにアナウンスされている。本公演は予定通り開催いたします。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、これまで劇団、劇場で開催可否について協議を行ってまいりました。主催者である劇団サイドの「予定通り開催を希望する」旨の意向も踏まえ、感染拡大防止措置を十分に行った上で、本公演は予定通り上演する運びとなりました。状況を鑑み、ご来場になれないお客様につきましては、下記の通り払い戻しを受け付けいたします。また、ご来場いただくお客様には感染症予防として以下、ご理解とご協力をお願いいたします。感染予防・拡散防止対策について・入口やプレイガイドにアルコール消毒液を設置していますのでご利用ください。・場内・手すり・ドア等の消毒を行います。・スタッフがマスクを着用しご対応させていただくことがあります。・館内掲示物などで感染予防・拡散防止告知をおこなっております。・場内・ホワイエの換気を行います。・終演後の面会は中止とさせていただきます。・関係者に疑わしい症状が見られる場合は即時診察を行い、中止も視野に入れさせていただきます。・ご来場のお客様の中から発症者が出たことが発覚した場合は、公演を直ちに中止とします。お客さまへのお願い・発熱、咳、くしゃみなどの症状がある場合は、ご来場の前に医療機関にご相談ください。・上記症状がない場合も、ご自身でマスクの着用など、感染予防対策をお願いいたします。・咳、くしゃみが出る場合には、マスクを着用いただくか、ティッシュ、ハンカチ、上着の内側や袖などで口と鼻を覆うなど、咳エチケットにご協力ください。・風邪や季節性インフルエンザ対策と同様、こまめなうがい、手洗い、手の消毒の励行をお願いいたします。・体調に不安のある方、ご高齢の方、妊娠中の方などご無理のないようにお願いいたします。中止、延期が正解なのか、強行開催が正解なのか、正直よくわからない。自分の隣の席も空いていたが、おそらく10名前後はキャンセルしていると思われる。キャンセル続出で客席がガラガラということにならなかったのは僥倖。パンフは500円。購入。14時開演、16時20分終演。10分の休憩を挟んで前半が新作、後半が再演作の構成。新作は50分程度の短篇。新作の出演は石丸奈菜美、高橋明日香、立川茜、渡辺啓太の4人。再演作の40年前の設定。再演作の出演は水沼健、奥村泰彦、尾方宣久、金替康博、土田英生の5人。再演作で奥村泰彦が演じる吉村陽乃介が、新作では小学3年生で、新作と再演作で唯一共通する人物。新作での出演はないが話には出て来る。新作は短篇ということもあって、土田の得意とする会話劇のエッセンスが詰まったようなものになっている。

  2020/03/08

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  「SPITZ JAMBOREE TOUR 2019-2020 "MIKKE"」マリンメッセ福岡

  「SPITZ JAMBOREE TOUR 2019-2020 "MIKKE"」マリンメッセ福岡スピッツ (Spitz)は、1987年に結成された4人からなるロックバンド、現在、草野マサムネ(ボーカル/ギター)と、三輪テツヤ(ギター)、田村明浩(ベース)、崎山龍男(ドラム)で活動を行っている。草野の透き通る歌声と、強い存在感を持つメロディとバンドサウンドが特徴的、また彼らが奏でる音楽は内面に秘めた人間の繊細さや、強さを描写している。1991年にシングル『ヒバリのこころ』とアルバム『スピッツ』でメジャーデビュー。1995年に『ロビンソン』、『空も飛べるはず』が大ブレイクし、国民的な人気を獲得する。今までの楽曲は多くのアーティストからカバーされ、その魂は様々なアーティストへ受け継がれている。2017年には結成から30年を迎える。これからも彼らが紡ぎ出す音楽の世界を楽しみたい。（チケットジャムより）17時開場、18時開演だが、15時半くらいには会場に着いた。会場内のレストランも、隣のサンパレスのレストランも満席だったので、ベイサイドプレイスまで行く。その途中のグッズ売り場。CDとDVDは別の場所。ベイサイドプレイスはしばらく来ていなかったが、いつの間にか古びて、鄙びた雰囲気をまとっていた。海鮮丼を食べて会場に戻る。大行列に並んで入場。チケットの本人確認はなかった。席は当日にならないとわからないようになっていたが、ここで判明。スタンド席N2列。Nは上手側スタンドの最上段の一角。お世辞にも良い席とは言い難い。ステージ上のメンバーの顔は判別出来ないし、PAの外側に位置しているので音も悪い。そもそも、マリンメッセ自体、変な反響があって音は良くない。ほぼ定刻に開演。前触れなく急に演奏が始まる。途中MCもなく、次から次にどんどん演奏。かなりの曲数をこなしてやっとMCが入るが、大した話もなくまた演奏に入る。2時間経過してメンバーが袖に引っ込んで、観客が続々とトイレに行き始めたので休憩に入ったのかと思いきや、しばらくしてメンバーが再び姿を現すと、マサムネがさらっと「アンコールありがとう」と言う。あそこで終わりだったのか！アンコールに入って、はじめてメンバー紹介。ここでは全員よく喋る。それから3曲ほど演奏して終演。なんとも手堅いコンサート。

  2019/12/28

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  「谷山浩子ソロライブツアー2019」広島ゲバントホール

  「谷山浩子ソロライブツアー2019」広島ゲバントホール原爆ドームから歩いて会場へ。開場の16時30分に余裕で間に合った。グッズは、トートバッグと猫森集会2019パンフレットを購入。猫森が中止になっていなければ、パンフは当日の会場で購入していただろう。実現しなかったギグのパンフを持つというのも、なかなか乙ではないか。ゲバントホールは、昨日の山口と似た作り。定員もほぼ同じくらいだろう。若干、広島の方が広いか。今日も定刻の17時ぴったりに開演。今日は昨日の5列目よりは後ろの8列目だが、小さな会場なので距離は問題ない。だが、ほんの少し下手よりなだけの席で直線上に谷山さんが位置するため、前の人の頭が邪魔になってよく見えない。傾斜のないホールなので、これは仕方ない。昨日同様、間に休憩をはさんで、ほぼ2時間きっかりのギグ。オフィシャル発表のセットリストは、次の通り。01.恋するニワトリ02.遺跡散歩03.COTTON COLOR04.椅子05.穀物の雨が降る06.世界一不幸なトナカイ　（リクエスト）07.河のほとりに　（リクエスト）08.鬼こごめ　（リクエスト）09.悪魔の絵本の歌　（リクエスト）10.花さかニャンコ11.ネムルル12.不眠の力13.意味なしアリス14.粉雪の日15.犬を捨てに行く16.ここにいるよ01.イーハトーブの魔法の歌昨日とはまるっきり違うセット。その場のリクエストで昨日とかぶった「河のほとりに」以外は、新曲で必ず演る「花さかニャンコ」と「ネムルル」の2曲のみが昨日と同じなだけ。ソロだからこそ出来ることとはいえ、これを毎回やっているのだから畏れ入る。昼間よく歩いた所為か睡魔に襲われ、「悪魔の絵本の歌」はいつの間にか終わっていた。（すでにネムルルがいたのか？）

  2019/11/04

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  「谷山浩子ソロライブツアー2019」ニューメディアプラザ山口 多目的シアター

  「谷山浩子ソロライブツアー2019」ニューメディアプラザ山口 多目的シアター猫森集会の後半が中止になって、その後ソロツアーが始まっても谷山浩子の体調は元に戻らず、2公演が中止。猫森と合わせて、都合5公演が中止となって、これは谷山浩子史上初のことらしい。山口と広島もどうなるか不安で、直前までホテルを取らずにいたのだが、どうやら大丈夫そうなので慌ててホテルを取った。新幹線で新山口へ。新山口から山口線に乗り換え。どうも山口の在来線はICカードが使えないようで、現金で切符を買わねばならない。ローカル線は扉の開閉が自動ではない。そして、バスでもないのに整理券がある。湯田温泉に到着。有名な温泉地なのだが、活気がない。昔は栄えていたのだろうが。公演会場のニューメディアプラザ山口。定員248名の小さなホール。17時開場。グッズは荷物になるので、明日の広島で購入予定。B列なので前から2列目と思っていたら、ステージ前にパイプ椅子を3列出して、B列は5列目になっていた。5列目でも、なにせ小さな会場なので谷山さんに近い。しかも下手よりで、谷山さんの運指がばっちり見える位置。ピアノの黒面に反射する運指まで見えて、これは堪えられない。予定の17時30分ぴったりに開演。オフィシャルで発表されているセットリストは次の通り。01.カントリーガール02.ふたり03.草の仮面04.不思議なアリス05.クルル・カリル06.フィンランド （リクエスト）07.銀の記憶 （リクエスト）08.河のほとりに （リクエスト）09.銀の指環 （リクエスト）10.花さかニャンコ11.ネムルル12.おやすみ13.サーカス14.骨の駅15.人魚はあるけない16.同じ月を見ている01.星より遠い間に10分程度の休憩をはさんでの2部構成。きっかり2時間で収める職人芸。全曲、谷山さんのピアノ弾き語り。セットは毎回がらりと変えて、しかも、4曲はその場のリクエストに応えて演奏する。実に、畏るべき職人芸。

  2019/11/03

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  NODA・MAP第23回公演「Q：A Night At The Kabuki」北九州芸術劇場大ホール

  NODA・MAP第23回公演「Q：A Night At The Kabuki」北九州芸術劇場大ホール謎が謎を呼ぶ“4人のロミジュリ”、NODA・MAPに降臨！待望のNODA・MAP第23回新作公演が決定！ウィリアム・シェイクスピア不朽の名作『ロミオとジュリエット』をベースに、野田秀樹が描くのは“禁断の恋”。古今東西、400年以上もの間、様々なアプローチで描かれてきた悲劇だが……もし、悲恋のロミオとジュリエットが、本当は生きていたとしたら？『Q』に登場するのは、広く語り継がれてきたロミオとジュリエットと、“その後のロミオとジュリエット”。“4人のロミジュリ”を演じるのは、松たか子、上川隆也、広瀬すず、志尊淳。さらに、世代もキャリアも異なる総勢10名の豪華俳優陣が集結し、シェイクスピアも真っ青の予測不可能な物語が幕を開ける。そして今回のタイトル『Q』が意味するものとは……あの世界的ロックバンド、クイーン（QUEEN）!!「クイーンが愛する日本で、彼らの名盤『オペラ座の夜』の世界観を舞台にできないか？」クイーンが信頼する音楽プロデューサーからのオファーをきっかけに、クイーン“公認”の画期的な作品が今まさに生まれようとしている。謎が謎を呼ぶ“4人のロミジュリ”が、クイーンが、NODA・MAPに降臨する。演劇史に新たな1ページを刻むNODA・MAPの『Q』に、是非ともご期待ください！今回、野田が描くのは、ズバリ“禁断の恋”。ベースとなるのは、ウィリアム・シェイクスピア不朽の名作、『ロミオとジュリエット』である。対立する間柄にも関わらず、恋に落ち、密かに結婚したモンタギュー家の一人息子ロミオと、キャピュレット家の一人娘ジュリエット。動乱の時代のなか、ジュリエットはロミオと添い遂げるべく、仮死の毒で偽装自殺を図る。しかし、ジュリエットが本当に死んだと勘違いしたロミオは、彼女の墓の前で服毒し、自ら命を絶ってしまう。ほどなく仮死状態から目覚めたジュリエットは嘆き悲しみ、遂にはロミオの短剣を手に、彼の後を追ってしまうのであった――。だが……もし、悲恋のロミオとジュリエットが、本当は生きていたとしたら？？そう、何と『Ｑ』には“２人のロミオ”と“２人のジュリエット”が登場する。それは広く語り継がれてきたロミオとジュリエットと、“その後のロミオとジュリエット”なのだ！！過去にも野田はドストエフスキー『罪と罰』や、坂口安吾『桜の森の満開の下』、『夜長姫と耳男』を下敷きに、大胆不敵な剽窃（＝remix）を加え、全く新しい戯曲を披露してきた。だが、この『Ｑ』は、すでにその遥か上の上を行く、シェイクスピアも真っ青の予測不可能な物語となる様相を呈している。しかも、謎に満ちた野田の企みに引き寄せられるかの如く、前代未聞のキャストが集結する。“４人のロミジュリ”を演じるのは、松たか子、上川隆也、広瀬すず、志尊淳。まさに誰も予想し得なかった、今をときめく４名の顔合わせが実現する！！さらには、橋本さとし、小松和重、伊勢佳世、羽野晶紀、竹中直人、そして野田秀樹と、世代もキャリアも異なる総勢10名の豪華俳優陣が一堂に会する！！このうち、上川、広瀬、志尊、橋本、伊勢、竹中の６名がNODA・MAP初参加。特に、広瀬は本作が舞台初挑戦となるのだから絶対に見逃せない。演劇、オペラ、バレエ、映画、音楽、ミュージカルと、古今東西、400年以上ものあいだ、様々なアプローチで描かれてきた『ロミオとジュリエット』。それを、敢えて、この2019年に持ち出す以上、無論、一筋縄でいく物語のはずはない。（北九州芸術劇場HPより）作・演出：野田秀樹出演：松たか子、上川隆也、広瀬すず、志尊淳、橋本さとし、小松和重、伊勢佳世、羽野晶紀、野田秀樹 、竹中直人ら19時開演ということで、夕方のラッシュアワーにかちあって、思った以上に会場到着まで時間がかかった。入口前には、本人確認の行列。大ホールでひとりひとり本人確認なんかやっていたら、入場に時間がかかって仕方ない。といって、転売防止措置は必要だろうし、悩ましいところ。パンフは1,300円。購入。1階の最後列に近い席で、2階席の最前列よりも奥まっていて2階と3階は見えなかったのでわからないが、少なくとも1階は満席。間に15分の休憩を挟む二幕。実は二幕あることを知らなかったので、一幕目が終わったときに「え？これで終わり？」と思ってしまった。音楽は「ラブ・オブ・マイ・ライフ」が「ライブ・キラーズ」のバージョンも使っていた以外は、すべて「オペラ座の夜」から。大ホールのような大きな箱で、大音響で「オペラ座の夜」を聴く機会などそうはないので、芝居そっちのけで音楽を堪能。途中でFOするのが恨めしかった。上川隆也以下の猛者連は、いつも通り。広瀬すずは猛者連の中にあって、よく健闘していた。そして、遠目からでも圧倒的に可愛かったが、せめて表情がわかるくらいの、もう少し前の方で見たかった。志尊淳の安定感には光るものあり。ギャグは上滑り気味。カーテンコールは都合4回か5回。スタンディング・オベーション。

  2019/10/31

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  「RICHARD PINHAS LAST JAPAN TOUR」SILVER ELEPHANT

  「RICHARD PINHAS LAST JAPAN TOUR」SILVER ELEPHANTRICHARD PINHAS LAST JAPAN TOURフランス・ミニマル／アヴァンギャルド・ミュージックの鬼才、リシャール・ピナス。MAGMAとならぶフランス屈指のアヴァン・ロック・グループHELDONの首謀者である。独自の美学に基づいたエレクトロニクスと狂気をおびたギターによるバンド・サウンドの圧倒的な音世界は、プログレ・ファンはもとより、アヴァンギャルド、トランス・ミュージックのファンをも巻き込み現在までに数十枚のアルバムを発表している。'92年に哲学の世界から再び音楽に立ち戻り精力的な活動を続けてきたピナスだが、体力的な問題から今回が最後の日本ツアーとなり、前回に続き吉田達也が全公演をサポート。ピナスのギターは、超ロングディレイを駆使した幾十にも重なるレイヤーでコスミックかつサイケデリックな音の洪水を引き起こし、その上を吉田のパワフルかつ変則的なドラムが縦横無尽に駆け回り異空間を作り出す。本公演ではゲストにホッピー神山を迎え、トリオでHELDONの曲をメインに演奏。ピナス吉田デュオでは現在ツアーに向けて製作中のアルバムからの新曲を。また東京ではこの日のみとなるピナスソロも。g.RICHARD PINHASkey.ホッピー神山dr.吉田達也（SILVER ELEPHANT HPより）ピナスの当日券があるということで、ミュシャ展行を取りやめて吉祥寺へ。開演まで隣の店で待機。バックに昭和のラブホを思わす鏡があって、これはドラマーの手元が見えて大変重宝する。

  2019/09/22

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• 「Takahiro Fuchigami's High-Tech Syndicate featuring Hiroyuki Tamaki」BIG BAND

  「Takahiro Fuchigami's High-Tech Syndicate featuring Hiroyuki Tamaki」BIG BANDOPEN ／19:30START／20:00チャージ／1,000円（要1ドリンクオーダー）渕上貴大：b玉木裕之：g渡辺大樹：key林田一志：dr知人のジャズ・バンドのライブ。休憩を挟んで前後半とも約50分。アンコールは長尺。クロスオーバー。曲によりフレットレスとフレットを使い分ける。延々と続くインタープレイが非常に心地良く、良い意味で睡魔に襲われた。

  2019/05/25

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  「ジャズ・ロック・レジェンズ 2019」クラブチッタ川崎

  「ジャズ・ロック・レジェンズ 2019」クラブチッタ川崎2019年5月18日(土) OPEN 16:00 / START 17:00 (終演時間は20時45分頃を予定)ジャズ・ロック・レジェンズ 2019CLUB CITTA' 30th AnniversaryJAZZ ROCK LEGENDS Vol.1ジャズ・ロック・レジェンズ 2019AREA / ARTI&MESTIERI北九州13:35発、羽田15:10着。羽田から京急川崎まで、所要17分。川崎に直行する場合は、飛行機の方が断然便利。チェックインして、チッタ前でKと落ち合う。今回、グッズを購入する予定はない。【第1部】アルティ・エ・メスティエリ　来日メンバー：　　フリオ・キリコ（Furio Chirico：drums, percussion）　　ジジ・ヴェネゴーニ（Gigi Venegoni：electric & acoustic guitars）　　ロベルト・プッジョーニ（Roberto Puggioni：bass, fretless bass）　　ラウタロ・アコスタ（Lautaro Acosta：violin）　　ピエーロ・モルタラ（Piero Mortara：accordion, keyboards, piano）キリコ、ベネゴーニ、クロベーラのトライアングルのうち、キリコとベネゴーニの2人がそろっているので、全盛期のアルティそのままと言っても過言ではなかろう。顔の下半分を覆う真っ黒な髯と、やけに真っ白な歯で変な人に見えるが、とにかく、豪快さと繊細さを併せ持つキリコのドラミングは凄まじい。この人、左利きだったのか。ピエーロ・モルタラのキーボードは派手さがないが、アコーディオンで自己主張している。【第2部】アレア　来日メンバー：　　パトリッツィオ・ファリゼッリ (Patrizio Fariselli：piano, keyboards) 　　ヴァルテル・パオーリ (Walter Paoli：drums)　　マルコ・ミケーリ（Marco Micheli：electric bass, contrabass）　　クラウディア・テリーニ（Claudia Tellini：vocal）トファーニとタボラッツィが抜けて、ほぼファリセッリのバンドとなっている。女性ボーカルが入ってデメトリオ役をこなす。このお姐さん、上手いことは上手いが、やはりデメトリオを再現するまでは至らない。第2部終了後、アレアにアルティが合流。もの凄いコラボを見せる。ここでも最も目立っていたのはキリコだった。観客の中にケンソー清水らしき人を見かけたが、当人だったのだろうか。終演後はK、Gと3人で、Kの宿泊するホテルの中華料理屋で打ち上げ。

  2019/05/18

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• 「Paul Hagimoto Large Jazz Emsemble」BIG BAND

  「Paul Hagimoto Large Jazz Emsemble」BIG BANDOPEN ／18:30START／19:00チャージ／1,000円（要1ドリンクオーダー）【Jazz】渕上貴大率いるビッグバンドの演奏知人のビッグ・バンドのライブ。p.×1b.×1dr.×1sx.×4tb.×4tp.×4だったと思う。ホーンの人数はちょっと自信がない。第1部が50分で、10分休憩後第2部が1時間くらい。アンコール1曲。終演は21時15分くらいだったかな。素晴らしいライブでした。御馳走様でした。

  2019/03/16

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  KERA・MAP #008 「修道女たち」北九州芸術劇場中劇場

  KERA・MAP #008 「修道女たち」北九州芸術劇場中劇場名だたる演劇賞を受賞したKERA•MAPシリーズ最新作！今年劇団結成25周年を迎え、未だ人気の衰えるところを知らないナイロン100℃を主宰するケラリーノ・サンドロヴィッチ。劇団以外の活動の場として、KERAが2001年にスタートしたKERA•MAPシリーズの最新作が上演決定！#006『グッドバイ』、#007『キネマと恋人』と立て続けに名だたる演劇賞を受賞し注目を集めるシリーズ最新作にKERAが選んだモチーフは“修道女”。キャストには鈴木杏、緒川たまき、犬山イヌコ、高橋ひとみほか演劇界で活躍する色とりどりの層の厚い女優陣が結集。それに対峙する、鈴木浩介、みのすけという実力派俳優を迎え、女性の心理を巧みに描くことに定評のあるKERAが、多彩な女優陣をどう描き切るのか？KERA•MAPの新たな挑戦にご期待ください！（北九州芸術劇場HPより）宗教とは無縁な私が聖職者の物語を描きたいと欲するのは何故なのだろう。理由はいくつでも挙げられる。第一に、禁欲的であらねばならぬというのが魅力的。奔放不覊な人間を描くよりずっと面白い。「やっちゃいけないことばかり」というシチュエーションは、コントにもシットコムにももってこいだ。第二に、宗教的モチーフが、シュールレアリズムやマジックリアリズム、或いは不条理劇と非常に相性がよい。不思議なことがいくら起こっても、「なるほど、神様関係のお話だからな」と思ってもらえる。時間が無くて二つしか思い浮かばなかったが、かつて神父を登場人物にした舞台をいくつか描いてきた私が、満を持して修道女の世界に挑む。しかも複数だ。修道女の群像劇である。どんなテイストのどんなお話になるかは神のみぞ知る。ご期待ください。（ケラリーノ・サンドロヴィッチ）作・演出：ケラリーノ・サンドロヴィッチ出演：鈴木杏、緒川たまき、鈴木浩介、伊勢志摩、伊藤梨沙子、松永玲子、みのすけ、犬山イヌコ、高橋ひとみマチネ。パンフは1,800円。購入。1階の後ろから3列目か4列目で、やや下手よりの席（しか取れなかった）だったが、中劇場なので役者の表情もかろうじてわかる。1階のこのあたりと2階の最前列だと、どちらがいいか迷うところ。1階はびっしり埋まって満席。おそらく2階もそう。ケラ大人気。村のちょっと頭の弱い女役の鈴木杏を除き、女性陣はみな修道女ということで、同じコスチュームを着ているため区別がつき難い。特に、松永が埋もれてしまっている感じがあって、彼女には気の毒な配役かも。客演（ではないか。ナイロンの公演ではないから。）の高橋ひとみは、ナイロンの役者陣とは持ち味がかなり異なり、そのふわっとした感じが新鮮。カーテンコールは3回で、ケラも姿を見せた。ああ、やっぱりケラはいい話を書くなあ。ブラックだけど。

  2018/12/02

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  「CAMEL "Moonmadness tour 2018" Entirety And Other Classic Songs」クラブチッタ川崎 #2

  「CAMEL "Moonmadness tour 2018" Entirety And Other Classic Songs」クラブチッタ川崎 #2まだ昼を食べてなかったので、吉野家で牛丼、ではなく豚丼を食べてみた。豚は豚で美味い。ホテルでぐだぐだしていると、いつの間にか開演時間が迫ってきていた。昨日の3人は城のスタンプラリーに出かけて不在。アンコールの「ラヤダー」がなかったのが違うだけで、セットリストは昨日とほぼ同じ。「ラヤダー」がなかった分、演奏時間は3時間強ではなく3時間弱。

  2018/05/20

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  「CAMEL "Moonmadness tour 2018" Entirety And Other Classic Songs」クラブチッタ川崎

  「CAMEL "Moonmadness tour 2018" Entirety And Other Classic Songs」クラブチッタ川崎16時会場、17時開演。ホテルにチェックインして、会場に着いたのは開演10分前くらいになってしまった。第1部が「ムーンマッドネス」完全再現。10分～15分の休憩をはさんで第2部。第2部は全キャリアから満遍なく選曲。新曲もあり。アンコールは「ラヤダー」と「レディー・ファンタジー」。3時間強。現行メンバーの演奏が素晴らしいのは、前回の来日で確認済みだったが、やはり今回も文句なしの大熱演。ラティマーが神に見えた。グッズは買うつもりはなかったのに、休憩時間にキャップとトートを買ってしまった。終演後はいつもの4人に3人が加わって、ミュージック・バー「ローリング・ストーン」で宴会。

  2018/05/19

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• MONO「隣の芝生も。」北九州芸術劇場小劇場

  MONO「隣の芝生も。」北九州芸術劇場小劇場ソワレ。18時30分開演。これまで、同じ公演を別の日に観る、あるいは同じ日に別の劇団を梯子するということは何度かあったが、同じ日のマチネとソワレを観たのはこれが初めてだろう。下手よりのほぼ中央。マチネでは最前列で役者の表情を観察、このソワレでは舞台全体が視界に入る位置で流れを確認。客席の位置によって、かなり見え方が変わる。やや高い位置から見ると、回り舞台が回転する際に奥まで見えるが、低い位置の最前列ではまったく見えなかった。終演後は尾方、水沼、渡辺啓太の3名によるアフタートーク。

  2018/04/07

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  MONO「隣の芝生も。」北九州芸術劇場小劇場

  MONO「隣の芝生も。」北九州芸術劇場小劇場笑顔の人とすれ違う。 悩みとかないんだろうね。 と、思われた人が通り過ぎてから呟いた。 「今の人、幸せそうで羨ましいよ」古い雑居ビルは配管が古くて水回りの調子が悪い。 隣合わせに入居している2つの会社。互いのことは詳しく知らない。 印象だけで羨ましく思い合っている。 無関係に思われたそれぞれの物語は、いつしか交差し、絡み合って行く。これまでのMONO。これからのMONO。現在の到達点を示すコメディ。 「隣の芝生も。」どうぞご期待ください。それにしても……わたし以外は幸せそうだ。わたし以外は幸せそうだ。軽妙な笑いの中に、時に社会的な、時に個人的な問題を巧みに織り込む会話劇で人気の劇団MONOが、1年ぶりに北九州に登場！作・演出は、テレビドラマ・映画の脚本も多く手がける土田英生。ワンシチュエーションで展開するコメディを得意とする彼らが、今回新たに、２つの話が同時進行する会話劇に挑戦します。伏線のしっかり張られたコメディにご期待ください。（北九州芸術劇場HPより）作・演出：土田英生出演：水沼健、奥村泰彦、尾方宣久、金替康博、土田英生　　　／石丸奈菜美、大村わたる、高橋明日香、立川茜、渡辺啓太マチネ。14時開演。パンフは500円。購入。上手より最前列。小劇場の最前列は役者が目と鼻の先にいるので、細かい表情まで手に取るようにわかる。逆に舞台全体を視界に収めることができないため、見逃している場面があったりもするが。ということで、尾方の右目が尋常でないくらいに充血していたのも見えたのだが、あれはなんだったのだろう。安定のMONO。今回も隙なし。高橋明日香（橘栞役）の合言葉が聞き取りにくく、間違った合言葉になっていることが表現できていなかったのが気になったくらいで、あとは完璧。

  2018/04/07

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  ナイロン100℃ 44th SESSION「ちょっと、まってください」北九州芸術劇場中劇場

  ナイロン100℃ 44th SESSION「ちょっと、まってください」北九州芸術劇場中劇場ナイロン100℃再始動！！！3年ぶりの新作書き下ろし公演！劇作家、演出家、映画監督、ミュージシャンなど多才に活躍するケラリーノ・サンドロヴィッチ率いるナイロン100℃が、2年ぶりに再始動！！3年ぶりの新作書き下ろし公演が決定しました！キャストには、ナイロン100℃の三宅弘城、大倉孝二、みのすけ、犬山イヌコ、峯村リエ、村岡希美、藤田秀世、廣川三憲に加え、客演の水野美紀、遠藤雄弥、マギー。ナンセンス・コメディを得意とし、遊び心溢れる独創的なKERAワールドにご期待ください。大変お待たせしてしまった。ナイロン１００℃の公演、2年前の「消失」は再演だった。新作は3年ぶりとなる。再始動を謳うのはどうにも大袈裟だが、また、もう少しの間、劇団員と共に、少々歳をとった今の我々にしか創り得ない舞台を創り続けようと思っている。この度書こうと考えているのは乞食と金持ちが入れ替わる物語だ。と書くと「そりゃ、あれじゃないか、『王子と乞食』じゃないか」と言う者もあろう。敢えて否定せず、観て驚いてもらう手もなくはないものの、やはりここはキッパリと言っておく。「まっっっっったく違います」。まず、王子は出ない。乞食と入れ替わるのは金持ちであり、また、金持ちも乞食も「家族」、つまり複数だ。単数より多い。多けりゃ勝ちというものではないが。現代における道化としての、金持ちの家族と乞食の家族。彼らは、紋切型の言葉で言えば日常的な生活空間からこぼれ落ちた人々だが、それだけに、或る演劇的な佇まいを見せている。彼らほど、我々の今を代表する道化師にふさわしい者たちはいない。これ以上のことは、ちょっと、まってください。主宰 ケラリーノ・サンドロヴィッチ（北九州芸術劇場HPより）作・演出：ケラリーノ･サンドロヴィッチ出演：三宅弘城、大倉孝二、みのすけ、犬山イヌコ　　　峯村リエ、村岡希美、藤田秀世、廣川三憲、木乃江祐希、小園茉奈／　　　水野美紀、遠藤雄弥、マギーマチネ。2～3分遅刻して、案内されながら入場した。これは初めての体験。開演時間ちょうどに始まることは滅多にないナイロンが、こんなときに限って定刻通りに開演する。1階席は満席のようだったが、2階席は半分程度の入りだった。一幕95分、休憩15分、二幕80分。パンフは1,800円。購入。というわけで、最初の5分程度は見逃しているが、不条理劇なのでさほど影響はない。マギーの客演を観るのは「2番目、或いは3番目」以来だと思うが、ナイロンの猛者たちの中にあってもこの巧者はひときわ光っている。本当に上手い。「消失」での八嶋智人以上。水野美紀の客演は「神様とその他の変種」以来か。松永玲子がいないのは寂しい。毎度の事ながら、大掛かりな舞台には感心する。今回は回り舞台で、さらに大掛かり。

  2017/12/16

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  PARCO presents RICHARD O'BRIEN'S「ロッキー・ホラー・ショー」北九州芸術劇場大ホール

  PARCO presents RICHARD O'BRIEN'S「ロッキー・ホラー・ショー」北九州芸術劇場大ホールご機嫌な生演奏で繰り広げる狂乱のロック・ミュージカル!!演劇界きってのロック野郎・古田新太、2011～12年版演出のいのうえひでのりからバトンを渡された河原雅彦、“ロッキー・フリーク”を自称してはばからない二人が新タッグを組んで贈る、カルト・ミュージカル傑作中の傑作、「ロッキー・ホラー・ショー」。1973年にイギリスで初演し、世界中を熱狂の渦に巻き込んできた伝説のミュージカルが再び日本へ襲来！2017年末、ロッキー・フリークがこぞって結集し、ご機嫌なロックバンドの生演奏と共に繰り広げる狂乱のロック・ミュージカル!!（北九州芸術劇場HPより）脚本・作詞・作曲：リチャード・オブライエン演出：河原雅彦訳詞・音楽監督：ROLLY振付：牧宗孝（MIKEY from 東京ゲゲゲイ）出演：古田新太 　　　小池徹平、ISSA、ソニン　　　上木彩矢、アヴちゃん（女王蜂）、吉田メタル　　　東京ゲゲゲイ【BOW・MARIE・YUYU・MIKU】　　　ROLLY、武田真治 ほか演奏：ROLLY(Gt)　武田真治(Sax)　大塚茜(Key)　　　　女王蜂【ひばりくん(Gt)　やしちゃん(Ba)　ルリちゃん(Dr)】　ながしまみのり(Key)マチネのつもりがソワレで、2階席のつもりが1階席。翌週のナイロン100℃の公演とごっちゃになっていた。3階席までほぼ満席だったようで、凄い人気。途中で10分の休憩があり、正味2時間の内容。ただし、アンコール的に20分ほど延長した。わが席は上手よりの端ではあったが、M列なのでステージとの距離は遠くない。一般発売になってから買った割には、悪くない席だった。途中で客も立って踊る場面があるので、2階席ではおもしろさ半減だったことだろう。1階席でよかった。隣の人が幕間で帰ってしまったのもラッキー。パンフは2,000円。購入。他のグッズはTシャツが2種類に、各種公演DVD。さらに、ロッキー・トゥゲザー・グッズが1,500円、オリジナルプレートライトが1,200円、光線銃が800円。これらは芝居の最中に使用できる。そうとも知らずに、開演前に衝動買いでロッキー・トゥゲザー・グッズを購入したが、買って正解だった。ロッキー・トゥゲザー・グッズ。白と黒のいずれかを選ぶ。ロッキー・トゥゲザー・グッズの中に入っている、ペンライトと吹き戻し。吹き戻しは3つ入っているわけではない。オリジナルプレートライト。光線銃。新感線の芝居で音楽パートを増量したような感じで、ミュージカル嫌いでもこれならなんとかついていける。とはいっても、出演者の大半は、何言ってるのかわからないことが多い。その中にあって、古田、ソニン、小池の3人の台詞はきっちり聴き取れた。さすがだ。

  2017/12/09

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  「風音 2017 1st Day」西南学院大学チャペル

  「風音 2017 1st Day」西南学院大学チャペル石橋凌が、KBCの岸川ディレクター追悼の意を込めて始めたジョイント・ライブ、風音（KAZAOTO）が、今年で10回目を迎えた。記念すべき第10回の出演者は次のとおり。左上から時計回りに、石橋凌、鮎川誠、Char、THE INCOS、植田真梨惠、杉真理。MCはスマイリー原島。16時開場、16時半開演。大学内のチャペルでハードロックを演っていいのだろうか、アンプで大音量を流しても大丈夫なのだろうかと危惧しながら入場してステージを見ると、セッティングは完全にロック仕様。どうやら、チャペル建て替え時に、あらかじめこういう使用方法を想定していたと思われる。椅子もホールのようで、チャペルによくある木の長椅子ではない。オープニングは地元の若手バンド、THE INCOS。ベースレスで、キーボードの女声。チャペルの音響がエレクトリック・サウンドには適していないのか、耳障りな音。次の植田真梨惠は、アコギ弾き語り。生弦はよく響いていた。セットチェンジの幕間で、原島に招かれて松井伸一が登場。懐かしい。ここから大御所たちが次々に登場する。杉真理もアコギ弾き語り。巧みなMCも相俟って、職人的な輝きを放つ。西南学院高校では、スクエアの伊東たけしと同級生だったらしい。石川さゆりが歌った、杉作曲のCM曲「ウイスキーが、お好きでしょ」を熱唱。石橋凌は自前のバンドをバックに、強烈なバンド・サウンドを展開。石橋のバンドはその後も居座り、Charと鮎川誠のバックも務める。Charの登場で、会場のボルテージが急激に上がる。やはりCharは千両役者、登場しただけで空気ががらっと変わる。スティービー・ワンダーの「迷信」に感激。鮎川誠はビンテージ・レスポールで登場。亡き妻、シーナのパートを自分で歌うので、これは苦しい。再び石橋凌が登場して数曲を演奏後、セッションが始まる。最後は全員で「スタンド・バイ・ミー」。終演は20時半に近かった。これで4,500円は安い。以下、KBCのHPより。石橋凌（g.藤井一彦/key.伊東ミキオ/b.渡辺圭一/vln.太田惠資/梶浦雅弘）1956年7月20日生まれ、 久留米市出身 2006年からスタートした本イベント「風音」の発起人アーチストである。1977年に結成された伝説的ロックバンドA.R.B.（エーアールビー）の元VOCAL 1990年に松田優作の意思を継ぐべく、音楽活動を停止し、役者としての活動に専念。1998年に新メンバーにより復活するも、2006年3月、ファンへ最後のメッセージ 「一生歌っていきます。魂こがして」と残し、A.R.Bを脱退、それによりA.R.Bは解散。 氷室京介、福山雅治 、奥田民生, EBI、JUN SKY WALKER(S)、甲本ヒロト, 真島昌利 など数多くのミュージシャンに影響を与えた。役者としても、映画やドラマに数多く出演。 三池崇史監督や北野武監督作品、ハリウッド作品にも出演している。シンガーと俳優2つの顔を持つ石橋凌が2011年、一人の表現者として音楽活動を再開。2016年「R-60 Project」として、LIVE TOUR「Neo Retro Music 2016」、7月20日 BIRTHDAY LIVE「SOULFUL CARNIVAL」など精力的に活動。そして、2017年7月19日、約6年振りのオリジナル・アルバム「may Burn！」リリース。鮎川誠1948年、福岡県久留米市生まれ。「シーナ&ロケッツ」のバンマス･ギタリスト。1970～1978年、福岡を代表するバンド「サンハウス」のリードギタリスト･コンポーザーとして活動後、1978年よりシーナ＆ロケッツを結成。『涙のハイウェイ』でデビュー。『ユーメイ・ドリーム』が大ヒットとなる。エルビス･コステロやラモーンズともライブで共演し、1981年にはアルバム『SHEENA&THE ROKKETS』でアメリカデビューも果たす。また当時としては画期的であった、セルフプロダクションの立ち上げなどを通してプロデュース集団としてのシーナ&ロケッツを訴求、多彩な活動に乗り出す。その中でも「ロックは生だ。音で勝負!」という鮎川の指針のもと、アリーナクラスから数々のフェス、ライブハウスに至るまで、妥協なきステージングで繰り広げられるライブアクトを中心に活動を続けている。結成時のオリジナルメンバーを現在も擁し、質･量ともに群を抜いたその活動歴は、ジャンルを越え、日本を代表するロックバンドとしての可能性を独走状態で追求し続けている。自身のソロ作としては『クールソロ』（Alfa）、『London Session』シリーズ（Speed Star）がある。音楽以外でもモデルとして多くのテレビCMや広告に出演するなど、その独特の存在感で多くの人を惹きつける。俳優としてテレビドラマNHK『ちゅらさん』などに出演。映画では『ジャージの二人』（08年/中村義洋監督）をはじめ多くの出演作がある。またそれまでフォーカスされていなかった魅力を発揮し、『ワルボロ』（07年/隅田靖監督）では映画音楽を手がけた。また、音楽･コンピュータへの博識を活かした『60'sロック自伝』『200CDロックンロール』『ローリング･ストーンズが大好きな僕たち』（山川健一と共著）、『DOS Vブルース』などの著作もある。Char1955年6月16日東京生まれ。本名・竹中尚人（たけなか　ひさと）。8歳でギターをはじめ、10代からバックギタリストのキャリアを重ねる。1976年「Navy Blue」でデビュー以降、「Smoky」「気絶するほど悩ましい」「闘牛士」等を発表。Johnny, Louis & Char結成翌年、1979年に日比谷大野外音楽堂にてフリーコンサート”Free Spirit”を行う。1988年 江戸屋設立以降、ソロと並行して、Phychedelix、BAHOでの活動を行う。2009年 ZICCA RECORDS設立、自身が影響を受けたギタリストのカバーであるTRADROCKシリーズ（DVD/CD）を発表。2015年5月22日には、十二支のアーティストによる書き下ろしアニヴァーサリーアルバム「ROCK十」(ロック・プラス)を発表。2015年6月15日、生れ還る暦を迎える前夜に、13組のアルバム参加アーティストをゲストに迎え、武道館公演を開催。7月19日に日比谷野外大音楽堂にて、フリーコンサート“Rock Free”を開催。11月27日には6月の武道館公演を完全収録した「ROCK十 EVE -Live at Nippon Budokan-」（Blu-ray/DVD+CD）を発表。2017年はデビュー40年を記念した全国ツアー“1976+40”にて、精力的にライブ活動を行う。杉真理シンガーソングライター・音楽プロデューサー。 西南学院高等学校卒業後、慶應義塾大学に進学。 1977年シングル「思い出の渦」とアルバム『MARI&RED STRIPES』でデビュー。 大滝詠一、佐野元春とともにアルバム『ナイアガラ・トライアングルVol.2』へも参加。 ソロ活動と並行しソングライターとして山口百恵、松田聖子、須藤薫らに作品を提供。また多くのアーティストとの交流も盛んで、“BOX”などのユニット活動でも知られる。 CM作品も数多く、石川さゆりに提供したサントリーウイスキーCM「ウイスキーが、お好きでしょ」は有名。植田真梨惠「わたし、つくるし、それ歌う」福岡県久留米市出身。感情型シンガーソングライター。 心をまるごと掴んで差し出し、あふれる感情ごと全身全霊で歌う。 インディーズ活動を経て2014年、「彼に守ってほしい10のこと」でメジャーデビュー。2017年には主題歌を書き下ろした「トモシビ 銚子電鉄6.4ｋｍの軌跡」で映画初出演を果たす。この夏リリースの7th シングル「REVOLVER」ではMV監督やセットデザインも自ら担当するなど多才なクリエイティブ精神を持つ。9月6日大阪・サンケイホールブリーゼ、9月10日東京・日本青年館ホールにて初のホール公演“UTAUTAU vol.3”を開催。THE INCOS2014年結成。福岡を中心に活動中の男女混声3人組ポップバンドで、 メンバーは、Vo&Gt.たに 、Vo&Key.ひいろ、Dr.こうじの3人。 『福岡発！バンドやらなきゃ割とクズ。 圧倒的妄想力で憂鬱を追求する、変幻自在ゆとりポップバンド。』 決して、聴く者に強いるわけではない。 なのに不思議と心惹きつけられる独特な世界観。 常に芸術的で、独特な作品を作り出し、各方面に反響を呼んでいる。 2017年2月に1st single “306号室”をリリース。 公式webサイトでMV公開中。

  2017/10/14

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  「Luca Zabbini (BAROCK PROJECT) PIANO RECITAL -Dedicated to Keith Emerson-」東京：紀尾井町サロンホール

  「Luca Zabbini (BAROCK PROJECT) PIANO RECITAL -Dedicated to Keith Emerson-」東京：紀尾井町サロンホールムーン・サファリもバロック・プロジェクトも素晴らしかったが、もともと今回の真の目的はこれだった。会場の紀尾井町サロンホールはその名のとおり、コンサート・ホールでもなければライブ・ハウスでもない。スタインウェイのグランドピアノの前に椅子が並べられているだけ。オーディエンスは80人ほど。われわれは下手側の中ほどの位置。ルカはほとんどMCも入れず、プログラム通りに演奏していく。ただし、「ピアノ・インプロヴィゼーション」と「ピアノ協奏曲第一番」の間に、「Black Moon」収録の「Close to Home」を挟んだ。アンコールは「トリロジー」。とにかく圧巻の演奏。間違いなく、自分は100年練習してもこんな風には演奏できない。その思いをあらたにした。終演後は、ルカがひとりひとりにサインをしてくれることになり、また、その間写真撮影は自由。ツーショット撮影は不可だったはずだが、ルカは誠実な良い人のようで、気さくに応じてくれた。雅叙園で買った月餅をルカに土産として渡した同行者は、終始興奮状態。有楽町でもうひとりと合流して3人で飲んで、今回の上京イベントは終了。翌日の帰りの新幹線では、ずっとEL&Pを聴いていた。

  2017/06/24

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  「MOON SAFARI / WORLD OF CONSTANT BLOOM」東京：TSUTAYA O-WEST

  「MOON SAFARI / WORLD OF CONSTANT BLOOM」東京：TSUTAYA O-WEST昨日は対バンで、今日はムーン・サファリ単独。昨日は座席指定だったが、今日はスタンディング。出来れば2階席で座って観たかったが、2階席は開放されていなくて、前回の来日公演のときとまったく同じ、下手側の最前列端っこになってしまった。リズム隊の2人はほとんど見えず、サイモンがぎりぎり見える位置。あとでわかったことだが、なんと、われわれの整理番号は前回の来日公演のときとまったく同じだった。昨日のイースト同様、会場内では延々とセミラミス、チェルヴェッロ、ラコマンダータが流れている。ライブはアンコールを含めて2時間20分くらいだったか。聴きたい曲はほぼ全部やってくれた。MOONWALKを演ってくれたのは嬉しかった。メンバーのテンションも、1時間で収めなければならなかった昨日よりも明らかに高く、大満足。ただ、これは彼らの責任ではないのだが、なにせ下手PAの真ん前で聴いている状態なので、音のバランスは悪かった。終演後、ステージ前でだらだらしていると、偶然セットリストを投げる場面に遭遇、たまたま目の前にいた同行者がゲットした。ラッキー。そして、前回の経験を踏まえて出待ち。同行者はゲットしたセットリストに全員のサインをせしめ、全員と写真撮影。ご満悦の同行者であった。メンバーたちはひととおりファン・サービスを済ますと、タクシーでいずこかへと消え去った。われわれは2人で、深夜2時すぎまで宴会。

  2017/06/23

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  「MARQUEE presents SYMPHONIC NIGHT VOL.1 - MOON SAFARI / BAROCK PROJECT」東京：TSUTAYA O-EAST

  「MARQUEE presents SYMPHONIC NIGHT VOL.1 - MOON SAFARI / BAROCK PROJECT」東京：TSUTAYA O-EAST出先なので簡単に。18時開場、19時開演。前日は新幹線が事故で止まっていたので、ちょっとひやひやしていたが、無事復旧して予定通り16時すぎに品川着。渋谷に17時前にチェックイン。工事中の渋谷駅は、わけがわからない。会場前で同行者と落ち合い、東急で腹ごしらえ。18時10分前に会場へ。バロック・プロジェクトのTシャツとCDを購入。CD購入でサイン色紙が付いて来た。バロック・プロジェクトはSkylineのOvertureから始まり、アンコールのLongest Sighで終了。約1時間。ルカのプレイは素晴らしい。100年練習してもこんな風には弾けそうにない。セットチェンジに30分弱を要し、ムーン・サファリのステージ。まだ聴いたことのない曲から始まり、間にもう1曲、聴いたことのないコーラス曲があったが、あとはお馴染みのナンバー。やはり約1時間。終演後にステージ近くでビールを飲んでいると、ポンタスが出てきてセットリストを剥がし、そのへんに屯しているファンに渡していた。なんていい人なんだ。われわれも握手してもらった。そうこうしていると、ベースのヨハンも出てきた。明日も観に行くよ！ムーン・サファリ。

  2017/06/22

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  MONO「ハテノウタ」北九州芸術劇場小劇場

  MONO「ハテノウタ」北九州芸術劇場小劇場軽快なテンポで進む会話の中に現代社会の問題などをさりげなく伝える軽さと重さがミックスしたコメディ。お洒落な舞台美術。ＴＶドラマ『斉藤さん』などの映像や舞台の脚本も手がける土田英生率いる人気劇団ＭＯＮＯが、2年ぶりに北九州に登場！最新作は高校時代の同級生が何年かぶりに集まった中で、意外な過去が浮き彫りになっていく物語。ある薬の普及で100歳間近になっても若いままの人々。服用の度合いによって老け方が違うらしい。しかし共通しているのは、今年中に全員死ななければいけないということだった。皆は集まり、懐かしいエピソードで盛り上がる。ただ、未来のことだけは語れない。 軽快な会話とオリジナルの曲で描く人間模様。大人による甘酸っぱい青春群像劇！（北九州芸術劇場HPより）作・演出：土田英生出演：水沼健、奥村泰彦、尾方宣久、金替康博、土田英生、高橋明日香、松永渚、松原由希子、浦嶋りんこソワレ。アフタートーク付。今回は余裕をもって出たので、都市高速は使わずに十分間に合った。パンフは500円。購入。毎度高いレベルで安定している、安心のMONO公演。今回も文句なし。いつもの最前列で堪能した。今回は常にも増して本の出来上がりが遅かったらしいが、劇中で歌われる曲までオリジナルとなると、それも致し方あるまい。三女優（浦嶋りんこは別枠。）は、過去にMONOでの客演経験もあり、完全に溶け込んでいる。それぞれ魅力があるが、やはり松原由希子推し。アフタートークは尾形、金替、松原の三名。仕切り役の土田が参加していないので、どうなることかと思ったが、尾形が無難にこなしていた。素の松原由希子は演じているときよりもさらに可愛く、それはもう、惚れてしまいそうなくらい。

  2017/03/11

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  「音の杜の不思議なアリス」黒崎ひびしんホール中ホール

  「音の杜の不思議なアリス」黒崎ひびしんホール中ホール森野由み（ソプラノ）、岩崎佳子（ソプラノ）、宮崎由紀子（ピアノ）、吉松理恵（ピアノ）、広瀬美香（ピアノ）、田室信哉（フルート）、浦野さやか（ファゴット）、島田亜希子（マリンバ）、村岡滋子（パーカッション）、中村滋延（構成・作曲）、ゲスト：住原尚志（バリトン）ひびしんホールは初体験だったが、ホールの建物と駐車場の建物が分離する不思議な構造。客席は傾斜がきつく、前席に視界が遮られることはない。非常に見やすい。音の響きも良好。ほぼ満席。セットリストは次のとおり。メシアン「黒ツグミ」バッハ／シュトルツェル「あなたがそばにいてくれるのなら」モンティベルディ「ああ、僕は倒れてしまう」ヴィラ・ロボス「ブラジル風バッハ第6番」一柳慧「パガニーニ・パーソナル」カントロープ「オーヴェルニュの歌第1集より第2番バイレロ」コシンスキ「get it」ストラヴィンスキー「ペトルーシュカからの3楽章よりロシアの踊り、謝肉祭」コルンゴルト「オペラ死の都よりマリエッタのアリア：私に残された幸せは」ルイス・ボンファ「黒いオルフェよりカーニバルの朝」中村滋延「アリスと踊ろう」（新作初演）一柳慧までが第1部。15分の休憩を挟んで第2部へ。白眉は第1部の「ブラジル風バッハ」から一柳慧になだれ込むところで、フルートとファゴットの掛け合いには降参。だが、降参するのはまだ早い。次の一柳慧の凄まじさといったら、高松クリムゾンをも凌駕していた。島田さんのマリンバも驚異的だったが、宮崎さんの鬼気迫るピアノには脱帽の一語。彼女はクラシック界の豊田真奈美だ。この二人で「悪の経典#9第二印象」を演奏して欲しい。

  2016/12/09

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  「日伊国交150周年記念 祝祭記念オペラ公演」アルモニーサンク北九州ソレイユホール（旧九州厚生年金会館）

  「日伊国交150周年記念 祝祭記念オペラ公演」アルモニーサンク北九州ソレイユホール（旧九州厚生年金会館）指揮：フランチェスコ・レッダ演出：カルロ・アントニオ・デ・ルチア第一部プッチーニ「ジャンニ・スキッキ」出演：ジョヴァンニ・グアリーノ、党静子、江崎裕子、ジャンニ・レッチェーゼ、党主税、別府真也、白川深雪、野津良祐、大西ゆか、新見準平、秦慎ノ介、浜田嘉生第二部マスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」出演：ヴェロニカ・エスポジト、森岡謙一、白川深雪、蓮井求道、本田美千子15時開演。第一部が1時間。30分の休憩を挟んで、第二部は17時45分くらいに終演。1階席はほぼ満席。2階席は2割か3割程度の入りのようだった。S列の席に座っている人に「あなたの席はそこじゃない。S席なんだからもっと前だ」と、開演間際までずっと騒いでいたオバサンがいて、気分が滅入った。

  2016/09/22

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  「日伊国交150周年記念 祝祭記念コンサート」北九州芸術劇場大ホール

  「日伊国交150周年記念 祝祭記念コンサート」北九州芸術劇場大ホール昨年2015年、イタリア・レッチェ市ポリテアーマ・グレコ歌劇場との共同制作でプッチーニ作曲オペラ「蝶々夫人」公演を行い、劇場では満席のお客様に多くの感動と涙を頂き、公演の模様は連日現地の新聞に報道されました。また、ヨーロッパのオペラ界を代表する月刊誌「L'Opera」にも大きく掲載され、オペラ活動25年の躍動の年となりました。期しくも、今年2016年は「日伊国交150周年」記念の年を迎え、日伊両国の認定事業として、指揮F･レッダ氏、演出C･A･ルチア氏を配し、舞台、衣装、大小道具、全てがイタリアの歌劇場から運び込まれ、日伊キャストによる共催公演が実現いたします。「日伊国交150周年」に相応しい　"古きに拘らず、新しきに惑わされない"　祝祭公演となる事を願って止みません。（北九州シティオペラHPより）指揮：フランチェスコ・レッダ演出・テノール：カルロ・アントニオ・デ・ルチア出演：久保かしづ、中島桃子、白川深雪、党静子、ヴェロニカ・エスポジト、ジャンニ・レッチェーゼ、ジョヴァンニ・グアリーノ、森岡謙一、党主税、新見準平、蓮井求道、別府真也、本田美千子、蓮井梓、松岡絵美、筒井洵子、村田百美22日にソレユ・ホール（旧九州厚生年金会館）で行われるオペラの前哨戦のような位置づけ。通し券があり、プログラムも共通。全体の2割程度が指定席で、あとは自由席。15時開演のぎりぎりについたので、ほどよく席が埋まっており、1階席ではなく2階席を選択した。ちなみに3階席は使用していないようだった。2階席は最前列のみが指定席。両脇の最前列はビデオ撮影用。上手側の2列目、ビデオ撮影の真後ろに陣取ったら、眺めもよく、リラックスして観ることが出来た。横並びの指定席がごっそり空席になっているところが数箇所あったが、おそらく割り当てのチケットをまとめて引き受けて、会場には足を運ばないパターンなのだろう。チケットがさばけないよりはいいとしても、空席が目立つようでは演者に失礼だ。15時開演。途中20分の休憩があり、終演は17時20分か30分かくらい。帰りの車でたまたま聴いたエキペ84が、イタリア気分をさらに高めてくれた。

  2016/09/17

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  cube presents「ヒトラー、最後の20000年～ほとんど、何もない～」北九州芸術劇場中劇場

  cube presents「ヒトラー、最後の20000年～ほとんど、何もない～」北九州芸術劇場中劇場“作・演出”KERAד座長”古田新太、最強タッグによるコラボ公演の新作が北九州に初登場。今回、本シリーズの常連メンバーに加え、舞台やTVで活躍する成海璃子、賀来賢人の二人が参戦。「この上なく狂暴、きわめて不毛」「デタラメを徹底的に極める」と豪語してきたKERAと古田。果たしてどんな舞台を繰り広げるのか？ふたりの悪巧みの行く末は如何に！？（北九州芸術劇場HPより）作・演出：ケラリーノ・サンドロヴィッチ出演；古田新太、成海璃子、賀来賢人、大倉孝二、入江雅人、八十田勇一、犬山イヌコ、山西惇ソワレ。2階席の上手より最前列。2階席まですべて満席。パンフは1,800円。購入。KERAと古田の「デタラメを徹底的に極める」の言葉通り、ナンセンスの極致。おまけにメタ。客席のひとりにスポットライトを当て、演者による心の声を流す等、客いじりも強烈。古田が加わっているので、初期ナイロンのナンセンス・コメディーともやや毛色を異にする。ケラのコメントによると、古田の要望で入江が主演になり、確かにそうクレジットされているし入江自身もそう語っているが、どう見ても主演は古田。以前見た蒼井優の痩身にも驚かされたが、成海璃子も負けず劣らず細い。彼女の宙吊りゴルゴンゾーラは絶品だった。

  2016/08/27

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  「Progressive Rock Fes 2016」日比谷野外音楽堂

  「Progressive Rock Fes 2016」日比谷野外音楽堂フェスは3時開場、4時開演で、それまでの時間を上野の若冲とカラバッジオで費やす予定だったが、若冲は4時間待ちとかいうふざけたことになっていて断念。カラバッジオは上野駅で落ち合うことに失敗して、これまた断念。上野駅の改札のことを詰めていなかったので行き違いになったのと、ホテルにケータイを忘れて連絡がつかないのが重なった結果、こうなった。上野とホテルを二往復して、その後、時間つぶしで不忍池をぶらぶらしたら、真夏なみの陽気の中を歩くことになって、この時点ですでに疲労度がマックス。4人全員集合の後、ランチでまったりして会場へ。前座の原子心母は、元レッドウォーリアーズ、元レベッカのギタリストが結成した、フロイドのコピーバンド。「原子心母」のオケ部分を再現できないのはつらいものがあったが、コピーバンドとしては上出来の方だろう。ハケットのセットリストは、覚えている限りで次の通り。不知不知Shadow Of The HierophantThe Cinema ShowCan-Utility And The CoastlinersThe Lamb Lies Down On BroadwayFirth Of FifthLos Endos前日のフルセットは、これに「ミュージカル・ボックス」や「エブリデイ」が加わっていたらしい。ライブで観る機会のない「Can-Utility And The Coastliners」は嬉しかったが、「サルマシス」や「静寂の嵐」の曲も欲しかった。同行者のコネでバックステージパスを入手できて、ハケットとキャメルのセットチャンジの時間に4人でナッドと会うことが出来た。サインをもらって写真撮影。たまたまそこにいた、元カジャグーグーのベースにもサインを貰って写真撮影をすることも出来た。キャメルは前日のセットから「Lunar Sea」と「Drafted」が落ちて、「Excerpts from The Snow Goose」がさらに短縮化。終演後は、偶然会った知人が加わって、5人で打ち上げ。

  2016/05/22

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  「CAMEL / Red Moon Rising Tour in Japan」EXシアター六本木

  「CAMEL / Red Moon Rising Tour in Japan」EXシアター六本木いつものように事務所に車を置いて、JRで小倉駅まで行くつもりだったが、例によってとうてい間に合わない時間になって、直接車で小倉駅へ。都市高速をすっ飛ばして、それでもぎりぎり。駐車場から走ってホームに着いたときには、すでにのぞみが停車していた。危ないところだった。東京駅に着いて、ホテルに荷物を預けて、八重洲地下街のラーメンストリートで醤油ラーメンを食って、六本木へ。国立新美術館でルノワールを観るつもりだったが、時間的に無理そうだったので、館内で用便だけ済ませてEXシアターへ。4時の開場を待つ。オーディエンスには、見事に若者はいない。グッズはキャメルのフェイスタオル（2,000円）、明日のフェスのTシャツ（4,000円）とスポーツタオル（2,500円）。終演後のサイン会の抽選券が付いて来たが、落選した。5時開演。前後左右とも会場のほぼ中央の席だったので、音のバランスが良い上に演者の表情も窺えて、ベストポジション。上手から順にアンディ・ラティマー、デニス・クレメント、コリン・バース、ピーター・ジョーンズ。盲目の鍵盤奏者、ジョーンズのキーボードは2台のみ。上はヤマハCPで、下は不明。バーデンスのアープ・オデッセイの方はそれなりに再現出来ていたが、ハモンドをこれで再現することはやはり出来ない。幕開けの「ネバー・レット・ゴー」はこの人が歌う。ボーカルはフロントの3人が上手に分け合っていた。覚えている限りのセットリストは次の通り。順番は出鱈目。Never Let GoThe White RiderLady FantasyExcerpts from The Snow GooseSong Within A SongSpirit Of The WaterLunar SeaUnevensongIceDraftedLong Goodbye「Breathless」を除き、「Nude」までで満遍なく選曲されている。本編最後が"Long Goodbye"で、アンコールが"Lady Fantasy"。"Long Goodbye"の前の曲は不知。どうやら「ダスト・アンド・ドリームス」の曲らしい。アンコールは総立ち。とにかくラティマーのギターが素晴らしく、文句なしの2時間。至福の時だった。帰りは東銀座で発煙騒動があったとかで、日比谷線が日比谷で緊急運休して、千代田線に乗り換えて大手町で降りて歩いたので、かなり疲れた。

  2016/05/21

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  「劇団☆新感線 2016年春興行 いのうえ歌舞伎≪黒≫BLACK 乱鶯 （みだれうぐいす）」北九州芸術劇場大ホール

  「劇団☆新感線 2016年春興行 いのうえ歌舞伎≪黒≫BLACK 乱鶯 （みだれうぐいす）」北九州芸術劇場大ホール 劇団☆新感線が初めて挑む、大人のためのハードボイルド本格派時代劇！日本エンタメ界最高峰のひとつ『劇団☆新感線』が北九州へ13年ぶりに到来！神話や史実をモチーフとした大人気時代活劇シリーズ“いのうえ歌舞伎”の最新作『乱鶯』をお贈りします。演出は福岡県出身・劇団主宰のいのうえひでのり。脚本はペンギンプルペイルパイルズ主宰・倉持裕が自身初の時代劇の書き下ろしに挑みます。主演は劇団☆新感線の看板俳優、古田新太。客演は、稲森いずみ、大東駿介、清水くるみ、山本亨、大谷亮介の実力派を迎えるとともに、橋本じゅん、高田聖子、粟根まことなど、劇団☆新感線の劇団員も勢揃いで“いのうえ歌舞伎”に全力で挑みます。ケレンミ溢れる大立ち回りあり、サスペンス色もあり、ちょっぴり大人の恋模様もあり。江戸の市井の人々の生きざまもリアルに描く、人情味溢れる人間ドラマ、『乱鶯』にどうぞご期待ください。（北九州芸術劇場HPより）作：倉持裕演出：いのうえひでのり出演：古田新太稲森いずみ、大東駿介、清水くるみ橋本じゅん、高田聖子、粟根まこと山本亨、大谷亮介右近健一、河野まさと、逆木圭一郎、村木よし子、インディ高橋、山本カナコ礒野慎吾、吉田メタル、中谷さとみ、保坂エマ、村木 仁、川原正嗣武田浩二、藤家 剛、加藤 学、工藤孝裕、井上象策、菊地雄人、南 誉士広、熊倉 功、藤田修平、下川真矢縄田雄哉、永滝元太郎、関田豊枝、南口奈々絵、金田瀬奈、高嵜百花ソワレ。前半70分、休憩25分、後半120分で、約3時間半。パンフは1,800円。購入。Tシャツ等のグッズは軒並み売り切れていた。やはり凄い人気。北九州だけで8日間、10ステージの公演を打てる劇団が、今現在ここ以外で存在するだろうか。1階10数列目のかなり下手よりの席。目の前の通路が花道代わりで、すぐそばの出入り口から役者が出入りしていたので、通路を通る役者を至近距離で見ることが出来た。チケットを買うときに上手か下手かで迷ったのだが、下手で正解だった。2階、3階はわからないが、少なくとも1階は満席。休憩時間の女子トイレは長蛇の列だった。古田は一度だけ人名を一瞬間違った以外は完璧。滑舌が悪い悪いと言われ続けてきた粟根も完璧。高田聖子ももちろん完璧。稲森いずみは線の細さは否めないものの、よく健闘していた。高田と同時に立つと霞んでしまったかもしれないが、それがなかったのも幸いしたか。回り舞台を上手く使ったセットもよく出来ており、なんの不満もない、素晴らしい舞台だった。終演後は客席総立ちで、カーテンコールが少なくとも3回。出来れば、明日、明後日も観たいくらい。

  2016/05/14

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  ハイバイ「夫婦」北九州芸術劇場小劇場

  ハイバイ「夫婦」北九州芸術劇場小劇場 人生の終焉、家族の姿「人間は死ぬ　だから夫婦も死ぬ」岩井秀人の新作は、実父の死を取材した物語。家族や友人など身近な関係性の中で起こる摩擦や自意識の問題を精緻にすくい取り“生々しいけど笑える”物語へと昇華するハイバイが3年ぶりに登場！（北九州芸術劇場HPより）作・演出：岩井秀人出演：山内圭哉、岩井秀人、平原テツ、川面千晶、鄭亜美、田村健太郎、高橋周平、猪股俊明、菅原永二座席は指定ではなく、整理券番号順の入場。14時開演、13時40分開場なので、13時40分には会場入口にいなければならないところだが、着いたのは13時50分。しかし、どうせ整理券番号は百番台だったから、大して影響はない。通路に座席を設けるほどの盛況のなか、上手側の端ぎりぎりながら前から4～5番目の席に陣取れた。パンフはなし。舞台セットは形も大きさもまちまちのテーブルが無造作に置かれているのみで、抽象化されている。岩井が育った家庭環境は、我が家のものとよく似ている。それだけに、身につまされるものがあった。岩井の役は菅原が演じ、岩井自身は葬儀屋と医師の役で登場する。

  2016/02/14

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  「ツインズ」北九州芸術劇場大ホール

  「ツインズ」北九州芸術劇場大ホール衝撃がやってくる血の繋がりは、どこまでついてくるのだろう――。2008年、“家族”をテーマに人間の本質を描いた「Ｓｉｓｔｅｒｓ」で北九州に衝撃を与えた長塚圭史の新作が登場。今年11月にはミュージカル「十一ぴきのネコ」で老若男女が楽しめる作品を上演する長塚が次に放つのは、人気・実力ともに兼ね備えた古田新太、多部未華子、吉田鋼太郎など豪華キャストの起用で早くも話題を呼んでいる3年ぶりの最新作。（北九州芸術劇場HPより）作・演出：長塚圭史出演：古田新太、多部未華子、りょう、石橋けい、葉山奨之、中山祐一朗、吉田鋼太郎「熱海殺人事件」終演後のインターバルで、ハイバイのチケットを発券して、リバーウォークをぶらぶら。下手より2階席最前列で、マチネのときと同じような位置。中劇場の方がややゆったりした作りなのがよくわかる。中劇場にはなかった、目の前の柵が邪魔。1階席は満席。2階席が8分ほどの入りだったので、おそらく3階席はがらがら。パンフは1,500円。購入。長塚作品を観るのは、2011年8月の「荒野に立つ」以来。どうやら、解体と構築の作業は終了したようで、その難解さは英国留学前程度に戻っている。舞台経験の浅い多部やりょうは不安視されたが、古田、吉田らの猛者の中にあって、よく健闘していた。中山はいつもの中山。芸術劇場のホールから見た小倉城。

  2016/01/16

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  「熱海殺人事件」北九州芸術劇場中劇場

  「熱海殺人事件」北九州芸術劇場中劇場演劇史上に燦然と輝く金字塔を打ち立てた伝説の舞台、奇跡のキャストで復活！！70～80年代にかけて演劇界に「つかブーム」を巻き起こし、若者達から熱狂的な支持を得た劇作家つかこうへい。一世を風靡したつかこうへいの代表作「熱海殺人事件」が、風間杜夫＆平田満の黄金コンビ、つか作品初出演となるつかの長女・愛原実花、中尾明慶ら奇跡のキャストで復活！「熱海で工員の大山金太郎が女工を絞め殺したという」取るに足らない事件を刑事たちがそれぞれの美学を犯人に押しつけ、何とか「捜査のし甲斐のある」「哲学的な意味のある」事件に育て上げようとする物語。複雑に絡み合う愛憎劇と哀切な人間ドラマ―永遠に色褪せることのない名作を、同作で劇団を旗揚げしたつかと同じ福岡県出身、劇団☆新感線主宰のいのうえひでのりが演出。演劇史に新たな歴史を刻みます！（北九州芸術劇場HPより）作：つかこうへい演出：いのうひでのり出演：風間杜夫、平田満、愛原実花、中尾明慶この日はマチネで「熱海殺人事件」、ソワレで長塚圭史の「ツインズ」を観る。前者が14時開演、後者が18時開演。ともに上演時間は2時間。例によってぎりぎりになって、都市高速で急行。2階席の下手より最前列。ぎっしり満員。パンフは1,200円。購入。いきなり、木村伝兵衛の速射砲のような台詞から始まる。ところが、加齢の所為なのか、マチネだからなのか、それともその両方ともが原因なのか、風間は呂律が回っていない。時間経過とともに徐々に滑らかになって行ったが、それでも台詞をとちって言い直す場面も何箇所かあって、往年の切れは失われている。平田も風間ほどではないが、切れを欠いていた。つかの娘に至っては、半分くらい台詞が聴き取れない始末。意外や意外、四人のうちで最も安定感のあったのは中尾だった。つかの戯曲といのうえの演出には親和性があるようで、よく合っていた。

  2016/01/16

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  KING CRIMSON「THE ELEMENTS OF KING CRIMSON TOUR in JAPAN 2015」サンポートホール高松

  KING CRIMSON「THE ELEMENTS OF KING CRIMSON TOUR in JAPAN 2015」サンポートホール高松OPEN17:00 / START18:00信号機クリムゾン後のクリムゾンはよくわからないので、東京・大阪・名古屋の公演が発表されたときも行く気がなかったし、追加で高松が決まったときも誘われてなければ行っていなかったのだが、行って大正解。特にこの日は、一緒に行った横浜の友人曰く「神セトリ」で、まだ終わっていない名古屋を除く、これまでの東京、大阪の全公演で最も充実したセットリストであったそうだ。「アイランド」からは演らずに、その分を「太陽と戦慄」と「レッド」に注力して、結果、他会場で演ってここで演っていない重要曲は「再び赤い悪夢」くらいになっている。睡眠不足で疲れていたので、日本語の「平和」のあとに睡魔の襲われたのはご愛嬌。前列にドラムスの三人を配し、後列に下手から順にメル・コリンズ、トニー・レヴィン、ジャコ、ロバート・フリップが並ぶ、変則的なフォーメーション。われわれは二列目で、ドラムスの生音に直撃されて音のバランスは悪いものの、そんなことはどうでもよくなった。シンバルに隠れてメル・コリがよく見えなかったことも、大したことではない。堪能した。当初はなんでドラムスが三人もいるんだ、二人で十分だろうと思っていたが、ドラムスのメーカーがdw、gretch、sonorと、すべて異なっているのに象徴されているかのように、三人はそれぞれ役割分担がされている。大雑把に言えば下手のパットがジェイミー・ミューア役。中央のギャヴァンがメロトロン兼任なので、やはり三人いておかしくない。会場側は写真撮影と録音行為に極端に神経質になっていたが、最前列のひとりがライブ中にスマホを没収されて、のみならず連行されて行ったのには驚かされた。レヴィンがカメラを持ち出したら、そのときだけは撮影可能。

  2015/12/19

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  「フレアーク・グローバルオーケストラ」アルモニーサンク北九州ソレイユホール（旧九州厚生年金会館）

  「フレアーク・グローバルオーケストラ」アルモニーサンク北九州ソレイユホール（旧九州厚生年金会館）一昨日の夜、ユーロ・ロック・プレス最新号のコンサート情報を見ていたら、フレアーク（国内盤初出時の表記「フラレック」の方が、いまだにしっくりくるが。）の北九州公演があることを発見。慌ててチケットを購入して、昨日コンビニで発券した。フレアークが三大都市圏以外の地方で、それも福岡でも札幌でもなく（その二都市の公演もあるが。）北九州で、しかも厚生年金会館クラスのホールで公演するとは、実際に体験してきた今でも信じ難い思い。パンフによると、北九州どころか青森や秋田でもあるようだ。そして、どの都市でもホール公演。無謀にも程があると思いながら会場に入ると、案に相違して七割方埋まっていた。いつの間にフレアークはこんなに人気を博すようになったのか。そうか、「グローバルオーケストラ」とかいうオーケストラと共演で、そっちが人気があるのか。などと納得しそうになりながらパンフを読むと、「グローバルオーケストラ」とはオーケストラでもなんでもないことが判明。フレアークが編成を改めて、現在は「フレアーク・グローバルオーケストラ」と名乗っているだけで、エレクトリック・ライト・オーケストラやマハビシュヌ・オーケストラの類いなのだった。つまり、フレアーク単体で、日本全国の地方都市のホールで公演して回っているのであり、本当に人気を博している。にわかには信じられないことだが、これが事実。客の年齢層は高いが、さりとてプログレの客層とは明らかに異なる。プログレ親爺連中の姿は見当たらない。19時きっかりに開演。のっけから凄まじい演奏。エリック、ピーター、シルビアのフレアーク中核組はもちろんのこと、インドネシア人のバイオリン、ルーマニア人のベース、オランダ人のギター・トリオ、オランダ人のコントラバス、ハンガリー人のパーカッション、そして、ルーマニア人のツィンバロム（ハンガリーの伝統楽器）とアコーディオン、悉く達人。特にツィンバロムのインパクトは絶大。エリックのMCは見事な日本語で、これにも驚かされる。観る者すべてを圧倒して、あっという間に前半が終了して15分の休憩時間。後半に入ってもテンションはまったく落ちず、正味90分から100分の演奏が終了した。公演終了後は、CD購入者対象のサイン会。エリックはオフでもステージでの奇妙な動きと同じで、あれは演出ではないようだ。よくぞ北九州で演ってくれた。フレアークありがとう。

  2015/09/11

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  MONO第42回公演「ぶた草の庭」北九州芸術劇場小劇場

  MONO第42回公演「ぶた草の庭」北九州芸術劇場小劇場雄大な山の稜線を背景に、ぶた草が生い茂る場所。彼らは盛大に笑うのだ。希望のない中、絶望せずに存在する為に。軽快なテンポで進むコミカルな会話。お洒落な舞台美術。テレビドラマ『斉藤さん2』『俺たちに明日はある』の脚本も手掛けた土田英生率いる人気劇団MONOの最新作は、どうにもならない悲劇的な状況で、この上なく喜劇的に展開する渾身の一作！正体不明のウィルスに侵された人々が穏やかに暮らす隔離地域。ぶた草が病気の進行を遅らせるらしいが、解明が進むにつれ事態は変わっていく･･･。（北九州芸術劇場HPより）作・演出：土田英生出演：水沼健、奥村泰彦、尾方宣久、金替康博、土田英生　　　山本麻貴、もたい陽子、高阪勝之、高橋明日香、松原由希子ソワレ。アフタートーク付。例によって、なぜかぎりぎりの時間になって都市高速で急行。パンフは500円。購入。最前列の真ん中だったので客席全体を見ていないが、満席だった模様。最前列ど真ん中は実は観難い。しかし、なにしろ至近距離で演者を見ることが出来る。山本麻紀の唾が飛んだところまで見えた。MONOの客演はこれが5度目となる山本さん、ちょっとお太りになったかしら。でも、魅力的なのは変らず。そして、至近距離で見る松原由希子のなんと可愛いことよ。土田はインタビューで、原点回帰だと語っている。曰く、MONOはいつの間にか、往年のロックスターが昔のヒット曲を崩して歌っているようなことになっているのではないか。客観的に見てMONOは高いレベルで安定しており、決して往年のロックスターのようにはなっていないと思うが、土田がそうやって危機感を持つのはいいことだ。アフタートークは劇団員のみ。客演陣を交えてもよかったと思うが。過去2度のトークがぐだぐだだったことを反省して、過去をふりかえるのではなく未来の話をするという意気込み。ちょっと油断すると、水沼と金替のマイペースがぐだぐだ方向に持っていくが、それなりに効果はあった。海外公演を目指すということで合意を得た、のか？土田は50回までは何が何でもやるつもり、すなわち、少なくともあと8年はがんばると話していた。50回といわず、100回公演を目指して欲しい。

  2015/03/07

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  森野由み「おしゃれにコンサート」赤煉瓦交流館（門司）

  森野由み「おしゃれにコンサート」赤煉瓦交流館（門司）地元の北九州・門司区にある赤煉瓦交流館でのコンサートです。支援する会の皆さまが企画してくださいました。今回はウィーンにまつわる曲を中心に構成する予定です。今回はマチネなので、北九州にお住まいの方は、是非、お越しいただければ幸いです。（森野由みHPより）開催日時：11月29日（土曜日）、14時開場、14時30分開演会場：赤煉瓦交流館入場料：2000円出演：森野 由み（ソプラノ）、寺岡 真美（ピアノ）、？（朗読）前日のライブハウス2時間で腰が悲鳴を上げているのだが、この会場の階段席は、文字通りの階段に座布団を置いているだけなので、さらに腰に負担がかかる。途中の休憩時間では、立って腰を揉み解すことに専念。髪をばっさり切ったミカさんは受付。由みさんの御母上もお見かけした。CDを購入すると、公演終了後にサインをしてもらえる。

  2014/11/29

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• 「AWAKE NU 3 / JAZZ LIVE」SWING 21（小倉）

  「AWAKE NU 3 / JAZZ LIVE」SWING 21（小倉）p工藤隆、b増根隆司、ds木村紀夫自分のピアノの先生のプロデュース公演。ただし、先生の演奏はなし。こんなときに限って仕事が長引いて、開演時刻の20時には到底間に合わなかった。前後半の間に休憩時間があり、アンコールも含めて2時間あまり。流麗なピアノもさることながら、ドラムスの迫力に圧倒された。スタンダード・ジャズのドラマーといえば、金物を繊細に叩き分けるイメージだが、この木村氏はもちろん繊細なプレイも交えつつ、力で押しまくる。「Take 5」でのドラム・ソロなど、これはもはやスタンダードではなくジャズ・ロック。ジョン・マーシャル、あるいはフランツ・ディ・チョッチョを髣髴とさせる。見たところ、老人と言って差し支えなさそうな木村氏だが、この老体のどこにこんなパワーが潜んでいるのだろうか。工藤氏の自作曲「Black Pearl」は、プログレ野郎にもアピールする素敵な曲だった。

  2014/11/28

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  ナイロン100℃ 42nd SESSION 「社長吸血記」北九州芸術劇場中劇場

  ナイロン100℃ 42nd SESSION 「社長吸血記」北九州芸術劇場中劇場2年ぶりの新作書き下ろし！劇作家、演出家、映画監督、ミュージシャンなど多才に活躍するケラリーノ・サンドロヴィッチが2年ぶりに書き下ろす新作公演。キャストには、おなじみの劇団主力メンバーのほか、様々な舞台やテレビで活躍する鈴木杏、山内圭哉や昨年のキングオブコント優勝者のかもめんたるの2人を客演に迎えます。ナイロン100℃という集団でしか創造できない、独特のKERAワールドにご期待ください。主宰／ケラリーノ・サンドロヴィッチよりタイトルだけ聞くと、ホラー物の愉快なパロディのようですが、騙されてはいけません。悪夢のような演劇になりましょう。と言っても、我々が「シリアス・コメディ」と呼んで一時期よくやっていたような、人がこれでもかとばかりにどんどん死んでいくようなものでも、「ブラック・ファンタジー」と称される、不思議な出来事が頻発するような大人のお伽噺でも、きっとありません。もっと得体の知れない抽象的な悪夢です。得体が知れないだけに逃れようがない。 不条理劇なのに体裁はサラリーマン喜劇なのが、いよいよ始末に負えない、今はそんな感じの舞台を作ってみたいのです。どうかついてきて頂きたい。（北九州芸術劇場HPより）作・演出：ケラリーノ・サンドロヴィッチ出演：三宅弘城、大倉孝二、みのすけ、喜安浩平、犬山イヌコ、峯村リエ、村岡希美、　　　皆戸麻衣、水野小論、猪俣三四郎、小園茉奈、大石将弘　　　鈴木杏、岩崎う大（かもめんたる）、槙尾ユウスケ（かもめんたる）、山内圭哉いつもは開演時間ぎりぎりに会場に入るが、今日は珍しく余裕をもって会場入り。開演ではなく開場時間には駐車場に着いていた。パンフは1,500円。購入。いつもどおり満席。客層の主力はアラサーだろうが、年配客も多い。男女比は4:6か3:7くらいか。彼岸と此岸の鬩ぎ合い。あるいは、彼岸が此岸を侵食。または、彼岸内此岸のインナースペース。幾通りかの解釈が可能だが、ケラの文にもあるように、これまでのナイロンの戯曲とは趣を異にする、ある種の新境地。所謂ブラック・ファンタジーとも違った、不気味な現代ファンタジー。鈴木杏は数年前の松尾スズキの舞台でも力演していたが、そこからさらに成長して、今や堂々たるもの。そういえば、あの舞台でも峯村リエと共演していた。当時は峯村について行くのに精一杯の風情だったが、今では互角に渡り合っている。いつも完璧な滑舌のナイロン役者陣だが、今回は三宅とみのすけの台詞が聴き取れない場面が数箇所あった。松永玲子と廣川三憲の姿が見えなかったのは寂しい。

  2014/10/25

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  「MOON SAFARI / Mega Moon Japan Tour 2014」Tokyo TSUTAYA O-WEST #2

  今日はスタンディング。整理番号順だから早めに会場に行く必要はないはずなのだが、会場側の段取りが非常に悪く、油断していると入場機会を逸するところだった。O-WEST入口。画面向かって右の階段を昇って会場に入る。店の真ん前が入場前の行列に使われるローソンは、さぞや迷惑なことだろうローソンの向かって左が搬出入口で、終演後、メンバーたちはここから出て来た。スタンディングの今日の狙いは、当然最前列、それも相棒Kの希望により下手側のサイモンの目の前の位置なのだが、われわれの整理番号は25と26で、微妙なところだ。案の定、入場すると最前列はほぼ埋まっていた。しかし、ステージの両端のスペースにはかろうじて空きがあったので、下手側に陣取る。この位置からだとベースのヨハンはまったく見えない。ドラムスのトビアスはちらりと見えるだけ。サイモンはマイクに寄ったときだけ見える。勢い、ペッター、ポンタス、セバスチャンの三人に注目することになる。ペッターの激しいパフォーマンスももちろん良かったが、手持ち無沙汰でキーボードの前に突っ立っていることの多いセバスチャンが気になった。両手を脇に下げてぼんやり立っているだけならまだしも、しまいにはステージに座り込んでいたくらいで、なぜか彼を見ていると癒される。セットリストは曲順以外はさほど変化しておらず、前日は一曲も演らなかったファーストから"Dance Across The Ocean"を持ってきたのが目を引いたくらい。これはリクエストがあったからだとペッターは話していたが、どうせファーストから演るなら"A Sun Of Your Own"にして欲しかった。前日同様、本編約一時間、アンコール約一時間。アンコールも終了して、メンバーは最前列の客とハイタッチをするが、われわれは最前列ながら手が届かない位置にいるのでハイタッチできない。と思っていたら、ペッターは無理してこちらに手を伸ばしてくれて、握手できた！なんていいやつなんだ、ペッター。普段は出待ちなどしないのだが、今回はやや力が入ってメンバーへの土産を持参して来ている。湖月堂の栗饅頭、一つ栗六個入りと、小倉城のキーホルダー六種。しばらく待っていると、メンバーが搬出入口から出て来た。すぐにサインと写真を求めるファンでごったがえす。興奮したKは突進して行った。自分も首尾よくペッターにお土産を渡すことができ、写真も撮ってもらえて大満足。メンバーは搬出入口から中に入って行ったが、きっとまた出て来るだろうということで、われわれはまだ出待ちを続ける。そのとおり、また出て来た。今度は本当に会場を後にするつもりで出て来たのだろう。ペッターはグッズのトートバッグと一緒に、さっき自分が渡した湖月堂の紙袋を提げている。なんていいやつなんだ、ペッター。最後の最後、メンバーは道端に整列して…。"Constant Bloom"を熱唱。歌い終えたメンバーは渋谷の街へ繰り出していった。See You Again !われわれはホテルのバーで打ち上げ。

  2014/10/22

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  「MOON SAFARI / Mega Moon Japan Tour 2014」Tokyo TSUTAYA O-WEST

  「MOON SAFARI / Mega Moon Japan Tour 2014」Tokyo TSUTAYA O-WEST午前中は事務所に顔を出して、北九州13時30分発（実際には15分から20分遅れ）で羽田へ。渋谷シティホテルにチェックイン。ここに泊まるのはページェントのとき以来だろうか。学生時代は毎日通ってた街だというのに、駅からここまでちょっと迷ってしまった。相棒Kとは5時半に合流するはずだったが、ボストンのボストンバッグを提げたKとなぜか4時すぎにホテル前でばったり遭遇。会社を早退してきたらしい。興奮して前日あまり寝られなかったそうだ。今日は指定席なので、早く会場に行く必要はないのだが、物販でCDを買うと先着40名にサイン入りポートレートが付くということで、早めに会場入り。Tシャツ、パーカー、最新ライブCDを購入。客入れBGMはイエスの新譜。Kに言われるまで気づかなかった。買ってないから。会場で旧知のLと遭遇。ステージには一切装飾なし。前列下手からkeyサイモン、acgペッター、elgポンタス。後列下手からbヨハン、dsトビアス、keyセバスチャン。本編は約1時間。しかし、アンコールも約1時間。1stからは1曲も演らなかったが、2nd、3rd、4thから満遍なく選曲。それにラバーズ・エンドのパート3。前半、サイモンの声がやや出ていなかったのが気になった程度で、ほぼ完璧な演奏。われわれは下手よりの2階最前列で、ゆっくり座って観ることができた。また、ステージ全体を俯瞰で眺める位置なので、サイモンの手さばきをじっくり観察できた。私のプレイの参考にしよう。（嘘）終演後はK、Lと近くの居酒屋で打ち上げ。終演後に撮ったステージの写真をアップしておく。これは偶然、翌日のスタンディングでわれわれが陣取った位置の目線と同じ。

  2014/10/21

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  千葉雅子×土田英生 舞台製作事業「姐さん女房の裏切り」北九州芸術劇場小劇場

  千葉雅子×土田英生 舞台製作事業「姐さん女房の裏切り」北九州芸術劇場小劇場なんで俺を見捨てたんですか？あんたが私を「姐さん」と呼ぶからだよ……内面の感情を現す小気味よいテンポ、一瞬の静寂が訪れる絶妙な会話の間。実力派劇作家、「猫のホテル」代表の千葉雅子と「MONO」代表の土田英生がタッグを組んで描く濃密な二人芝居。2013年に東京で初演され大好評を博した舞台が、満を持して北九州で上演！二十年前。暴力団組織の組長の妻だった女と鉄砲玉だった男。 二人は抗争の時、ホテルにいた。二人の関係が組関係者にバレることを恐れた二人は逃亡する。その抗争では多数の死亡者が出た。それは男の犯行ということにされ、警察からも指名手配されてしまう……。 それから年月は流れた。彼らは名前を変えて、とある地方都市で隠れて暮らしている。 姉さん女房である女は五十歳を過ぎてもスナックで働き、少し年下の男はヒモのようになっている。愛情なのか、仕方がないのか、行きどころもない二人は仲睦まじく暮らして来た。近所でも評判のおしどり夫婦だ。そんな二人の日常に、忘れていた闇が忍び寄る。暴力団と警察による追跡。二人は再び逃げなくてはいけない。そして女は……。（北九州芸術劇場HPより）原案・出演：千葉雅子作・演出・出演：土田英生15時30分開場、18時開演。ソワレだから余裕で外出準備が出来るはずなのに、例によって出る頃には微妙な時間になって、都市高速を利用。奥行きがあるステージで、客席は固定椅子のみ。それでも、入りは9割ほど。比較的年齢の若い客層。パンフはなし。定刻から5分ほど遅れて開演。奥から前方に下がる傾斜のある、極めてシンプルなステージ。セットの類いは殆どない。土田も千葉もともに名手で、抜群の安定感。土田は元鉄砲玉のヤクザの役ということでダイエットしたのか、かなりスリムな体型になっていた。二人芝居ということで上演時間は1時間強と短めで、あっという間に幕。本当に、楽しい時間はあっという間なのだ。終演後は二人によるアフタートーク。ゲストはなし。

  2014/10/18

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  「宮本満栄＆フクヤマワタル（ピアノ＆ベース）ジャズデュオ」オレンジハート

  「宮本満栄＆フクヤマワタル（ピアノ＆ベース）ジャズデュオ」オレンジハート知人のライブ。前回は所用で行けなかったので、これが2度目。相撲中継を観ていたら稀勢ノ里が勝って、結びの結果次第で優勝決定戦の目が出て来たので、途中で観るのを止められなくなってライブの定刻には間に合わなかった。結局、結びで白鵬が勝って、決定戦はなかったけど。今回はトリオではなくデュオで、それもあってか穏やかな雰囲気に満たされていた。

  2014/05/25

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  MONO第41回公演「のぞき穴、哀愁」北九州芸術劇場小劇場

  MONO第41回公演「のぞき穴、哀愁」北九州芸術劇場小劇場お客さまを必ず笑顔にする、京都の人気劇団MONOの新作は、哀愁漂う密室劇！ああ、のぞけばのぞくほど……辛くなる。作・演出を手がけるのは舞台『二都物語』やテレビドラマ『斉藤さん2』の脚本、『ごちそうさん』への役者としての出演、茂山狂言会への新作狂言の提供など、多岐にわたって活動する土田英生。今作は、ある、商事会社の「諜報課」を舞台に、大変な状況のもと、追い詰められれば追い詰められるほどに輝きを増す、“憎めないダメ男たち”が大人のコメディをお届けします！のぞくことを仕事にする人々を描く、哀愁漂う密室劇。のぞく人々を、客席からのぞく・・・という、観客もある種のドキドキ。この穴から見ている。こっちは彼女を知っているが、向こうは気づいていない。すてきな優越感。だけど、姿がかすむ。泣いているのか、俺？ああ、のぞけばのぞくほど……辛くなる。だけど、姿がかすむ。泣いているのか、俺？のぞくことを仕事にする人々を描く、哀愁漂う密室劇。客席から、のぞいて下さい、私たちを。（北九州芸術劇場HPより）作・演出：土田英生出演：水沼健、奥村泰彦、尾方宣久、金替康博、土田英生　　　／森谷ふみ（ニッポンの河川）、古藤望（マゴノテ）、高橋明日香（kitt）、松永渚パンフは500円。購入。ほぼ満席。敢えて最前列で観ることの多いMONOの公演だが、今回は上手よりの3列目。非常に観やすい。終演後、団員5人によるアフタートーク。前回公演ではアフタートークがぐだぐだだったとアンケートに書かれていたらしく、今回は事前に質問を募って臨んだが、それでも、ぐだぐだ感は拭えず。それで別に何の問題もないのだが。当方はいつものように答え辛い質問ばかり書いたので、やはり採用されなかった。毎度抜群の安定感を誇るMONOの本公演だが、安定感ということでは今回はさらに上を行った。本当に安心して観ていられる。団員5人だけでは予定調和に陥るところも、客演で調和を壊して回避。尾方演じる森村は、はじめから諜報課を利用するつもりだったのだろうか。それとも、社長になってみて初めて、諜報課の存在に危険を感じたのか。どちらだろう。

  2014/03/01

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