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カテゴリ:活字
1984年12月初版。2012年1月の時点で103刷。
この巻は映画版ではほとんど描かれていない。そもそも、映画版には土鬼(ドルク)は出てこない。 また、映画版でのクシャナは冷酷な侵略者然としていたが、それは彼女のバックボーンにまったく触れていなかったからそう見えたのであり、トルメキア国内での彼女の立場、殊に父王、兄三王子との軋轢を細かく説明した今巻を読むと、まるで違った印象となってくる。 クシャナの述懐「ナウシカ、お前はお前の道をいくがいい。それも小気味よい生き方だ。私は私の、血みどろの道をいく。親兄弟と殺し合う、呪われた道をな…」が重く迫る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018/02/02 11:12:27 PM
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