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MONO「隣の芝生も。」北九州芸術劇場小劇場



笑顔の人とすれ違う。
悩みとかないんだろうね。
と、思われた人が通り過ぎてから呟いた。 「今の人、幸せそうで羨ましいよ」
古い雑居ビルは配管が古くて水回りの調子が悪い。
隣合わせに入居している2つの会社。
互いのことは詳しく知らない。 印象だけで羨ましく思い合っている。
無関係に思われたそれぞれの物語は、いつしか交差し、絡み合って行く。
これまでのMONO。これからのMONO。
現在の到達点を示すコメディ。 「隣の芝生も。」どうぞご期待ください。
それにしても……わたし以外は幸せそうだ。



わたし以外は幸せそうだ。
軽妙な笑いの中に、時に社会的な、時に個人的な問題を巧みに織り込む会話劇で人気の劇団MONOが、1年ぶりに北九州に登場！作・演出は、テレビドラマ・映画の脚本も多く手がける土田英生。ワンシチュエーションで展開するコメディを得意とする彼らが、今回新たに、２つの話が同時進行する会話劇に挑戦します。
伏線のしっかり張られたコメディにご期待ください。
（北九州芸術劇場HPより）

作・演出：土田英生
出演：水沼健、奥村泰彦、尾方宣久、金替康博、土田英生
　　　／石丸奈菜美、大村わたる、高橋明日香、立川茜、渡辺啓太

マチネ。14時開演。
パンフは500円。購入。
上手より最前列。小劇場の最前列は役者が目と鼻の先にいるので、細かい表情まで手に取るようにわかる。逆に舞台全体を視界に収めることができないため、見逃している場面があったりもするが。
ということで、尾方の右目が尋常でないくらいに充血していたのも見えたのだが、あれはなんだったのだろう。
安定のMONO。今回も隙なし。
高橋明日香（橘栞役）の合言葉が聞き取りにくく、間違った合言葉になっていることが表現できていなかったのが気になったくらいで、あとは完璧。