カテゴリ:ウルトラマラソン以外の完走記
< あれから >
特急の自由席にようやく空いてる席を見つけて座った。中には座れない人もいたから、早めにホームに並んでいて正解だった。お握りと缶チュウハイでささやかな反省会。隣の車両ではきっと古川組みが、ビールで盛り上がっていることだろう。 後日知ったのだが、朝の電車では「故障中なのでゆっくり走る」と話していたM子さんが、見事3時間44分でゴールしたようだ。これは嬉しい。じっと辛抱した甲斐があったというもの。そして夫君のMさんは、「計画通り」途中でリタイヤした由。次週の「別大」出場に備えて、体力の温存を図ったのだろう。それもまた作戦のうちだ。S田夫妻、M井さん、Y田さん達もビールで盛り上がったみたいだ。 その後私は席を変えた。隣の人が大柄で脚が私の方まではみ出していたからだ。新しい相席の相手はやはり勝田を走った岩手のランナー。まだ50代だが30年くらいのキャリアがあり、各地のレースに出ているとか。一しきりマラソン談義を終えると、後はお互いに読書。私はこの日の往復で「史記の風景」をほぼ読み終えた。 気がつくと耳の後ろ側や鼻の脇に、「しっとりとした塩」が出来ていた。レース中にかいた汗が塩の結晶になったのだ。顔や体を洗う暇なく帰途に着くと、たまにこんなことが起きる。そして髪の毛はボウボウだった。不思議なことに、ゴール後にあれほど水分を摂ったにも関わらず、帰宅するまでの5時間ほど全く尿意を感じずに済んだ。それほど水分が欠乏していた証拠だろう。 帰路はかなり雪が融け、自転車でも楽に帰ることが出来た。入浴中の妻に「ただ今帰りました」と声を掛けると、中から「ザザ~っ」と言うお湯の音。どうもそれが返事の代わりだったようだ。荷物を片づけた後パソコンを立ち上げ、ブログにレースの簡単な報告を書いた。 何はともあれ、今年の初レースは無事終了した。だが底の薄いシューズが祟ったか、それとも加齢の為せる業か、これまでになく筋肉痛と疲労感に悩まされた。帰宅ランを開始したのは3日後の水曜日から。そして疲労感がようやく薄らいだのは、今日辺りからだ。さて2月13日が今年2回目のレースである「いわきサンシャインマラソン」。果たして次はどんなレースになるか楽しみだ。 最後に参考まで「勝田マラソン」の全記録を載せておく。年々タイムは悪くなる一方だが、このまま70歳まで4時間台をキープしていれば、100kmマラソンの制限時間内完走(ただし14時間以上のレースに限るが)も、決して不可能ではないだろう。さらに・・と期待はふくらむが、夢は夢として自分の胸に納めておくことにしよう。<完> <参考:勝田マラソン全記録> 1.平成11年 54歳 4時間18分00秒 2月開催、みぞれ 膝故障中 2.平成17年 60歳 4時間14分19秒 1月開催 強風 3.平成18年 61歳 4時間01分52秒 気温8度 晴れ 4.平成19年 62歳 4時間19分38秒 強風 5.平成22年 65歳 4時間25分13秒 故障明け 6・平成23年 66歳 4時間28分00秒 強風、低温 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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