テーマ:暮らしを楽しむ(383834)
カテゴリ:生活雑記
~74歳を迎えて~
数日前のこと、雪が降るとの予報が外れみぞれになった。それでも寒くてストーブを点けた。石油はまだ18リットル以上残っていて、もう買わずに済むかも知れない。裏庭からフキノトウを3個摘み、その半分を刻んで味噌汁に入れた。少し苦味はあるが、爽やかな春の香りが体に沁み込む。ささやかな楽しみだが、私は十分満足出来る。堅かった畑の大根も、下ろし金で摺ったら瑞々しくて美味しかった。 かねて申し込み中の「俳句教室」の当選通知が届いた。あらまあ。籤に弱い私にしては珍しい出来事。会場が不便な場所なので自転車で行くつもりだが、雨の日は辛いだろうな。まあこちらは短歌と異なり、一受講生なので気が楽。持ち物は筆記用具だけで良い由。月1回2時間の開催で、来年の3月まで12回の開講。早速その日をカレンダーにメモ。きっと自分にとって良い刺激になるはずだ。 区役所から「高額医療費支給決定書」が届いた。一瞬何のことか分からず、面くらった。第一手続きをした覚えがなかったのだ。だが先日県民税市民税の申告をした際、係員に何か言われたような気がした。きっとあの時担当者は私が支払った医療費を確認し、申請手続きを取ったのだと思う。還付金はわずか6千円だが、熱心に通院したご褒美と考えれば嬉しい。😊 映画『北の桜守』を観た。吉永小百合主演で、監督は『送りびと』の滝田洋二郎。この映画のキーワードは、樺太からの帰還者、夫婦愛、親子愛、そして認知症とだけ書いておこう。要所で出た舞台劇のような場面が珍しかった。73歳の吉永小百合が20代の母親役を演じるには無理があったが、この映画の崇高さは損ねていない。悲惨な戦争とそれを乗り越えた人間愛に泣けた。今回もまた鶴瓶が出演だが、特に許そう。 春の彼岸の日、両親の墓参りに行った。元気なら自転車で行くところだが、いつ雨が降るか分からないこともあり、バスと地下鉄を乗り継いだ。駅から2km近く歩き、途中で花屋に寄る。兄夫婦と姪2人が既にお参りしたようだ。花立てに花を生け、線香に火を点ける。姉も含めて3人が眠るこの墓も、やがて兄は墓終いすると言う。私自身、後何回ここにお参り出来るかどうか。 ともあれ、私は今日74歳の誕生日を迎えた。厳しかったこの冬。血圧が200を超えた日が2回。血糖値の上昇、霜焼けの発症、動悸に息切れに目まい、胃の不調と不眠の症状も時々出た。我ながら良く春まで体が持ったと感心。そしてこれからも一人暮らしの不安と戦うことになるだろう。ブログ、短歌、俳句を友にし、少しでも健やかに生きたい。5月の仙台鉄人会は結局3時間走を申し込んだ。 あれほどの冬も峠を越えたるか 庭にひともと水仙の花 イヌフグリ、ナズナ花咲く春は来ぬ そを待つものにすべて等しく どちらも最近詠んだ歌の再掲。庭の梅がようやくほころび始めた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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