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マックス爺のエッセイ風日記

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2020.03.02
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テーマ:庭づくり(41)
カテゴリ:園芸・家庭菜園
<石と遊ぶ>

   シャラと冬空

              

 庭で一番大きな鮫川石(福島県産の青石)はアプローチの傍にあります。遊び心で石の上に、白いホタテ貝の貝殻を載せて見ました。庭に来る小鳥の水飲み場になればなどと思ったのですが、水飲み場にしては少し「皿」が浅かったかもなあ。

                

 

 2つ目の鮫川石は居間の前庭にあり、山茶花とウメモドキの木の下に鎮まっています。今は山茶花が散り時となり、石の上にも零れ落ちた山茶花の花びらが幾つか折り重なっていました。

         

 3つ目の鮫川石が今回整備を終えた花壇の中央に、どっしりと落ち着いています。石の前側(東側)には庭に散らばっていた万年青(オモト)を集め、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。また岩の裏側には、今回一旦掘り上げたツツジとヒイラギナンテンから、邪魔者のドクダミと芝生の根を除去し、元の位置に改めて植え直しました。不要な枝を切ったため、とてもスッキリしましたね。

  

 義父が生前楽しんでいた盆石を、幾つかわが家に持って来てくれました。本来は石の形に合わせた置台に載せて石だけを鑑賞するのですが、私はこれを庭石にしました。これは居間の前庭の鮫川石の隣に鎮座しています。石の大きさはさほどでもないのに、この石の形と石の性質が小さな庭に独特の哲学的な雰囲気をもたらしているように感じます。

               

 2つめの盆石があるのは花壇。この石のすぐ下には雨水のマンホールの白い蓋があり、とても興覚めでした。そこで底が平らなこの石を目隠し代わりに置いたのです。遊び心で水を撒いたら泥が落ち、小さな2つの窪みに入った水が、新たな表情を見せてくれました。穴の一つに「小さなヤブコウジ」(藪柑子)が根付いています。穴に溜まった土が、ヤブコウジの生育を助けたのでしょう。面白いのでそのまま放置しています。雨が当たる場所にあり、雨水が天の恵みをもたらしているみたいです。

     

 三つ目の盆石は、アプローチの少し奥まった位置にあり、どっしりとした風格を有しています。持つととても重く、まるで「隕鉄」で持ったような錯覚を覚えるほどです。周囲にはスイセンやクリスマスローズなどがあり。間もなく賑やかなスイセンの林に取り囲まれることでしょう。家の中で「鑑賞する盆栽も良いのですが、こうして庭に置かれ、新たな使命を与えられたのも、この石にとっては良かったようにも思うのですが、いかがでしょうか。

               

 これはかつて、河原にでもあったのでしょう。それが何かの悪戯でわが家の庭に埋もれ、花や樹木を植えた時か、畑を開墾した時に私が地中から掘り上げたものです。先日紹介した愛犬マックスの墓標代わりのの石もそうでした。こちらは花壇の鮫川石や盆石の傍に置いて、三位一体で花壇を守る鎮護石となりました。そんな遊び心も妻や子が去って独り暮らしとなった私にとっては、大いなる喜びなのです。

   

  今回全て除去した南通路の居間よりの空きスペースに、これまで花壇の奥に重ねていた川原石を転用してここに敷きました。HCで売ってるきれいな「玉石」のようには行きませんが、きれいに角が取れて丸くなったものよりもどこか「無骨な表情」が色濃く残されて「いるのもまた一興でしょう。庭は植木や草花を楽しむだけでなく、物言わぬ石を愛でる場でもあるのです。こうして庭は色んな表情を見せるようになります。

  

後1か月もしないうちに、庭は一面の春の花で溢れかえることでしょう。その姿が目に浮かびます。わが家の狭い庭と畑ですが、花や木、そして野菜たちが成長して花を咲かせ、たわわな実を結ぶ姿を楽しみにしつつ、残されたわが人生を豊かに過ごしたいと心から願っているところです。今日の睡眠時間は4時間足らずですが、体調が良ければ通路の小石を広い集め、「ミョウガ帝国」を石で埋めたいと思っています。<不定期に続く>





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Last updated  2020.03.02 00:00:11
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