テーマ:今日の健康状態は?(10620)
カテゴリ:生活雑記
~あるブログ馬鹿の話~
混濁する意識の中でこのブログを書いている。果たしてまともな文章になるかは分からないが、頑張って書こうと思う。まさにブログ馬鹿の見本か。 朝ドラ「ちむどんどん」を久しぶりに観た。東京へ行った暢子が不思議な縁でレストランに勤務する段階へ。まさに朝ドラらしい愉快さと爽快さとテンポの良さと意外性。それがどこかで沖縄とつながっていると言う展開が心地良く、暢子の本領発揮と活躍が痛快だ。 朝ドラの明るさに対して、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」はリアリティに満ちている。頼朝の女好きと為政者としての冷徹さ。弟である九郎義経の単純馬鹿さ加減。後白河法皇の老獪な策略。梶原景時の屈折した思い。それぞれの非情な戦いの中で、義経の妻となる静御前の儚い運命。こちらは歴史の裏舞台を厭というほど見せつける。さすがは三谷幸喜の脚本だけある。 5月9日。ロシアの「戦勝記念日」のあの空虚さは一体何なのだろう。プーチンの論理の欺瞞。「大祖国戦争」をダシにしてまで自らの正義を主張する異常人格者。もう若い後継者が決まっているようだ。さてマリウポリの製鉄所から、降伏した兵士たちが脱出したが、首尾よくロシア兵の捕虜との「交換」が成立するかどうかは不明。今後厳しい「尋問」が待ってるはずだ。 戦線はまさに混とん状態。これからウクライナの巻き返しが急速に進むだろう。ロシア軍の消耗は激甚。東部戦線のみならず、長期戦になれば南部戦線にも変化が生じる可能性がある。各所でロシア軍による強制的な「ロシア化」が進んでいるが、これもきっと幻になるはず。そしてロシアの凋落とウクライナの復興への道が開けることを信じたい。 今月10日の深夜、血圧が下がらなくなり、緊急用の血圧降下剤を飲んだがそれでもダメ。この分では脳出血か脳梗塞で死ぬ。パニックになって救急車を呼んだ。救急車の中で救急隊員と話しているうちに落ち着いて血圧が下がり始めた。それでも受け入れてくれた病院の救急部に運ばれて諸検査を受け、念のため一晩入院することになった。 だが異常に神経が高ぶって一睡も出来ぬまま。極度のストレスと服用した薬剤の影響とで、トイレに行くこと10回近く。電解質不足になって下肢が痙攣する始末。あわてて脹脛を摩って、筋肉の衰えぶりに仰天。おまけに出て来た朝食がパン。飲み物なし。これでは乾いている口で食べたら誤嚥の危険性が高いためパス。ジャムを舐め、小さな目玉焼きと少量の野菜を食べただけだった。 唯一の救いは担当の看護師さんと話せたこと。彼女は老人たちの色んなケースを見聞きしていて、私の話も興味深そうに聞いてくれた。独居老人の妄想が生んだ、自らを病人にしてしまう性癖。若い時からメカに弱く、ストレスを感じてパニックになる「閉塞空間」。高齢で体力が落ちている上に、今後の展望が開けないことによる鬱状態の連鎖。字を忘れ、思うように指が動かず、ますます募る不安。 入院料金を支払い、従弟に電話して迎えに来てもらった。その間病院の玄関前アプローチに座り、苦しくて鉄柱を掴んでいた。昨夜救急隊員が彼に連絡してくれたため、私の状況は知っていた。座席に座って落ち着くと、従弟は「案外元気そうだね」とのたまう。「いやいや逆だよ」と心中を吐露すると驚いていた。彼も高血圧のようだが、まだ若いから血管に十分な弾力性が残ってのだろう。 彼も苦労して育ったが奥さんが優しい人で、息子さんも優秀。普通の感覚を持つ常識人。それに比べたら私は思い込みが強く、かつ一般常識に欠けている。退院後も変調が続き、衰弱してふらつくようになった。ある日次男が電話してくれ、現状を話すとビックリして休暇を取って我が家に来てくれる由。 何よりも嬉しい次男の言葉。これじゃその日まで何とか生きないといけない。その一念で何とか心身を保つことが出来た。帰省した次男と共に従弟の車で幾つかの用件を済ませた。それも私の思い込みからの行動。数年先のことすら思い及ばない状況での焦り。四国に住む長女と話した際は、激高してガチャリと受話器を置いたのだった。数日後電話してくれた長女に用件を伝えた。私の衰弱ぶりに驚いたことだろう。そうなる前になぜ対策を立てないのかが不思議と彼女。それが私の弱点であり欠陥。諸事情があったのだが、いまさら口説いても仕方ない。全ての原因は自らの不明によるものだから。 次男は3日間も老父に付き合ってくれて心の癒しになり、私の問題点と現実を知ったようだ。この後は子供たちが決めてくれるだろう。心配していたらきりがないが、一人に戻ればまた不安が募るはず。一旦転がり始めた岩は、もうどうすることも出来ない。次男なりに結論を出すはず。老いた無責任な私は父親失格だが、そんな生き方しか出来なかった。私なりの苦悩があったが、いまさらそれを嘆いてももう遅い。 次男はネットで私のために「3本脚の杖」を注文してくれた。それでどこまで頑張れるかは分からないけれど。これからが人生最後の戦いになるだろう。さてつまらない話で恐縮。他人は笑わば笑えとしか今は言えない。一旦転がり始めた岩が、止まるのは無理。馬鹿は死ななきゃ治らない。いや、死んでも治らないが正確か。何とか最後まで書けた。どうもお粗末さまでした。長年のご愛読ありがとうございました。そしてブログ友の皆様。どうもお世話様でした。ではね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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