アッババジャノホイ

第4回ITセミナー 7日目

今回のITセミナーは、前回と違い、一般の大学の講義のように講堂で各自順番に発表していく、｢レクチャー形式｣。一発勝負で、大勢を相手にするほうが好きなので気合が入る。出番は午後一。

9:30開始予定なので、1時間程前に会場に入り準備を進めていたのだが、開始直前に問題が発覚。ゴンダール大学は2つのキャンパスに分かれていて、セミナー会場はIT学部とは別のキャンパスにある。セミナー告知は、IT学部生向けに別キャンパスでのみ行っていたようなのだが、その肝心のIT学部生は午前中、机や椅子の搬入作業で来場できないらしい。どうりで他学部の生徒が会場前を素通りしていくわけだ。観客なしで始めるわけにもいかないので、開始を1時間遅らせ、慌てて告知に走り回る。なんとか形になるくらいの人数を集め、セミナー開始。

PhotoShopや、翻訳ソフト、地図ソフトなど見た目で凄さが分かるのは反応がいい。だたMITに比べると、｢どこまで分かってるのかなー｣という印象。自分の発表は、既にMITで何度も発表して慣れている上に、IT学部生の参加で観客の理解力が上がっていたので、全く問題なし。課題としていた、目配せやボディーランゲージも、それなりに出来たと思う。

自分の発表後、ネットワーク関連→ハードウェアに移って行く予定だったが、再度問題発生！
今度は停電。。
This is African life～♪

いつ復活するのか分からないので、ネットワーク関連をとばし、｢PCを組み立ててみよう！｣へ。
英語も現地語も、正直そんなに上手くないアジスのH隊員の発表/実演だったが、とっても素晴らしかった。身振り手振りと、片言の言葉と、勢いで生徒を釘付けにしていた。こういうのは個人的に大好き。

その後、停電含めた色々な問題の為、ここでITセミナー終了。
数ヵ月後に帰国予定で、今回のITセミナーを主催してくれたゴンダール隊員U氏が発表できなかったのは、とても残念。本当に色々ありがとうございました。

話は変わるが、この国ではピアスをしていると、なぜだなぜだと良く聞かれる。
エチオピアでは、男のピアスは一般的でない。
帰りのバスで、｢男のピアスはハンターの証だが、お前は何を狩るんだ｣と聞かれた。
ネックレスの紐にも意味があって、自分の黒の革紐は正教徒の印らしい。
う～ん。。いったい自分の身なりは、どう理解されているんだろう。。

夜は隊員、ゴンダール大学職員で打ち上げ。
大学職員とは色々話をすることができ、何か一緒に出来ることがあったら是非やりましょうと、連絡先を交換してきた。小さなことでも良いから、この出会いが化石化する前に、何かをしようと思う。

今回のITセミナーは、いい点も悪い点も含め、非常に勉強になった。この流れを受け継いで、さらにより良いものにしていきたい。