カテゴリ:カテゴリ未分類
『奇跡のリンゴ』石川拓治著 幻冬舎刊、読了する。
NHK「プロフェッショナル・仕事の流儀」で紹介されたリンゴの無農薬栽培に挑戦し続けた木村秋則さんの記録である。サブタイトルには「絶対不可能を覆した農家木村秋則の記録」とある。 山本藤光さんが推奨している本『リンゴが教えてくれたこと』木村秋則著 日本経済新聞出版社刊 を読んで感動して続けて読んだ。私自身は後者をお勧めする。内容的には一緒だが、本人の言葉の節々には深さがある。 木村さんは、農薬も肥料も使わないリンゴ栽培に挑戦し続ける。その過程は壮絶である。その物語の中には木村さんの信念との葛藤が描かれている。そしてついに成功する。経験の中から得た生き方や哲学に深く感銘を受けた。 私の実家は、専業農家だった。昔、イヤイヤ手伝いをさせられた。病害虫の怖さを少しは知っている。だから余計に感銘を受けたのかもしれない。農家が一戸だけ人と違うことをする周囲の目の怖さも知っている。背負うものの大きさも知っている。それとの葛藤。 物事を成す楽しみや苦労、勇気、謙虚さ、感謝などさまざまなことを教えてくれる。涙が出た良い本だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.09.07 01:33:53
コメント(0) | コメントを書く |
|