カテゴリ:子育て
メーガンの学校、何かとイベントがある。 やれ、お誕生日だからバースデーの子の親は クラスの人数分のカップケーキを 焼いて持って行くだの、 テキサス・デーだから(?)、 カウボーイ&カウガールの格好をして 学校に登校するようにだとか、 学校が100周年記念だから 何か家から100個持って来るようにだの、 メーガンの担任が校内の先生No.1に選ばれたから 皆で何かお祝いでも・・・ だから少しでもいいので寄付金をお願いします!とか (これは先生からではなく、クラスの母親が音頭をとって) あとはそのお祝いで担任にあげる スクラップブックに載せる ファミリー・レシピを持って来るようにだの、 いついつは先生にあげるブーケ用のお花を持たせて、とか またまた違う日には 何個でもいいから文房具の寄付を・・・とか。 その度にあたふたしてしまう・・・ 毎日、メーガンが学校から持ち帰る 連絡帳代わりのフォルダーを開く度に、 ”明日は何かね?!” とドキドキ。。。。 元来、とにかく面倒臭がり屋な私。(^^;) そのくせ、いざやるとなると適当にやるのも嫌いな性分。 しかも何でもギリギリにならないと お尻に火がつかないと来てるもんだから、 毎回前日に慌てふためる羽目に・・・・ それもどうせやるんなら、完璧に近い形で仕上げたいと いう気持ちが働き、何度も作り直したり。。。 なんか自分で自分の首を絞めてるかも?! そんな中、先週から今週にかけて メーガンのクラスでは「世界を旅する」というテーマで、 アフリカ、ホーランド(担任の出身国)、 メキシコ、日本、オーストラリアの 各国についていろいろ学ぼう!という、 まさに他民族の多い国らしいイベントが行われている。 ”何か家にあるもので、皆に紹介したいものがあれば 持って来てください” という先生からのメッセージ。 余談だけど、メーガンの学校はマイノリティがとても少ない。 ここの土地柄なのか、ほとんどが白人の子供ばかり。 メーガンのクラスでも、日本人とのハーフのメーガン以外には メキシカンの女の子だけが、マイノリティ。 後はみぃ~んな白人ばっか。。。 さて、一体家から何を持っていけばいいのか?! 日本らしいモノ?! 雛人形のお内裏様とお雛様? ・・・いいや、汚されたり首をもぎ取られたりしたら 私は後悔しても後悔しきれない。 着物?! ・・・そんな大切なモノ、途中で引っくり返して 汚されたら、日本のばぁちゃんが泣くよ。 う~~ん、う~~~~~ん・・・・ そうだ!! ”箸”にしよう!! ここの街自体、アジア人が少なく メーガンがお弁当に箸を持参すると ”それ、何?どうやって使うの?” と子供達から質問攻めにあうらしい。 ならば、この際日本人にとって 深く生活に浸透しているお箸は、 私達の食生活を理解してもらうにもいいかも知れない。 ・・・それに、お箸ならかさばらずに メーガンも学校に持っていけるし 万が一、無くしたとか壊したと言ってもさほど惜しくもないし。 ・・・で、作ってみた。↓↓ 夫婦箸と、子供用のしつけ箸、 そして使い捨ての出来る割り箸を それぞれディスプレイして、 簡単な説明を寄せて。 そしてもう一つ。↓↓ 箸の知識はあっても、 案外”箸置き”の存在は知らないかも・・・?! と思ったので、箸置きについても説明と共に いろんな箸置きを並べてみた。 ついでにどんな風に箸置きを使うのか、 実際に一例をディスプレイ。 これらをお気に入りの「板谷なおみ」の 縮緬風呂敷で包み、メーガンに持たせたら・・・・ 学校から帰って来たメーガン。 ”みんなでウワ~~!!って見てたよ。 ママの書いた文章を先生が大きな声で、 みんなに読んで聞かせてくれたの” そして先生からは こんなメモが・・・ ちょっぴりウレシクなるアタシ・・・・ そして、昨日は ”ママ~、先生が学校にキモノを着て来れる? って言うんだけど・・・” と。 旦那とも話し合った結果、 我が家にとって大切な着物は なるべくキレイなまま保存しておきたいし、 学校に着ていくとなると、汚されるのは必須。 ただでさえ、毎日スカートやズボンが真っ黒に 汚れて帰って来てるのに、着物なんて着た日にゃ とんでもない事になってしまう。 それこそ日本のばぁちゃんが大泣きするのは 目に見えてる。(メーガンの着物は 母が若い頃に着たのを、 メーガンサイズにリフォームした大切なモノ) 着物を着たまま、校庭で遊ぶのか?! 着物を着たまま、トイレに行っちゃって大丈夫か?! あぁ~~~やっぱりダメダメ!! ・・・じゃあ、せめて着て行かなくても 着物を持たせる?と旦那に聞いた所 ”それは絶対に止めた方がイイ。 ばぁちゃんがどんな気持ちでこれらの着物を アメリカに来る前にメーガンに託したのか考えたら、 危ない橋は渡らない方がいいだろう” との一言で、私もふ~む・・・と納得。 で、苦肉の策で以前メーガンが着物を着た時の 写真を大きく引き伸ばしたのを ファイルに入れて持たせる事にした。 最初に、まず先生に 何故着物を着せて登校させなかったかの理由を書き、 後はメーガンの着物を着た写真を何枚か入れておいた。 「着物は日本ではとても高価で価値の高い物で、 メーガンの着物は我が家の家宝になっています。 と、ここでWikipedia(ネット上の百科事典)から引用した 着物の価格についてのメモを参照してもらうよう付け加えた。 それに通常、着物を着るにはカルチャークラスなり、 着物学校に通うなりして学ぶけれど、 驚く事にたくさんの日本人女性が 自分で着物を着る事が出来ません。 ・・・そして私もその中の一人なんです。ハハハ」 ・・・って、ハハハって笑ってる場合じゃないよな、アタシ。 あれだけ”日本ひいき”を口にしてるくせに その日本文化を代表する着物が自分で着れないなんて!! だからメーガンに着物を着せて 学校に行かせるのが勿体ないんじゃなくて、 本当の理由は”着せれない”っていうのが 大きいという、まぁなんとも情けないお話。トホホ・・・・ そしてファイルに入れた写真たち。↓↓ でも学校から帰って来た時に このフォルダーに担任からの こんなメモが・・・・↓↓ まぁ、要約すると 「こんな素晴らしい事をしてくれて、本当にどうもありがとう。 私も着物についての書物を読んだ事があるけれど 確かに高価でスペシャルなものだと理解しました。 メーガンはこれらの写真を、とても得意げに嬉しそうに みんなに見せてくれましたよ。 ところで彼女の英語力は日に日に上達していて 私もとても嬉しく思っています。Have a nice day!!」 と〆ていました。 ・・・良かった、一件落着(苦笑)。 今回の件で、やっぱり日本にいた頃 着付けを習っておくべきだった・・・と深く反省。 言い訳じゃないけど、 母は着付けの免許を持ってて 生徒さんに教えていた事もあったし、 亡くなった祖母は普段着が着物だったの。 だから着物は着せてもらうもの・・ という意識が私の中ではあって、 自分で習おうとは思わなかった。 ・・・やっぱり言い訳?! それにしても 何かと注文の多い、アメリカの学校・・・・(>_<) 日本の学校もこんなモノなのかしら??? いつも日記から読み始める皆様、 良かったらHOMEのトップページ写真もご覧下さいな。 毎回、更新の度に変えてます! いつもご訪問、ありがとうございます。こちらをポチっとお願いします・・・ 人気Blogランキングへ ↓↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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