少しでもお役に立てたなら幸いです
以前このブログにも書きましたが、市場経済の論理と資本主義の論理は違うものです。もし貴方が長期投資家であれば、誤謬という観点で、これらの乖離に着目することをオススメしたい。それは貴方が考えているよりずっと有用な事だろうから。資本主義社会では、長期的に資本は自らを増幅させる意思を持って動く。この意思に沿った考え方が、資本主義の論理である。資本主義社会を選択する限り、長期的には資本主義の論理に沿って動く事になる。中期的には、市場経済の論理に沿って動く事が多々ある。数年、或いはそれ以上の期間、ある面では資本主義の論理とは違う方向に進む事はありえる。しかし、全体としては、長期的には市場経済の論理に進むことはない。市場経済の論理が、長期的に資本を増加させる行動と違うのであれば、大きな意味での誤謬である。多少乱暴ですが、イメージはこんな感じ。市場経済の論理が磁石を作り出して、資本を磁力で引っ張ってくる。資本は一時的には引っ張られるが、自らを増幅させようとする資本の意志に基づいて、動く方向を決める。方々に引き寄せられながらも、長期的には、資本は自らを増幅させようとする己自身の意思で動く。必ずしも市場原理主義者の考えに基づくのではなく、また彼らの常識に捕らわれる事もない。たとえ市場原理主義者にとって非常識であっても、資本は長期的に自らを増幅させるような意思を持った動きをする。このイメージを確り捉えていれば、短期・中期・長期、どんな暴落であっても右往左往することはありません。確り前見て投資をしていれば良いんです。前が見えているかどうかが大切なんです。足元のファンダメンタル指標や中期的な業績推移予測も大切ですが、状況把握してしっかり前見ながら投資すれば良いんです。株価は常に適正価格。でも今日の適正価格は明日の適正価格とは一致しない。それだけです。市場経済の論理と資本主義の論理を混同していては、長期投資として成功できる可能性は低いでしょう。このブログの投稿文章の中のどれかが何かしら貴方の役になったなら、長い間このブログを続けて良かったです。実際僕は愛すべき読者の皆さんの役に立つことを目的として、このブログを続けてきました。自己顕示欲を満たす為なら、僕のパフォーマンスを公開すれば良い。他の株式ブログと同じようにね。(変動率を書かずに変動額だけ書くブログばっかりだ。普通に投資をすれば長期的には二次曲線を描くのにね。変動額を示して一体何になるというんだ)でも僕は文章で勝負してきた。アクセス数をみれば、僕の書き込みを読もうとしてくれている人は多い。きっと僕の考えにある程度共感してくれている人が多いんだろう。好調な市場もあって、読者は年々多くなってきている。しかし、いやはや、いつの間にかこんなにアクセス数が多くなってしまった。このままだと今年中に100万アクセス到達するんだろうね。みんな、こんなに更新頻度の低いブログによく訪問してくれて本当にありがとう。幸せな家庭というやつを手に入れてしまった。夢のマイホームってやつも手に入れた。安定した仕事もある。有用な資格もある。資産も1億円はないけれど、これだけあればまぁ大丈夫だろう。低PER銘柄中心に90銘柄も分散投資してるしね。経済の知識も得た。株式投資の経験を通じて周りに振り回されずにどっしりとした投資ができる胆力もできた。信用取引はしたいとも思わない。仮に僕よりパフォーマンスの良い本格的な現物分散投資家がどこかにいたとして、別に羨ましいとも思わない。ここまでの道のりは想像を絶するくらい大変だったけど、僕は到達した訳だ。これからどうするかねぇ…。親が元気なうちに親孝行でもするかな…。