テーマ:鉄道(22186)
カテゴリ:中年鉄チャンの鉄道ニュース
建設業や官庁などでつくる土木学会は平成20年度の「選奨土木遺産」に東京メトロ銀座線浅草~新橋間のトンネル構造物が認定されました。11月18日に土木学会から認定書と銘板が贈られ浅草、上野、新橋の3駅に設置されることになりました。
今回、土木遺産に認定された銀座線浅草~新橋間は「地下鉄の父」と呼ばれた早川徳次が「東京地下鉄道」として開通させたもので、当時「山師」扱いされ資金難に悩みながらも工事費を惜しまず良質のコンクリートを使用して将来の需要を見越して各駅のホームを長くしていたなど「先見の明」に驚かされます。早川はまた、資金集めのために「三越前」駅のように沿線デパートに駅の建設費用を出させるためにスポンサーの名前を冠した駅やデパート名を車掌にアナウンスさせたり、浅草や上野にビルを建設して食堂やスーパーを経営したりと現在の多角経営のはしりとなるようなアイディアをひねり出しました。早川は現在の東京メトロの基礎を築いたのでした。鉄道関係の土木遺産のそのほかにはJR左沢線、山形鉄道の最上川橋梁や大阪市営地下鉄御堂筋線の地下駅群なども選ばれました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.10.21 12:12:39
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