テーマ:鉄道(22166)
カテゴリ:中年鉄チャンの鉄道ニュース
昨年営業運転を始めた鉄道車両のベストワンを鉄道友の会会員が投票で選ぶ「ブルーリボン賞」に東海道・山陽新幹線を走っている「N700系」が選ばれ、昨日26日JR東京駅18番線ホーム上で行われ、13個目の賞を受賞。奇しくも11月末に引退する0系車両と同様「名車」の仲間入りをしました。
「N700系」は「300キロ新幹線」と言われた500系のコストパフォーマンスを下げる目的でJR東海とJR西日本が共同で開発した700系をさらに改良した車両で東海道新幹線区間のスピードアップの障害となっている2500メートル半径のカーブを従来より高速で走行できるよう空気バネで車体を傾ける方式を採用し、東京~新大阪間の所要時間を13年ぶりに5分短縮し2時間25分を達成させました。また、回生ブレーキの効率を上げ700系に比べてパワーアップしたにもかかわらず消費電力を逆に19%減少に成功しました。さらに横揺れを吸収する「セミアクティブダンパ」と呼ばれる装置を導入して乗り心地を改善やグリーン車にパソコンが使用出来るようにすべての座席にコンセントを備えるなどの乗客へのサービスにも配慮した点が評価され、今回の受賞となりました。 N700系はブルーリボン賞をはじめ経済産業省のグッドデザイン賞など12個の工業、デザイン、環境関係の賞を受賞し、今回鉄道マニアからも権威ある賞をもらったことで「平成の名車」となりました。3年後にはこのN700系をベースに内装に「和」のテイストを加えた九州新幹線乗り入れ用車両も登場する予定で、関西~九州間で「鉄道復権」を目指します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.10.27 11:17:36
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