テーマ:鉄道(22186)
カテゴリ:中年鉄チャンの鉄道ニュース
今日は路面電車の話題を2つお送りします。まず、今月17日から19日まで福井市で開かれた「全国路面電車サミット2008」のイベントで福井大学を中心に開発が進められた「バッテリー式架線レス電車」が福井鉄道西武生駅構内の車両基地で公開されました。この電車は福井大学と大阪の電材メーカーが共同で2004年からバッテリーの電気で走る電車を開発していたもので、大容量のリチウムイオン電池を車両に載せ、ブレーキ時に生じる電力をバッテリーに蓄え一般の電車と同じモーターで走るものです。満充電すると2キロほどバッテリーの電気で走れるといいますので郊外では架線集電で電気を得てバッテリーに充電し、市内では充電した電気を使い架線レスで走ることで架線の保守を軽減でき、市街中心地の景観維持にも役立ちます。
開発のチームリーダー福井大学大学院の荻原隆教授によると「郊外は架線から都心部はバッテリーでというハイブリッド電力方式は次世代の路面電車に最適な技術。今後3年位で実用化したい。」とサミットで述べていたそうです。 豊橋鉄道鉄道線に前面低床式の車両が一昨日の朝、同鉄道赤岩口車庫に搬入されました。新しい低床車両は3つの車両がつながった「3車両連接2台車」方式で振動、騒音が少ないのが特徴です。車両の長さは16メートル、高さ4メートル、重量は23トンです。価格は2億5000万円ですが国と豊橋市の路面電車活性化事業の一環で50%を負担してもらえるとのことです。今後車両整備や試運転をしたのち12月19日より「ほっトラム」の愛称で豊鉄初のLRTとして走り始めます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.10.29 12:53:39
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