テーマ:鉄道(22166)
カテゴリ:南 通のRAILWAY TOPICS
JR西日本の山崎社長は昨日の記者会見で山陽新幹線とフリーゲージトレインで運行される九州新幹線長崎ルートとの直通運転に関して「現時点では技術的に困難である。」と述べました。しかし、この発言に対しては波紋が広がりそうです。
山崎社長はこの会見で「長崎ルートを走るフリーゲージ車両は最高時速が300キロだが、この車両はフル規格の新幹線車両より小さいので輸送密度の高い山陽新幹線に輸送密度の低いフリーゲージ車両走らせるのはダイヤ構成上難しい。それにゲージを変える機能が付いているため車両重量が重くなりレールを痛める懸念がある。」と述べ山陽新幹線と九州新幹線鹿児島ルートのように相互直通運転実施に難色を示しました。 この山崎社長の発言は新幹線と在来線とを乗り換えなしで直通出来るようにすることを目的に開発しているもので、同区間が実用化路線第1号と考えられていたので同社長が直通運転に難色を示したことで山陽~長崎の直通運転化に引き続いて計画されている山陽新幹線と伯備線との直通化や宇野線-瀬戸大橋線と直通する構想(両線とも岡山から在来線に入る)、日豊線との直通運転(大阪方からは小倉で、博多方からは博多~小倉間の直方北方)構想にもブレーキが掛かる恐れがあり、フリーゲージトレインの開発もスローダウンするでしょう。 異なるレール幅の鉄道線を直通することで乗り換えの手間を省きより鉄道の利便性を高められると期待出来る新幹線-在来線直通化をここで止めてはなりません。山崎JR西日本社長に再考を求めたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.11.29 12:49:24
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