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テーマ:サッカーあれこれ(19851)
カテゴリ:イラン代表
![]() ドイツで唯一、希望の光を示したテイモリアンの元にオファーが殺到している。既に彼の所属するアブ・モスレムにはシュツットガルト、ドルトムントといったドイツのクラブやセリエA、トルコリーグ(ガラタサライか?)、UAEのクラブからオファーが届いているようだ。ただアルメニアの血をひく彼がトルコでのプレーを選択したとなれば物議を醸す可能性はありそうだ。既にキャリミやキアの代理人でもあるレザ・ファゼリと代理人契約を結んでいる事からブンデスの線が強そうだが、はたしてマインツでプレーした兄(セルジク・テイモリアン)の後を追うことになるのだろうか。彼がインタビューで見せる誠実さや、ピッチでの従順さに好感を抱かない人間はいないだろう。彼ならどのリーグに移籍しても成功を収めるに違いない。 ![]() ただひとつ気になるのが、彼のアブ・モスレムの同僚で10番を背負うホセイン・バダマキが先日ピルーズィへ移籍したことだ。今季10得点4アシストとテイモリアンと共に攻撃を支えたタレントを放出したチームが欧州からのオファーを快諾するには新たな補強が可能になる金額でなければならないはずだ。これまでもアジジをはじめエナヤティ、ジャッバリ、ファリドーン・ファズリといった才能を惜しげもなく放出してきたアブ・モスレムだが、バダマキ、そしてテイモリアンまでも失うことは大きな痛手に違いないからだ。 ![]() そして以前から伝えられていたようにヴァへディ・ニクバフトもライバルからピルーズィへの2年契約にサインした。最高のパフォーマンスでエステグラルを優勝に導きながら、怪我でドイツを棒に振ったレフティーには刺激が必要だったようだ。過去には彼と同じようにハシェミナサブなどもエステグラルからピルーズィへの禁断の移籍を果たしたが、当然彼らには裏切り者としての洗礼が待ち受けている。 ![]() そしてバヘディと共にピルーズィ入りが濃厚であったU-23代表ベフシャド・ヤヴァルザデは一転してエステグラルへと移籍する事になったようだ。もともとエステグラルからシャヒド・ガンディにレンタルされ、ガンディが今季で降格した事による移籍のため、元の鞘に収まったと言えそうだ。これでエナヤティ、バヘディという両輪を失ったエステグラルだが、イラク人ストライカー、エマド・レザやラジャブザデー、そしてヤヴァルザデ、マジャール・ザレの加入で十分にIPL連覇とACLを戦い抜くだけの戦力は整いそうだ。そしてハズフィ杯制覇をピルーズィが成し遂げればイランの2大クラブがアジアにおいての復権を狙う事になるだろう。彼らの積極的な補強が実を結ぶことを祈りたい。 ![]() そして7月1日インタートトカップ初戦を控えるカイセリポリスのカヴィアンプールにも注目だ。久しぶりに欧州の舞台でイラン人が実力を証明する事を祈っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.06.29 21:04:14
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