退院してからの半年間
なんだかんだで、リンパ種で入院して1年、退院してから半年近く経つ。去年のゴールデンウィークは病院で過ごした。連休明けから抗がん剤の治療がスタートしたのではっきり覚えている。今日は最近の状態を書きたい。来年の今頃は、またどんな想いで過ごしているのだろう。そんな記録としての要素も含めて。退院して時間が経てば経つほど、病気を持ちながら仕事する事のしんどさに最近疲れ始めてきた。体がどうの、というよりも精神的にしんどい。見た目は健康そうに見えるのに、毎月、外来のために2.3回会社を休むことの後ろめさ、体を気遣ってしまい残業も20時ぐらいまでしかできず、後輩よりも先に帰る後ろめたさ……。そして…一番ココロを曇らせる問題は……仮に5年経ってリンパ種の再発の恐れがないと診断されたとしても……この先、また新たなガンを患ってまた闘病しなければならない……。つくづく、ガンと仕事の両立の難しさにココロがささくれ立つ。医者や周りは言う。「あまり無理するな」と。けれど、生活がある。無理してでも働かなくてはなければ、経済的に生活が成り立たない。生きるためにも無理をしなければならないのだ。わかっている。わかっているのだ。そんな考え自体が贅沢な悩みであることも。病室で死んでいった仲間たちに、そんな考えを持つ自分が本当に情けないし悔しい。強くなろうとしてガンと闘い、いまだに強くなれない弱い自分に腹が立つ。でも、ここで負けては何も変わらない。「折れない心は負けない勇気」入院中、抗がん剤で何度もココロがくじけそうになったあの時に比べれば…。耐えてみせる。乗り切るのだ!ガンと知りながらも同棲を始めてくれた彼女のためにも生きる!