名作落語大全集

「さて、今日は最近手に入れたパズル」
「タイトルがその名前ですか」
「そう。正方形２×４の長方形、４は必ず残して、正方形の一部を切り捨てる。一番小さいのが１×４、一番大きいのが元の形……つまり、切り捨てないもの……これで全部で10通り、小さい正方形が60個分になる」
「難しいですねえ」
「いや、良いパズルは、まずこうしたピースの選び方がとってもきれいなのじゃ。これでいい問題になっていれば、素晴らしいパズルになる」
「へえ……問題は」
「説明したピースを８×８の枠に入れる。すると、４つ余るじゃろう……台紙にある島を残して埋める問題、色を残す問題などがついているが、これが正解は１つしかない」
「１通りしか置き方がないんですか」
「そう。ユニーク解と呼ばれるが、当然難しい」
「大変ですね」
「一杯やりながら解いているが、先週末から始めて、やっと島問題が全部解けた」
「はい、おめでとう」
「右下のpuzzleoshoさんが製作されている。画像もそちらから勝手にお借りした。すみませんね……また埋め合わせ致しますから……」
「私的挨拶しないの」
「尚、わしが持っているのは中央の島がオーストラリアになっている物で、デザインが代わったようじゃ」
「でも、面白いパズルなんですね」
「もう随分前から売れている明治製菓と提携したチョコレートパズルがある」
「ああ、本屋さんで売っていました」
「ミルクチョコレートは、ペンタミノという、正方形５つを辺でつないだ形、これは元の形を作るのに240通りもあったはずじゃ」
「へえ」
「つまり形はきれいだが、問題は易しい。全部解答作るのは面倒だしね……」
「趣味の問題」
「ブラックチョコは、多分解答が１つしかないと思う。とてつもなく難しいが、ピースの美しさに欠けるかな」
「わがままな意見」
「それで、昨年ミルクより易しい、ホワイトチョコも発売されている」
「はいはい」
「お好きな皆様、ぜひどうぞ。尚、明治製菓との提携では、サイコロキャラメルパズルも出ています。これはなかなか面白い発想ですよ」