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「関西では原発再稼働に向けて動くというニュース」
「昨日からやっていますね」 「新聞やテレビも大賛成のようだが……現実にはどうなのじゃろう」 「問題ありますか」 「あるある……まず安全だという根拠は震災の前の数値をそのまま使っている」 「え……福島の経験は生かさないんですか」 「あれは想定外のものだから考える必要はないそうじゃ」 「いいんでしょうか」 「夏の電力不足はみんな報道するが、福島の検証はどうなっているのじゃろう。同じようなことは絶対起こらないと、どうして決めつけることが出来るのか。その神経が分からない」 「電力不足で脅迫する報道が多いですねえ」 「それなのに、昨日の政府の発表はニュースになっていないようじゃな」 「何かありましたか」 「枝野大臣の発表。再稼働のための報告書に236ヶ所の間違いがあったという……いまだにずさんなことをやっている東電や保安委なのじゃ」 「ううん」 「それでも原発を再稼働しますか……原発は安いといって、火力発電を動かしているから値上げ値上げを繰り返しているが、原発によって地域への税投入やら補償やら発電そのものは安いのに、原発の方が余計なお金が掛かるから、100分の1になってもおかしくないと言うのに原発が導入されてからどんどん値上げされているのじゃ」 「そうでした。でもCO2は」 「原発から出るCO2はゼロ。しかしその前の過程で精製のためのCO2排出は他の発電と同じだけ出ている。それは全く問題にしない……都合のいい部分しか公表していないのじゃ」 「ううん……大変ですね」 「さて、震災が二度と起こらないとしても、使い終わったプルトニウムなどをどうするか……世界全てが再利用は不可能としたのを、日本だけは再利用のために数億円掛けて研究を続けている。これも税金や電気料金で……それで、最終処理場。青森六ヶ所村では使えなくなった物を貯蔵しているが、24時間人の目で監視している。今ある放射能が消えるまで300年という……」 「あと300年は監視が続くってことですか」 「何を言っている。今ある原発からも出るのじゃぞ……電力会社も報道もこういう点は考えない」 「そうですね」 「ともかくアメリカ全土の半分、ヨーロッパ全土の3分の1の数を動かさないと日本の電力をまかなえないというのはどういうことじゃろう」 「すごいですねえ」 「戦争になったら、ここを攻撃すれば日本は滅びるな」 「そんな心配は……でも、ミサイルが飛んだなんて事件もあったし……」 「さあ、そういうことで、電力不足を選びますか、放射能を選びますか」 「他は無いんでしょうか」 「ソーラーや風力は何の役にも立たないというデータを出している。ソーラーで発電するなら、北海道全部をソーラーシステムにしないと、日本の電力はまかなえない」 「本当ですか」 「どうじゃろう。上野の科学博物館の屋上を見学に行くといい。その他、屋上のシステムでそのビルの電力をまかなっているところはいくらでもあるぞ」 「あると思いますね」 「因みに、関東でも他の電力会社が給電している場所があって、値段は10分の1」 「へえ」 「で、我々の所でもと思うが、新電力会社が電気を送るのに、国は今ある電力会社以外の送電線を認めないから借りることになる。東電に支払う使用料を加えると、どうしても東電よりも高くなるようにしているそうじゃ」 「へえ」 「ソーラーの余った電力の買い取りも、供給の10分の1以下……」 「ひどいですねえ」 「さあ、原発、どうします」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.03.14 06:42:06
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