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「3月28日、朝から体調が悪いので仕事はお休み」 「で、病院へ」 「いや、今日は江戸東京博物館の開館記念日。お祝いに行かないと……」 「何だよ」 写真1 「ということで、スカイツリーから歩きましょう」 「遠いですよ。両国駅に行った方が……」 「さて、実はわしの住む取手から両国まで行くと、690円」 「はい……そうですねえ」 「とうきょうスカイツリー駅になった昔の業平橋までなら700円」 「10円高いんだ……私鉄利用ですね。両国までは全部JRだし……画像は、その東武線の記念乗車券でございます」 「さて、そこで見付けた裏技。取手の一つ先、天王台駅から金町駅、そこからフーテンの寅さんでお馴染みの帝釈天を通る京成線を利用、押上駅まで行けば、何とたった560円で行ける」 「すごい。ケチな大家さんしか思いつかないわ」 「因みに、取手駅からなら、東武線の方が20円安いから、両国駅へ行くのが一番安い」 「はいはい」 「東京ソラマチで配っているファイル」 「はい、最初の写真がソラマチとツリーでした」 「これから川に沿って十間橋まで移動」 「はい……って、わざとらしい写真ですね」 「カメラにパノラマが付いていることに気付いたので、これ」 「十間橋で実験してます」 「逆さツリーとして人気の高いスポットじゃ」 「はい」 「さあ、十間橋からすぐの所にあるのが妙見山法性寺。江戸で妙見様と言えばここ。柳島の妙見様じゃ」 「由緒ある場所ですか」 「葛飾北斎が信仰していて、多くの作品を残している。事務所の二階にギャラリーがあって、様々な作品が展示されているぞ」 「へえ」 「落語の『中村仲蔵』でも、ここに参詣に来て役作りの工夫が付く」 「芸能に関わりが深かったんですねえ」 「関わりの深さを感じさせる近松門左衛門碑」 「どういう関係で」 「没後100年にひ孫が供養のために立てたそうじゃ」 「新しそうですが」 「昭和30年頃、碑の一部が発見され、先の事情が明らかになった。現在の碑は2006年に再建されたもの」 「なるほど」 「落語関係も盛り沢山。六世文治の碑」 「今度は落語家さんですね」 「大正4年建立。世話人として可楽、文楽、さん馬等の名が裏にある。三代目小三の 名に残る芝居噺や涼み台 という句も彫られている」 「へえ」 「こちらは昔はなし柳塚。梅若でお馴染みの木母寺にある三遊塚と並ぶものじゃろうが、裏がもう削れて文字が読めないが、社長、頭取などの役職が彫られている。三遊塚が明治22年とあるから、同じ頃と推察される」 「はい」 「さあ、ここからもう一度スカイツリーを見て……」 「わざとらしいね」 「これから両国に向かって歩きます」 「はい、次回に続く」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.04.19 19:56:43
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