カテゴリ:カテゴリ未分類
「ぢい散歩、竹橋の美術館を鑑賞し、これから東京駅まで歩きます」 「大変ですね」 「これは乾門脇にある像」 「どういう作品です」 「いや、どういうと言われましても……その……次行こう」 「いい加減なんだから」 「北詰御門から東宮御所に入ります。ここが今回のメイン」 「え、ここも……」 「こちらも前に天守閣から大奥辺りは紹介したので……」 「今日は何を紹介します」 「竹林……ここは何種類もの竹があって比較できるぞ。これは金明竹」 「落語にもありますね」 「かぐや姫が生まれたのがこれじゃな。銀明竹というのもあるのじゃなあ」 「へえ」 「こちらは模様が面白い」 「はい」 「こちらは石室。抜け穴だとか金蔵だとかいう説もあるが、大奥の御納戸の脇なので、非情の時に大奥の調度類を納めていたのではないかと推察される」 「へえ」 「内部は20平方メートル。伊豆石で作られている」 「よく作ってありますねえ」 「こちらはお昼に大砲を撃った、牛砲台跡地」 「ドンというやつですね」 「こちらは松の廊下跡」 「忠臣蔵の発端ですね」 「襖絵に、松と千鳥が描かれていた。畳敷きの立派な廊下で、江戸城内で二番目に長い廊下じゃった」 「へえ」 「中央の碑が松之大廊下跡と刻まれている」 「はい」 「富士見櫓。江戸城には19の櫓があったが、今残っているのは三つ。三階建てのものはここだけ。出光美術館のカフェから見えるのでお馴染みじゃな」 「今日、後で行きますね」 「さあ、東宮御所はここで折り返し」 「え、出光へ出ればすぐじゃないですか」 「ここは出入り出来ないのじゃ。ちょっと遠くまで行かないと出口はない」 「そうなんだ」 「ということで、次回も東宮御所の続き」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.10.21 05:08:57
コメント(0) | コメントを書く |
|