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「さあ、お待たせしました。銀杏の木」 「紅葉を求めてってタイトルを、ふと思い出したな」 「菊池寛実記念智美術館の庭じゃ」 「で、美術館は」 「こちら」 「建物を見せるだけか……そうなると思った」 「こちらが内部」 「どうでもいい写真ばかりだね」 「美術館は地下で、階段がいい感じ」 「はい」 「現代の名碗という展覧会。年明け5日まで御覧いただけます」 「大家さん、お碗は分からないでしょう」 「さっぱり……まあ、わしが見ていいと思うのはこれ」 「落ち着いた感じですね」 「全回報告した伊万里は絵付けが重要……ここでも色々装飾され、金銀が貼られたり、宝石のようなブツブツが付いていたりするものもあるが……なぜじゃろう、碗においてはあまり面白いと思えない」 「さあねえ……説明出来ないレベルの評論家ですからねえ」 「さて、歩いて3分、ホテルオークラの大倉集古館へ行こう」 「あれ……仁王像ですか」 「いつも建物ばかりじゃから、今回は変わったところを……」 「考えてますね」 「こちらがもう一体」 「ちょっと誉めると調子に乗るんだから……」 「描かれた都と題する展覧会」 「こちら15日まででございます」 「中国の古都、京都江戸の姿……これで東京があるとまた面白いじゃろう」 「はい」 「絵巻のような大作は見応えがあった。こちらは江戸の伊藤若冲の版画」 「しっとりとした感じですね」 「ということで、予定では次の永田町からホテルニューオータニへとハシゴするつもりだったが、スウェーデン大使館で時間を取ったので、今回は省略、一気に王子まで参ります」 「あら、早いこと……」 「ニューオータニ美術館は、次の機会ということで……実はすでに行ってしまいました」 「次回に続きます」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.12.14 05:53:19
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