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「ええ、まだ昨年のぢい散歩の報告が続いております」 「すごいねえ……」 「仕事で水戸へ行ったので、折角だからちょっと一回り」 「はい……」 「仕事場が水戸の県立図書館だったので、その裏の弘道館からスタートしよう」 「はい、写真は」 「八卦堂。空襲で焼けてしまい、昭和28年に再建したもの」 「こちらは神社ですか」 「弘道館裏に設けられている鹿島神社」 「へえ」 「伊勢神宮遷宮の折に分けたもので、建物は同じ造りになっているな。まあ、その他色々な歴史的資料もあるが、省略」 「適当だね」 「こちらが弘道館」 「あれ……」 「震災の修復がまだ終わらない。来年……いや、今年の梅の季節には本来の姿に戻れそうじゃ」 「大変だったんですねえ」 「中のお店」 「え……これは」 「木簡の版木じゃな。これに紙を乗せて印刷する」 「へえ」 「端の添え木を作ってもらったそうじゃが、時代が古くなると木も劣化する」 「大変なんですねえ」 「印刷するとこうなる」 「あ、すごい」 「見事な隷書じゃが、木目がはっきりしているのは、時代と共に痛んでいるのが分かるな」 「なるほど」 「こちらは水戸光圀公の書をそのまま彫ったもの。弘道館で学ぶ人達がお手本としていただいのじゃろうか」 「印刷の技術が大変だったんでしょう」 「色々紹介したいところじゃが、割愛して、駅の方へ戻ろう」 「はい」 「駅からすぐの場所……これもお馴染み、光圀公生誕の地」 「左の円柱にそのことが彫られています」 「こちらが光圀公」 「はい」 「ついでだから、駅前の光圀公」 「助さん、格さんもいますね」 「安っぽいなあ……何が面白いのじゃ」 「大家さん、写真撮ってるじゃない」 「あ、次行こう」 「はい、次は」 「次回のお楽しみ」 「あれ……続く」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.01.07 20:37:25
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