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「ぢい散歩、京都に参りました」 「今日はどちらへ」 「ちょうど立春でしかも午の日、初午といってお稲荷さんに参拝しなければならないのじゃ」 「へえ」 「ということで、伏見稲荷へ参りました」 「そういう日なら人も多いかと思いましたが、さほどでもないですね」 「実は広いから散らばっただけ。大変な人出だったのじゃ」 「へえ」 「お狐様」 「お稲荷さんのお使いですね」 「これも」 「りりしいね」 「こちらも」 「狐ばっかりかよ」 「こちらの名物は千本稲荷」 「はい、くぐって進みます」 「右折する道」 「はい」 「今度は左折」 「同じじゃないですか」 「そうじゃったな。写真を反転すれば、1枚ですんだ」 「しょうがないね」 「こちらは伏見稲荷の境内にある別の神社、東丸神社。江戸の国学者、荷田春満(かだのあずままろ)が祀られている」 「学問の神様ですか」 「ご覧の通り、絵馬と千羽鶴が」 「沢山ありますね」 「こちらはJR伏見駅にあるランプ小屋。明治12(1879)年、騎射の照明に使ったランプと灯油を保存していた。旧国鉄が使った建物で最も古いもの」 「へえ」 「16坪で、当時の時刻表や運賃表を展示しているが、今日はとにかく初午で大変だから見学は省略」 「はい。それほど混んでいなかったと思いますがねえ」 「いやいや、ご覧の通り」 「わ、すごい」 「電車が来ると人が押し寄せる。駅を出て横断歩道を渡るから、混雑すると改札まで塞いで……結局奥まで人の列」 「大変だあ」 「わしはバスで来た。その方が値段が高いのじゃが、わしは1日パスなので」 「はい」 「最後に、駅前にあるお狐様」 「結局最後も狐なのね」 「次回に続く」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.02.17 05:17:30
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