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「さあ、ぢい散歩、記念すべき今年の第20回」 「どちらへ」 「初めてのコース、田園都市線の散策です」 「はい、まずは……道ですか」 「世田谷、用賀駅じゃ。百人一首の歌が書かれている。 ♪春の夜の~……夢ばかりなる手枕にぃぃ……」 「歌わなくていいの」 「こちらも道」 「水をデザインしているんですね」 「これも道端の鬼瓦」 「何か色々とありますね」 「さあ、こうして到着」 「あれ……これは彫刻ですか」 「はい、世田谷美術館。この庭に色々な彫刻がございます」 「いいですねえ」 「さあ、特別展はお馴染みの岸田吟香・劉生・麗子展。三代にわたる作品で、お馴染みの麗子像と、麗子の描いた父親像など、見比べるだけでも楽しい」 「面白い企画ですね」 「常設展も面白かった。世田谷の文人たちと題して、地域にかかわった人々」 「はい」 「文人たちの書と画のコラボは必見。小川芋銭や谷文晁はいい絵を描くねえ」 「独自の世界を持っていますからねえ」 「俳人碧悟桐との共作もあって、これは文学好きな人には見逃せない」 「はい」 「大山魯牛(雅堂)の作品も」 「いいですねえ」 「常設展の方は4月20日までやっています」 「はい、特別展は終わりました」 「さあ、もう一つの見どころはこちら」 「着物ですが……すごい柄ですね」 「6月末からこちらでボストン美術館の華麗なるジャポニスム展が開催される」 「あ、同じ着物だ」 「本物をすでに展示してあるのだ」 「はい、面白かったですね」 「表では花見の会、色々な屋台も出ていて楽しかった」 「これもお楽しみでした」 「次回はまた移動致します」 「続く」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.04.14 05:20:42
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