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「さて、日本が破綻しそだということは前日説明した」
「これを避けるには、どうすればいいんです」 「選挙で安倍政権は過半数といわず、圧倒的多数で勝ってもらわなければならない」 「え……」 「金融緩和を始めて経済を立て直そうとしているが、すでに手遅れかも知れないのじゃ」 「手遅れって……」 「すぐにも破綻しそうなのじゃ。日本の財政破綻に対して、アベノミクスは治療ではなく延命策を取っているのだ。一度あのようなカンフル剤を打った以上、続けなければならない」 「やめたら死ぬんですか」 「デフレ対策や経済回復はもう不可能になった。しかし、ここで薬の投入をやめると日本は死ぬのじゃ。もう取り返しがつかなくしてしまった以上、無茶苦茶な経済対策を続け、金融緩和を更に進めるしかない」 「とんでもないですね」 「そうでないと今すぐにも経営破綻で日本はつぶれる。それを先延ばしするのがアベノミクスなのじゃ」 「他に手はないんですか」 「野党は何も出してこないからなあ」 「ひどいね」 「アベノミクスが成功したら、物価が2%、名目上の成長率が3%と目標に達したら、金利が上がる。金利が上がれば金融機関が買っている国債を買えなくなる。買えなくなると売り上げがないのに国債の利払いだけが増えて、財政が圧迫される。すでに国債のほとんどを日銀で買うというおかしなことになっていることが証明している」 「確かに」 「そのための消費税10%なのじゃ。福祉といいながら、他にも回せることになっている。実はこういう計算をすれば、誰でも福祉に回す余裕がないことは分かる。消費税を上げると言い切ったが、上げなければどうにもならない」 「じゃあ、なぜ先延ばししたんです」 「選挙でいい印象を出すためじゃろうなあ」 「本当ですか」 「証拠としてあげれば、幼稚園や保育園の無償化を公約にしていたが、取りやめになった。理由はわずか240億円の予算がないのだ。因みに今回の選挙の費用として出した予算は631億円」 「あれ……どっから出るんでしょう」 「さて、消費税を上げるが、上がれば消費が落ち込むのは今年証明済み。金融緩和をやりながら、税を上げるのは矛盾しているが、実は金利上昇を抑える目的であれば全てつじつまが合う。何が何でも10%に上げるのは、金利を抑えるためなのじゃ」 「大変だあ」 「とりあえずお金があるのをばら撒いて、財政破綻を先送りにできたが、次はどうするのか」 「どうするんです」 「破綻させないためには、金利が上がってはならない。金利を上げないためには、景気が回復してはならない。景気を上げないためには……アベノミクスに頼るしかないのだ」 「ううん、そうなると、安倍政権が負けると、すぐに日本の国が経営破綻する。アベノミクスなら先延ばしに出来る」 「だから頑張ってもらわないと……」 「大家さんは自民党に入れるんですね」 「誰が入れるか」 「あれ……」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.11.30 06:16:17
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