名作落語大全集

「さて、元気だったころの思い出……」
「変なの」
「まずは両国、江戸東京博物館から」
「参りましょう……ちょうど桜の時期ですね」

「リニュアールして、無料開放日だったのでこの混雑」
「へえ」
「並んで入ったことなんてないよ……下の特別展でも」
「図々しさも影響しております」

「長屋の雰囲気が変わったよ」
「はい」

「井戸とお稲荷さん」
「井戸って……桶が綺麗ですねえ」

「お寿司屋さんの店先。一つ８文で売っていた。ちょっと贅沢品」
「はい」
「ただ、写真のものはちょっと近代的。江戸のものとはちょいと違うなあ」
「へえ」

「魚屋の天秤」
「これも新しく東欧したもの」

「今回の特別展江戸名所百景展」
「いいですねえ」
「日本橋、越後屋からの富士」
「これは有名ですね」

「こちらはこれから行く深川万年橋。亀は万年で、８月１０日に放生会が行われた」
「はい、いつも通る橋ですね」
「ということで、次行こう」
「軽いね」