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「いやあ、本当に馬鹿じゃなあ」
「国立競技場ですか。選ばれた設計案を白紙に戻すそうですね。無駄遣いだというのに応える形ですね」 「なぜここまで掛かるのじゃ。もっと早く変えていればいいのに」 「ああ、総理の決断の遅さですか」 「それもそうじゃな……この問題は何が問題かというと……」 「ややこしい」 「誰が責任者なのじゃ」 「え……モリ元総理って人が全ての責任者でしょう」 「しかし、モリは選んだのもお金の計算も建築士の責任だと言い、なぜ隠れているのかって批判していたじゃないか。この時のモリの話は笑えるぞ。 ラグビーに間に合わせると伝える新聞テレビは、自分を悪者にしようとする意図が見え見え。 お金が掛かるのを、自分がここに加わったから2千億円も節約できたのだ。 自分はボランティアでやっていて、雀の涙ほどの議員年金も自分の手にはしていない」 「え、じゃあ、年金はどうなっているんです」 「奥さんに全額渡しているそうじゃ」 「あれ……」 「笑えるじゃろう。それで五輪をやった後何十年先を考えると遺産として貴重だ。わしは負の遺産だと思う。こんなバカな物を作ったという……」 「ねえ、まだ景気だってよくないし……」 「いや、モリさんはアベノミクスで景気が良くなった、その象徴にもなると言っている。更に世界に日本の技術を見せるのに素晴らしいデザインで、一度決めたのを変えるのは日本の国そのものの信用問題」 「色々言っていますね」 「火曜日……って、この日付じゃが、その時に素晴らしいデザインだから選んだと言っているじゃろう」 「はい」 「それで金曜日にアベが見直しを決めると、モリはこのデザインはひどいと思っていたんだと」 「ははは」 「まあ、そういういい加減なところが、総理時代からのモリのイメージじゃ」 「あらら」 「さて、問題は誰が責任者なのかということじゃな」 「へ……」 「国立だから国でやるのでアベか。文科省だから文科大臣なのか。五輪を招致した東京都なのか……」 「ねえ」 「無責任極まりない。大事なところはぼかしておくというのは、今の政府のやり方じゃな」 「あらら」 「今朝も自民党議員が来ていたが、その答えで笑ったのは、 韓国が徴兵制を取っているのは隣に危険な国があり、事実上の戦争状態が続いているから。 これに対し、日本は海に囲まれて安全であるから、徴兵制になるなんてあり得ない。 と説明した。続いての説明は、 戦争法案などというバカな人がいるが、平和法案と言ってもらいたい。 これがあることで、他国からの攻撃を抑止し、今よりも平和になるのだ。 今は危険だということじゃろうか……それを突っ込まれると、 領土問題など、日本の周辺は明らかな危険があるのだから、これに対処できる法案として相手をけん制できる。 ほら、分かるか」 「韓国との対比が明らかに矛盾していますね」 「それで、質問に対してはずらして答えてはっきりとは答えない。アベと全く同じじゃないか。はぐらかすのは上手だが、はっきりしたことは何も答えない。それで時間をつぶしたから、十分に議論を尽くしたと言うのじゃ」 「説明不足は認めましたね」 「それならなぜ強硬採決をしたのじゃ。それから説明するって、国民はどう説明されても選択の余地はなくなるのじゃぞ」 「そうですねえ」 「まあ、何度も言うが、アベはそういう人間だということは、首相になる前から分かっていたじゃないか。それを選んだのは我々国民。戦争が出来る国にしたいのも、今に始まったことではない。今になって戦争反対を訴えても、この独裁政権を選んだのは我々だから、手遅れなのじゃ」 「ようするに結論は」 「自分が1票入れたって変わらないから……などとほざいている若者よ。君たちがNOに入れるべきだったのだよ。全ての責任は我々日本国民にある。徴兵制になっても仕方がないのだという自覚を持つことじゃ」 「ひどい……大家さんだって1票持っているでしょう」 「もう年じゃから、日本の滅びる姿は見なくてすむじゃろう」 「大家さん、最低ですね」 「そうほめるな」 「ほめていないって」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.07.17 16:36:19
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