名作落語大全集

「さあ、札幌へ向けて出発」
「バス移動ですね」
「この日はホテルから滝まで５７キロ、旭山動物園まで６２キロ、JTの木まで２８キロ、富良野まで２２キロ、この岩見沢まで７７キロ、札幌のホテルまで４４キロということで、合計２９０キロ」
「すごいね」
「ということで札幌へ」
「ここはどうでもいいんですね」

「夕食は、ビール工場へ行ってジンギスカンという予定をしていたが、毎日夕食に出たので中止。それでもという皆さんには、キリンとサッポロの工場をご紹介致しました」
「割引券付です」
「で、大家さんは」
「山の猿というお店で、ザンギという鳥のから揚げなど、北海道名物を……」
「いいねえ」

「とんぺい焼きというお好み焼き」
「おいしそう」

「夜の大通り公園」
「いいですねえ」

「さあ、翌日の朝食じゃ」
「あれ……早いね」

「朝のお散歩は東本願寺さんへ」
「またお寺めぐりですか」

「わしの家がお東さんなのじゃ」
「はい」

「ついでに、北の本願寺さん。函館の大屋根をおまけで」
「すごいですね……でもどうでもいいなあ」
「ということで、もう少しお散歩しましょう」
「はい、続く」