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「政治の世界は甘りなあ」
「洒落ですか」 「何もやましいところはないらしいが」 「でも辞任するんですね」 「笑える台詞があるぞ。 私の政治家としての生き様に反する。 本日ここに閣僚としての職を辞することを表明する。 だとさ」 「笑えますか」 「大笑いじゃな。 政治家としての生き様に反するのなら、政治家を辞めるのじゃろう。閣僚を辞めたらそれですむというのは、何と甘り生き様じゃろう」 「ああ、確かにね」 「国民に対して申し訳ないのであればやはり議員辞職じゃないか。党や政府に対して申し訳ないので、閣僚は辞める……今までと同じ」 「本当に甘々ですね」 「それにも言い訳めいて、ちゃんと政治資金に記録はしてある。毎日新聞では秘書が菓子折りの中にのし袋とか」 「時代劇ですね」 「お主も悪よのう」 「いえ、お大臣様ほどでは」 「結局秘書のせいにしているのもねえ」 「悪いことはしていないけれど、大臣を辞任するというのも訳が分かりませんね」 「それが政治の世界。ワシントンと桜の木なのじゃな」 「え、何ですそれ」 「知らんのか……今日はもう酒を飲み始めるので、また明日」 「続くの」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.01.28 19:22:00
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