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先日、ビジネスセミナーに行ってきた。
約600人の座席は満席。会社経営や人事関係を扱う人を中心に、男性が約7-8割、他に管理職や人事関係に携わる女性、学生などもたくさんきていた。 当日は3人の講師がプレゼンテーションをし、最後に3人が対談する形だった。どの講義も良かったが、一番印象に残ったのは最初の講師の方だった。 大手広告代理店の人事を10数年勤めた後に、4年前に人事関係のコンサルティング会社を立ち上げ、運営しながら執筆活動などもしているという。笑いを取りながらテンポ良く話をすすめて行くその巧みさ、聴講者に実際に体験してもらってイメージをつかませるなど、話の内容がとてもよく伝わってきた。 私がつかんだ要旨とは: 変えられるもの→思考、行動、自分、未来 変えられないもの→感情、生理反応、他人、過去 多くの人が変えられないものに対して執着している、とのこと。それでネガティブになってしまい、モチベーション・クライシスに陥ってしまうのですね。。 (1) 実際に初対面の人と2人組になり、次のテストをした。 「さぁ、相手の人を今からすぐに、心から愛してください!」 (できない)感情 「今から目をつぶって風船を頭に思い浮かべながら、手を叩いてください」 (これはすぐできる)思考、行動 (相手にこぶしを握ってもらい、力を入れてもらう) 「相手のこぶしを開いてください」 (できない)他人の行動 この後の講師の言葉が印象的だった。「私達は、他人の握りこぶし一つ開かせることができないんですよ」 そして、自分の所有の概念を変えて、相手を変えない、というアドバイスを頂いた。 たとえて、長く付き合える親友はお互いに許せるところとある程度の距離を保てるから続いていけるのだと言う。 途中でご縁を切ってしまったり、関係がおかしくなった原因は、「相手を支配、所有」しようとする欲求が出たためだそうだ。 お互いを尊重することが必要だということだろう。そのためには、個々の精神的な自立が不可欠なのだと思った。 権威主義で他人を上から押し付ける方法は「北風マネジメント」と言っていたが、一番のストレスになり、良くない方法だと言う。 職場においても、サークル活動、友人、恋人などにおいても(夫婦でもそうかな?結婚したことないからわかんないです)、 精神的に自立せず、相手に依存して(頼りすぎてしまって)、相手に自分の意見や要求を押し付けてしまうがゆえに 悪化している関係を今までどれだけたくさん見てきたことだろう。 要は、自分の人生を自分で豊かに育てることが大切なんですね、きっと。 ビジネス、知識、教養、趣味、センス、外見など、自分を充実させることがいいみたいですね。 自分の人生が殺伐としていたら、周りの人達と上手くやるのってむずかしいものね。 (2) 「アポイントに遅れそうなのに、バスがこない」というケースを想像した。 大抵の人はここでいらいらとし、バスがくる方向をバスがくるまでずっと見つめたりするそうだ。 しかし、バスの時刻は変えられない。 そこでどうするか。 正解は、素早くアポイント先に遅れる旨の電話を入れ、バスが来るまでの時間を有効に使う。ためになる読書をするとか、今日使う書類をもう一度見なおすとか。 あと、感情が高ぶった時の一番の治療法は、ただ歩いたり、頭を使わない単純作業を淡々とやったりするなどすると、落ち着いて効果的だそうである。 (関連文献:『モチベーション・マネジメント』PHP研究所 小笹芳央氏 著) ps ここで、(セミナーとは全く関係ないが)シューベルトの妻を思い出した。 彼女のストレス解消法は散歩だったという。 恋人ブラームスとの関係に悩んだ時も、とにかく歩いて苦しみや悲しみの感情を解消(?!)していたらしい。 恋愛に悩んだ時などにも効果的だということですねきっと、はい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 11, 2004 01:30:44 PM
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